点検ブログ

  • 【床鳴り】9月14日(日) 定期点検1年目(富山市婦中町W邸)

    Q 以前、リビングで床鳴りがあった。自分で直せるのか?
    A 現状を確認。床下にある床を支えている鋼製束を調整すれば、お客様ご自身でも直すことは可能ですが、周囲の束との関係もあるので、他の部分の床も鳴ってしまうこともあります。
    06_W_床鳴り_01

    床鳴りの現象は、梅雨時の湿度の高い時期や冬時の乾燥によって木部が伸縮(木痩せ/木内部の水分のの放出による収縮)などが原因で土台が伸縮し、鋼製束の受けとの間に隙間が生じることで発生します。
    床鳴りがする時は、床が下がっている状態なので、束を上げてやります。

    これが床下で支えている鋼製束です。
    (フクビ化学工業㈱より抜粋/http://www.fukuvi.co.jp/product/045.php)
    06_W_床鳴り_0206_W_床鳴り_03

    では、具体的な調整方法です。
    (三洋工業㈱より抜粋/http://www.sanyo-industries.co.jp/shouhin/sho1502/sho15021.html)
    床下に入ると900mmピッチに鋼製束があります。
    ①巾の調整ができるモンキーレンチでAとBを時計の反対側に回して緩めます。
    ②Cを時計回しにすると上がるので、微調整しながら鳴らなくなったらAとBを締めて完了です。
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    この作業は、二人ペアになって、床上からは床鳴りの確認、床下では、鋼製束を調整するようにしたほうが良いですね。一人では難しいかも・・・。