点検ブログ

  • お家の点検10年目(瓦の欠け)

    お家の点検10年目(瓦の欠け

    所要時間 90分 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    10年目点検・・・・・・お客様に事前アンケート送付、前もって目視確認していただき、その返信を踏まえながらの点検作業。

     

    【点検箇所】

    雨水枡・汚水桝、基礎化粧モルタルのヒビ割れ、屋根、雨垂れ、外壁材、給湯機・貯湯ユニット位置、基礎の貫通跡、換気システム、クロスの経年劣化、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [雨水枡]

    雨水枡の点検を実施。特に異常なし。雨水枡のフタは周囲に水溜まりが発生するのを防ぐ為にメッシュ型となっている。

    [汚水桝]

    汚水桝の点検を実施。油脂等の溜まりは特に見受けられなかった。

     

    [基礎化粧モルタルのヒビ割れ]

    基礎化粧モルタルのヒビ割れ補修跡を確認。能登半島地震により新たにヒビ割れが発生したようであり、お客様サービスの一環で将来的なヒビ割れを防ぐ為に対処することとなった。

     

     

    [雨垂れ確認]

    外壁材は窯業系サイディング仕様。雨垂れは特に目立っていなかった。

    ベンドキャップの真下や周囲が黒く汚れる現象。汚れの範囲が広いのは洗濯物を乾かす際の浴室暖房乾燥機の使用頻度が高いことによる排気(衣類の繊維ゴミにカビが発生)量の多さもあると思われる。

     

     

    [屋根点検]

    以前にご主人がハシゴを掛けて雨樋からの雨水漏れにテープを貼って応急処置していたとのこと。

    現状を確認。部材が破損している状態であった為、発注することとなった。

    下から見ると瓦の欠け、2階居室から見ると「☓印」のテープが貼られた瓦があった。

    お客様の話によると以前に瓦屋さんが印をつけていったとのことであった。瓦の交換等の見積書を提示することとなった。

     

    [トイレ]

    手洗い蛇口の先端に付着している汚れが取れない。

    現状を確認。実際にキャップを取り外して汚れ(水道水に含まれるカルキ等)を削り落した。

     

     

     

    点検総括・・・2階給気口のコウモリの侵入の件はお客様ご自身で対応、クロスのヒビ割れ、クッションフロアが白くなる、トイレ手洗い蛇口の先端の汚れについては当日説明及び対応した。基礎化粧モルタルのヒビ割れ補修跡は後日対応、雨樋からの雨水漏れ、瓦の欠け・ヒビ割れ、デンデンの破損は後日見積書を提示することとなった。キレイに片付け・清掃がなされており、愛着をもって生活されているなと感じた。

  • 【洗濯機の乾燥時に浴室の排水口が逆流する】2017年1月14日(土)お家の点検2年目(富山市婦中町K邸)

    Q 洗濯の乾燥時、浴室にある2箇所(浴槽と洗い場)の排水口でコポコポと音がする。

    A 以前に「排水の流れが悪い」という問い合わせがあって対処したことがありました。今回は浴室の排水口に何らかの影響が及んでいるようでした。

    [洗面脱衣室]        [日立製/BD-V9500]

    04_RK02_排水口の逆流_01 04_RK02_排水口の逆流_02

     

    洗濯機の乾燥時に反応している浴槽と洗い場の2箇所の排水口。

    [浴室]

    04_RK02_排水口の逆流_03 04_RK02_排水口の逆流_04

     

    1年目点検では「以前に洗濯排水が逆流したり、流れが悪かった」という申し出があったので、汚水枡や通気口の蓋に穴を数箇所開けて流れにくい現象を改善した経緯がありました。排水の進行方向側の蓋に穴を開けることによって排水が流れる力を手助けしています。

    [建物前面/北側/汚水枡・通気口]

    04_RK02_排水口の逆流_05 04_RK02_排水口の逆流_06

     

    施工上で出来る限りの対処はしたのですが、抜本的な改善方法が分からなかったので、ネットで似た事例がないか探してみると・・・[BD-V9500L]でヒットしました。

    この洗濯機は乾燥時の高温高湿度の排気が室内に籠もらないように「排水口の封水を押しのけて排水ホースから排気する」仕様(排水管を排気も通る)になっているようでした。

    高速温風運転(排風圧)→排水ホースの取り付け部が浮き上がる→水が飛び出して床面を濡らす

    (排水口キャップは排水が自然落下することを想定、排気による温風圧力の浮き上がりは想定外)

    1年目点検後のフォローでは排水管の出口近くの設置している点検枡と通気管の蓋に穴あけを実施。

    また、取り付け業者によると、ホースの周りを「パテ」や「粘土」で固定すれば良いそうです。

  • 【引き戸の開閉状態(速さ等)が変化することがある】2017年1月28日(土)お家の点検1年目(富山市婦中町K邸)

    Q 引き戸が開けにくいときもある。

    A 現状確認。この扉は一般的な建材で使われているMDF合板となっています。木材をチップ状・繊維状に分解して接着剤の加熱加工した・圧着形成した板です。無垢材よりも反りやねじれにくいのが特徴ですが、脱衣室は洗濯物を干す空間で湿度が高いので、扉の両面の湿度差で「反り」が発生していると思われます。

    [脱衣室/洗面室側]     [脱衣室/キッチン側]

    03_SK01_引き戸の反り_01 03_SK01_引き戸の反り_02

  • 【水漏れ検査】2016年11月9日(水)お家の点検10年目(富山市Y邸)

    給水管からの水漏れの有無を検査。特に異常はありませんでした。2015年12月20日に「洗面台の床から水がしみ出ている」と申し出があり対処した経緯があります。当時の水漏れは給水管の接続部にあるパッキン劣化による水漏れだったと思われます。

    [洗面脱衣室]        [キッチン]

    05_KY10_水漏れ検査_01 05_KY10_水漏れ検査_02

  • 【戸当たりのはずれ】2016年10月18日(火)お家の点検10年目(富山市S邸)

    Q 戸当たりがはずれることがある。

    A 現状を確認。戸当たりをはずすとドア枠を固定しているビスが打ってあることを紹介。ボンド固定するとはずれてこないのですが、有事の際には戸当たりを削ることもあるので、室内の湿度変化や扉の使用頻度等によって戸当たりがはずれることがありますが、手で叩いて納めて頂くようお願いしました。

    [洗面脱衣室]

    06_KS10_戸当たりのはずれ_01 06_KS10_戸当たりのはずれ_02

  • 【T邸の紹介/定期的に訪問することでお客様は安心されます】2016年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市T邸)

    2016年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市T邸)

    所要時間 13:00~14:02 晴れ

    スタッフ 砂田、恒田、渡辺

     

    【T邸の紹介/定期的に訪問することでお客様は安心されます】

    弊社の訪問検査は1年目、2年目、5年目、10年目の計4回。様々な現象や事例を見てきていますが、住まわれて将来的にどのような不具合があるのか?はお家を構成する部材や設備、建具等の使い勝手・使用頻度等によって起こり得る現象が異なってきます。

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    水漏れの場合は・・・

    これは水漏れが発生しているか?の検査です。水またはお湯を出したり止めたり、流量を調節できる給水バルブ(弁)の周囲、給水管の接続部分にはパッキンが噛ませてあることで水漏れを防いでいます。そのパッキンの劣化等によって接続部分からの水漏れが発生することもあります。

    [洗面脱衣室]        [キッチン]

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    給水管の接続部分の構造はネジ山になっていて水が漏れにくい構造になっているのですが、給水管は常に上水道の加圧があるので、奥まで締め切ってもその奥に隙間があった場合は水漏れが起こるようです。そこでパッキンがあると、接続部分の隙間をなくすことができるのですが、パッキンは消耗・経年劣化して小さくなるので、交換が必要になってきます。

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  • 【洗濯機の足跡】2016年7月8日(金)お家の点検5年目(富山市婦中町I邸)

    Q 元々あった旧洗濯機の足跡がひどい。脚の下に何かを最初から敷いておけば良かった。

    A 現状を確認。お客様は洗濯機を買い替えされた際、旧洗濯機の脚があった場所に足跡が残って(クッションフロアが変色)いるのを見てショックだったようです。

    クッションフロアに洗濯機の滑り止めゴムによって変色する「ゴム汚染」という事例を紹介。何かを下に挟んで(あて布やあて木)おけば現象を回避できたのかもしれません。内部に浸透してしまっているので、洗剤を使って拭いても取れないそうです。

    [洗面脱衣室]

    06_SI05_ゴム汚染_クッションフロア_01 06_SI05_ゴム汚染_クッションフロア_02