Q 小口がベタベタしているせいか、ホコリがくっ付く。
[階段の上り口]
[階段の下り口]
ホコリが付着しないように小口を塗装することになりました。
Q 結露がひどい。友人・知人の家と比べているが、やっぱり結露が非常に多い。
現状を確認。今回の訪問検査の前にお客様がお掃除されていたようですが、結露跡は見受けられました。
前回の5年目点検ではリビングが北向きでサッシ仕様、石油ファンヒーターの使用頻度や室内干しの量、室温の変化等による結露化と説明していたのですが、今回はもう少し聞き込みしました。
[LDK/北側]
暖房器具は主に蓄暖。室内は高温で過乾燥になる傾向があります。洗濯物が乾きにくい冬場は鴨居等にハンガーを並べてリビングと和室の間などで大量に干しておられるご様子。除湿機もあるのですが、衣類からの水蒸気放出量のほうが多くて除湿機の機能が追いつかないとも考えられます。
結露の原因についてはお家の周辺環境や間取り、サッシ仕様、暖房設備、生活スタイル等によって同じお家でも大きく違うこともあって単純に比較できないのが現実です。この地域は風が強く、北風が直接当たる環境によって冷やされやすいこともあります。
蓄暖の出力や運転時間等で2階の暖房をまかなう(家中が暖かい)こともできるのですが、暖かい部屋で室内干しをして洗濯物から空気中に放出された水分(暖かく湿った空気)がLDKから2階に移動すると急激に冷やされて窓ガラスが結露化してしまうこともあります。ガラス面には結露吸収シートが貼られていましたが、湿った暖気と寒気が対流する・ぶつかると結露化する仕組みを考えると仕方のない現象かもしれません。
[2階居室]
階段の入口にロールカーテン等を取り付けて、暖かく湿った空気と2階の冷やされた空気がぶつかる・対流を遮断することが結露を軽減させるひとつの方法になると思われます。
[階段口] [2階ホール]
訪問検査が有料になった場合は?・・有料であっても受けたい(3000円なら妥当)
お客様宅の洗濯物は晴れた日であっても外では干さず、洗面脱衣室だけで干しておられます。最近はなかなか乾かないのでお困りのご様子。「洗濯物が乾く→衣類に含まれる水分が室内に移動・放出」という仕組みを説明して、乾燥を促進するには放出された水分を除湿・換気して頂くよう、換気扇や除湿機の使用をお勧めしました。
[洗面脱衣室]
Q 冬になると、吹き抜け階段から冷気・寒気が降りてくるが・・。
A 1年前の2年目点検での質疑応答でした。寒い冬は特にお家の1階と2階で暖気と寒気・冷気の対流現象が発生するのですが、室内景観をあまり変えずに「どうやって防ぐのか?」と考えさせられます。
[LDK]
2階からの冷気・寒気の流入、2階への暖気の流出を少しでも防げるよう暖房効率がアップするような工夫を1年目点検でも提案していたのですが、その後お客様DIYでフックを取り付けておられました。冬には厚手のカーテンを取り付けておられるご様子。これで寒さが軽減されると思います。