点検ブログ

  • 【外壁塗膜の劣化等】2014年11月11日(火)お家の点検10年目(富山市M邸)

    外壁の表面を試しに手で擦ってみると、指先に白い塗料の粒子が付着しました。新築当時の塗装は汚れが付きにくい「ブリードプライマ」を採用していましたが、約10年が経過して塗装が太陽の紫外線等によって劣化したものと思われます。お客様も劣化については理解されていました。

    また、外壁の塗装に少し剥がれがあったので、将来的に外装補修を検討して頂くようお願いしました。

    [建物後面/東側]

    04_KM10_外壁塗装_01 04_KM10_外壁塗装_02 04_KM10_外壁塗装_03

    また、北側は日当たりが悪く外壁が乾きにくい環境のせいか、黒いカビ等で汚れていましたが、南側は対照的にキレイな状態を保っていました。

    [建物左面/北側]     [建物右面/南側]

    04_KM10_外壁塗装_04 04_KM10_外壁塗装_05

  • 【玄関ドアの開閉】2014年11月11日(火)お家の点検10年目(富山市M邸)

    玄関ドアを閉める時、思いっきり「バタン」と強く閉まる状態。お客様は日常的に「今みたいに閉まるのが自然・普通」と感じておられましたが・・・

    05_KM10_玄関ドアの開閉_01 05_KM10_玄関ドアの開閉_02

    ドアが閉まる第2軌道・閉まる手前で「パッタン」とゆっくり閉まる(ケガ防止)のが良いと助言すると納得しておられました。ドライバーを使って数ミリ単位でツマミを回すことで簡単に補正できることを実演。今回の補正成果がずっと続く訳ではなく、使い勝手や気候の変化等によっても速さが変わることもあります。

    05_KM10_玄関ドアの開閉_03 05_KM10_玄関ドアの開閉_04

  • 【勝手口ドアノブのはずれ】2014年11月11日(火)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 勝手口のドアノブがはずれてしまった。ワンコを外に出すときに足を地面に着けないでノブに体重をかけて開閉していたことが原因かも・・・(汗)

    A 現状を確認。プラスチック製のノブの接続部分の穴が壊れている状態でした。

    [キッチン]

    06_KM10_勝手口ドアノブのはずれ_01 06_KM10_勝手口ドアノブのはずれ_02

    後日、補修(有償)することになりました。

    06_KM10_勝手口ドアノブのはずれ_03 06_KM10_勝手口ドアノブのはずれ_04

  • 【開き戸の下がり】2014年11月11日(火)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 開き戸が下がっているせいか、扉が開閉しにくいこともある。

    Q 現状を確認。ガラスが入ったオシャレな扉仕様です。ガラスの重量によって戸先が下がる傾向もあります。

    [LDK]

    08_KM10_開き戸の下がり_01 08_KM10_開き戸の下がり_02

    丁番近くから戸先に行くにしたがって底部の隙間(扉と床の間隔)が狭くなっている状態。

    扉の下がりもありますが、床が少し盛り上がっているとも考えられます。

    08_KM10_開き戸の下がり_03 08_KM10_開き戸の下がり_04

    まずは下の丁番のカバーを外して上下に扉の高さを調整できるネジ回し。次に扉の奥行き(前後・左右)を変更できる上の丁番にある固定ビスを補正。

    08_KM10_開き戸の下がり_05 08_KM10_開き戸の下がり_06

    扉の傾きを補正する時、扉の水平さを保つ為に片手で扉を持ち上げながら、もう一方でドライバーを回す必要があります。今回の扉はガラスが入って重いので、中谷が戸先を持ち上げてフォローしています。

    08_KM10_開き戸の下がり_07 08_KM10_開き戸の下がり_08

    上の丁番の位置を少し奥(ドア枠側)に移動すると、戸先を少しでも上げられるようになると判断。そこで、丁番自身の位置を移動させる為に重い扉をいったん取り外しました。

    08_KM10_開き戸の下がり_09 08_KM10_開き戸の下がり_10

    ノミとカナヅチで丁番をはめ込んでいる型を少し深く削ることになりました。

    08_KM10_開き戸の下がり_11 08_KM10_開き戸の下がり_12

    少し深く掘って、改めて丁番を型に取りつけ。

    08_KM10_開き戸の下がり_13 08_KM10_開き戸の下がり_14 08_KM10_開き戸の下がり_15

    試行錯誤したのですが、劇的な改善にはならなかったのが残念です。将来的に同様の現象(床との引っ掛かり)が発生した場合は「扉の底部を切る・削る」方法になると思われます。

    08_KM10_開き戸の下がり_16 08_KM10_開き戸の下がり_17

  • 【トイレ床材の黒ずみ】2014年11月11日(火)お家の点検10年目(富山市M邸)

    床材は木製フローリング仕様。1階は特に床材の変色・黒ずみ現象は見受けられませんでした。

    [1階]

    12_KM10_トイレ床材_01 12_KM10_トイレ床材_02

    一方、2階トイレでは便器前面の床材が黒く変色。梅雨や冬の暖房時、便器周りに発生しやすい結露水が拭かれずにそのままになって、便器の底部(丸みの部分)と床材同士の間にあった結露水が床同士の間にしみ込んだと思われます。今回の10年目点検では便器内部の汚れ落としはもちろんですが、外部の結露拭きも必要になること、「便器は結露すること」を改めて事例紹介。お客様は「初めて知った・・・前もって教えてもらってなかった・・・」と非常に残念がっておられました。

    [2階]

    12_KM10_トイレ床材_03 12_KM10_トイレ床材_04

    お客様宅の訪問検査は1年目点検のあとの2年目と5年目はお客様のご都合で実施されず、今回の10年目点検までの空白期間がありました。弊社・点検スタッフも1年目点検当時に今回のように起こり得る現象を説明していれば・・・と、反省しています。

    今から約10年前の点検品質は近年の点検スタイルと比べると、当時の配慮が足りなかったと思われます。こうして10年目点検を継続的に実施してようになって初めて1年目点検での配慮にも真実味が出てきますし、お客様に具体的な提案もできたのかもしれません。