点検ブログ

  • 【結露しやすい環境】2014年3月19日(水)お家の点検2年目(富山市I邸)

    結露についてお聞きすると、寝室のサッシ下部の辺りに結露が多く発生しているとのこと。一般的なご家庭でも寝室のサッシには結露が発生しやすい(就寝時の呼吸による水蒸気放出と室温の低下等)のですが、もう少し掘り下げてお聞きすると、今は空気が乾燥している季節なせいか、加湿器を点けておられるご様子でした。

    [寝室/東側]

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    お客様はサッシが複合ガラス(ペアガラス)だと「結露が発生しない」と思われていたので、「結露しないではなく、結露しにくい」ことを他の点検現場の事例(室内環境)を交えて改めて紹介。加湿器を点けると室内の水蒸気量が増加します。室温が下がると換気や除湿をしない場合は湿度が上がって、厚手のカーテンを閉める夜は、サッシとカーテンとの間の気温が特に下がる傾向(室内の対流外)にあるので結露化しやすくなります。

    サッシに結露が発生してしまうのは嫌だと思いますが、ご家族の健康を考えると加湿器の使用は仕方の無いことかもしれません。

    [寝室/加湿器]      [LDK/加湿器]

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    お客様宅は第3種換気システムになっています。各々の部屋に設置してある排気口(換気扇)は全てONの状態でした。空気の流れが良かったのは通気・換気に気を配っておられることもあると思われます。

    [洗面脱衣室]       [1階トイレ]        [2階トイレ]

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