点検ブログ

  • 【お客様アンケートで聞けていないことをお聞きします】2015年3月20日(金)お家の点検5年目(富山市S邸)

    お客様にアンケートをお願いしました。用紙に記入されていないことは口頭で聞いています。

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    Q 中田工務店を選んだワケは?・・・通りすがりに立ち寄った。

    Q 住まいになってからの感想は?・・・まずまず快適です。

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    Q 蓄暖を点けていても冬は寒い?

    LDKに蓄暖があるのですが、エアコンも点けておられるご様子。吹き抜けは暖房効率が非常に悪いという感想を頂きました。一概に「吹き抜けが悪い」とは言えないのですが、蓄暖の容量不足や設定温度、体感温度の差などがあると思われます。

    [LDK]

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    Q 窓に目隠しを付けてみたが・・

    2年目点検では「隣家の2階からキッチンの窓を通して室内が見えてしまう」という感想があったので、点検後のフォローでカーテン等の見積書を提示していましたが、ブラインドウだと開閉時のヒモの位置が嫌だったり、フィルムを貼ると景色が見えなくなる等の理由で却下されていたようです。

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    今回の5年目点検ではお客様が100均ショップで「貼る飾り」を購入されたご様子。なかなかセンスが良いです。室内が少し暗くなりましたが、プライバシーの保護やインテリア等を考えると、メリットが大きいと思われます。

    和室のサッシのブラインドウを上げてみると、白木の枠材が少し変色している状態でした。住み始めて1年目で何らかの理由で結露していたようで、発見が遅れて拭いていなかったことで起こったようです。室内干し等が原因だったのかもしれません。

    [和室]

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    Q 子供部屋に入ると目がチカチカすることもある。24時間換気を点けているのに・・・

    壁クロスの糊などホルムアルデヒド等の有害物質の量は昔に比べてかなり低くなっていますが、窓を閉めっ放しの状態で換気システムだけに頼るのは大きな空気の流れがなく室内の空気が滞留することも。また、有害物質はお家を構成する部材等だけでなく、家具等にも含まれていることもあります。

    [2階居室]

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    直射日光による化学変化は起こり得る現象ですが、「窓を開けての換気」がほとんどなく、窓を閉めっ放しにすると、空気がよどんでしまうこともあります。日頃から窓を開ける習慣を持って頂き、2箇所(空気の入口と出口)を開けて換気して頂くよう、もしも防犯上の心配がある場合はサッシにかませるグッズが販売されているので探してみることもお勧めしました。

  • 【床がきしむ】2015年3月20日(金)お家の点検5年目(富山市S邸)

    Q 床がミシミシときしむことがある。

    蓄暖を点けることで過乾燥になる傾向があります。木部が強制的に乾燥すると床材の基材に隙間が発生し、上から体重がかかると隙間部分が擦れて音が鳴ることもあります。蓄暖を使用しない時期や天候等で床がきしみにくい時期もあるので、木の特徴(調湿機能)という起こり得る現象を説明して理解して頂きました。

    [LDK]

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  • 【お客様アンケートでお客様に現状をお聞きしました】2015年3月18日(水)お家の点検5年目(高岡市A邸)

    お客様にアンケートをお願いしました。

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    Q 寝室の結露が気になる

    サッシ仕様はアルミ複層ガラスと思われます。白いレースのカーテンにはサッシに付着した結露の影響で黒いカビが発生していました。寝室は睡眠中の呼吸による水蒸気の放出と室温の低下等により結露が起こりやすい現象(サッシの仕様等による)になります。そこで日頃の拭き掃除をお願いしました。

    また、サッシ枠のゴム部分にこびり付いたカビを落とす方法として、カビ取り薬剤をティッシュ等に含ませて数時間漬け置きしてから拭き掃除して頂くようお願いしました。

    [2階寝室/南側]

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    Q サッシのレールに溜まっている黒い塊は何だろう?

    手に取って確認すると、何らかの理由で室内に入っていた泥にコケが生えているようでした。外構が泥であったり、近くに田畑がある場合は風によって泥などが飛ばされて次第に溜まって湿度を帯びてくることでコケが生えてくる一連の流れを説明して理解して頂きました。

    [2階居室/北側]

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    Q 冬は暖かくてとても良いかも?

    LDKには蓄暖があります。点けているとエアコンや石油ストーブ以上に暖かいようです。冬場は洗濯物が乾きにくい季節なので、暖かくて過乾燥の傾向のあるLDKで洗濯物を干しておられるご様子。

    [LDK]

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    LDKのサッシ枠は定期的にお掃除されているせいか、それほど目立った汚れは見受けられませんでしたが、小さな黒カビが発生している跡もありました。室内干しによる室内水蒸気量の増加(水分が洗濯物から室内に移動)と室温の低下での結露化と思われます。

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    一方、和室は続き間ではなく独立している間取り。サッシ枠には結露跡が目立っていません。

    [和室]

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    また、リビング階段は引き戸で仕切られています。閉めっ放しの場合は室内干しによる高温多湿な空気が1階に滞留しますが、扉を開けると2階に移動(寒気と暖気の空気の対流)するので、2階のサッシ等に結露が発生しやすくなっている環境と考えられます。

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    Q 蛍光灯を取り替えるにはどうしたら良いのか?

    実際に照明器具のカバーを取り外して、カバーの内側がバネで固定されている仕組みを見て頂きました。

    お客様宅の照明器具の蛍光灯は細い製品なので、買い換える際には蛍光灯を取り外してホームセンターに持参して同型を探して頂くようお願いしました。

    [LDK]

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  • 【蓄暖の使用頻度】2014年9月18日(木)お家の点検10年目(高岡市T邸)

    ここ10年間を振り返ってのご感想。ダイニングにある大容量の蓄暖を点けると家中が非常に暖かいそうです。そのせいか、リビングにある蓄暖はほとんど点ける必要が無いようです・・・(汗)
    [ダイニング]       [リビング]
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    ダイニングの大型の蓄暖は左右の空きスペースが広めで機械の背面に溜まったホコリが取りやすいそうですが、リビングにある蓄暖は収納スペースにピッタリなのは良いが、掃除しにくい欠点があった(笑)・・・とお客様。
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  • 【高級感のある輸入木製サッシ仕様/暖房対策】2014年5月30日(金)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    お客様宅のサッシは輸入木製サッシでペアガラスの間にはアルゴンガスが封入されている仕様です。

    建築当時は非常に珍しく稀少価値のあるサッシでした。今も特に結露跡は見受けられませんでした。

    [リビング]

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     [ダイニング]

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     お客様宅の暖房設備は蓄暖とエアコンとなっています。お話をお聞きすると「今はダイニングに1台だけの設置だが、リビングにもう1台欲しかった」とのこと。間取りや蓄暖の出力にもよるのですが、1台だけでは寒かったようですね。

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     冬の間は2階から冷気が降りてくる(1階の暖気が逃げていく)そうで、突っ張り棒を取り付けて厚手のカーテンを引いておられるご様子。

    [階段口]

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  • 【結露の跡】2014年5月17日(土)お家の点検5年目(滑川市O邸)

    結露跡を検査。お客様にお聞きすると、冬場は結露が発生していたとのことでした。

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     寒い冬場に使われる暖房設備のエアコンや石油ファンヒーター。生活環境等によって器具の選択肢は様々です。石油ファンヒーターは手軽で安価ですが、「灯油が1ℓ燃焼することで約1ℓの水が発生すること(灯油を補充したときの灯油の量が燃焼によってほとんど水に変わること)、室温は他の暖房器具に比べると上がりにくいことで水蒸気が飽和状態・結露になりやすい」等があります。このように室内の燃焼で生じた水蒸気は結露の原因になりやすいのですが、このような事例はあまり知られていないようです。

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     また、天候が良い日は洗濯物を屋外に干されますが、冬場や梅雨で洗濯物が乾きにくい時期は、一般的に除湿機のあるサンルームや暖かなLDKで干されますし、テレビ等では室内干しに関するアイテムも数多く紹介されています。

    [ベランダ/南側]     [洗面脱衣室/南側]

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     「ペアガラスは結露しにくい」ということ。お家の立地環境や積雪の度合い、枠材の仕様(価格)等によっても違うこともあります。「あの家はこうだけど、ウチはどうしてなん?」等々、お友達のお家と比較されることもありますが、お家ごとに起こり得る現象は生活スタイルによっても異なってきます。

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     洗濯物については「干せる・乾く」ということは室内に水分が放出・移動しただけであり、これを排出・除湿しないと室温の低下につれて結露化するという仕組みを説明、他の点検現場での事例を紹介。

  • 【床暖房設備/リンナイ温水床暖房】2014年5月10日(土)お家の点検5年目(富山市K邸)

    お客様宅のLDKはリンナイ製のガス温水式床暖房。熱源機で加熱した床暖房用の専用ポンプでLDKの床暖房に循環させて熱利用しています。

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    ガス温水式床暖房のメリット(http://rinnai.jp/products/living/floor_heater/flh_hw_point)より引用

    ① 室内で燃焼しないので空気がクリーン(一般的な床暖房と同じ)

    ② 低温やけどの心配が少ない

     → 電気ヒーター式の場合、床に体や座布団などで接している面に熱がこもり低温やけどを起こす

       ことも。ガス温水式は42℃以上にならない為、低温やけどの心配がほとんどないとのこと。

    ③ 温水循環で経済的

     → 必要に応じてガスを燃焼させてお湯を一定温度に保ちながら循環活用する為、ガス料金がお得。

       スイッチをオフにしても余熱が床面温度にある為、ランニングコストが抑えられるとのこと。

    ④ 立ち上がりが早い

     → 定常時より高い温水を流す、ガス温水式床暖房のホットダッシュ機能で運転開始後の立ち上がり

       時間は「床ほっとEシリーズ」では約45分。立ち上がりに時間がかかる電気式に比べて無駄な

       エネルギー消費を抑え、スピーディーに設定温度に達するとのこと。

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  • 【クッションフロアのふやけ・膨らみ】2014年3月29日(土)お家の点検2年目(富山市H邸)

    Q クッションフロアが少し膨らんできた。

    A 現状を確認。浴室が横にあって、室内にはドラム式の洗濯乾燥機、そして床暖房の暖気で洗濯物を

    乾かしておられるご様子。

    [洗面脱衣室]

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    空気清浄機はあるのですが、除湿機が無い状態。換気扇は風呂上り後の約2時間だけ回しておられるご様子。洗濯物が乾くということは衣類にしみ込んでいる水分が水蒸気になって室内に放出されるだけで室内全体を除湿・換気しないと、水蒸気は室内外を漂って結露化しやすくなると思われます。

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    換気や除湿の必要性を他の点検現場での事例を引用して紹介しました。

     

    [結露]

    床暖房は寒い時期には一日中点けっ放しとのことです。サッシ枠にはエコカラットが結露防止用に取り付けられていました。夜になると厚手のカーテンを敷くことで空気の対流がカーテンによって遮られて、サッシ枠の温度が下がることで結露化しやすい環境になる事例を紹介。

    [LDK/南側]

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  • 【排水経路の工夫】2013年11月18日(月)お家の点検1年目(富山市T邸)

    室外機のドレンホースからの排水(熱交換によって発生)を流す経路。この排水経路が整備されていると、設備台の表面に溜まった排水等でコケが生えたりしないので、比較的長い間きれいな状態を保つことができると思われます。

    [建物後面/東側]

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    ※ エアコン暖房について

    一般的な電気ヒーターの3倍以上の効率&消費電力が1/3以下で済む高出力・省電力設計のエアコンです。コンプレッサーを動かす(熱交換する)ことで2倍の熱量を屋外空気から取り入れ、この為に消費した電力で1倍の熱量が発生(合計で3倍)させるということだそうです。

    (参考/ヤフー知恵袋/http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1198601546)

     

    これは給湯器や室外機からの排水を受ける口となっています。

    [建物左面/北側]

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  • 【エアコンの壁の汚れ】2013年9月14日(土)お家の点検5年目(富山市婦中町W邸)

    Q エアコンが取り付けられている壁面から汚れが垂れてきている。

    A エアコンの取り付け部分の壁がホコリ等で汚れているのと同時に、エアコンによる結露等によって垂れてきているものと思われます。

    [LDK]

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    工事になると有償になります。無償の範囲内で済ませたいとのご希望だったので、定期的なお掃除をお願いしました。2年目点検時も同じような状態だったとのことです。

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    ※ 参考/㈱スリーディー/http://www.3d-eco.co.jp/article/13310760.html/エアコン水漏れの原因

    原因の大半がドレンホースの詰まり。詰まると水がそこから逆流して室内に入ってくるそうです。

    内部に溜まったホコリ、カビ等が塊となって室内機と室外機をつなぐドレンホースの途中で血栓のように詰まったり、ドレンホースの外側出口から虫が入ってくることで障害物になることもあるそうです。

    また、ドレンホースの傾きが水平方向に設置されていると、水は上から下に流れる性質があるので、傾斜が逆方向であれば出口側に水が流れず、室内機へ逆流します。また、何らかの理由でエアコン本体が斜めにずれた(ドレンホースが出ていない側に傾いた)場合は、ドレンパン(本体の受け皿)からドレンホース側へ水が流れず溢れることもあるようです。