点検ブログ

  • お家の点検10年目(階段手すりの緩み)

    お家の点検10年目(階段手すりの緩み

    所要時間 80分 雨

    スタッフ 前根、渡辺

     

    10年目点検・・・・・・お客様に事前アンケート送付、前もって目視確認していただき、その返信を踏まえながらの点検作業。

     

    【点検箇所】

    雨水枡、汚水枡、基礎化粧モルタルのヒビ割れ、雨垂れ、給湯機・貯湯ユニットの位置、基礎の貫通後の配管周囲の施工跡、室外機の排水経路、折れ戸の建付け、網戸の外れ、クロスの経年劣化、階段手すりの緩み、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [汚水桝]

    油脂等の溜まりが見受けられたため水道をお借りして通気菅や点検枡の油脂を洗浄。 

     

    [基礎化粧モルタルのヒビ割れ補修跡]

    基礎化粧モルタルのヒビ割れ補修跡を確認。新たにヒビ割れが発生している状態であった為、対処することとする。

     

     

    [折れ戸の建付け]

    折れ戸が開けにくいことがあるとのことで、現状を確認。シリコンスプレーを吹き付けして開閉時の摩耗を軽減。

      

     

    [網戸が外れやすい]

    いったん網戸を取り外して台車の状態を確認。改めて網戸を取り付け直すと動きが改善(レールと台車がかみ合っていなかった)

     

     

    [階段の手すりの緩み]

    階段手すりがグラグラする。子供が手すりにつかまっており危ないとのことなので現状を確認。手すりの支柱などが木部の経年劣化等により痩せてきたと思われる。一番下の太い支柱を固定することで他の細い支柱が動きにくくなるよう処置する(前回の5年点検では振れ止めの目的で細い支柱にコークボンドを充填していた。

     

     

    点検総括・・・基礎化粧モルタルのヒビ割れ補修跡、屋根点検は後日対応。クロスのヒビ割れ、便器のフタが取れる件に関してご説明、網戸が外れやすい件、折れ戸の開閉時の異音の件は当日に対応。階段手すりの柱部の足元の納まりが悪く乾燥して動きやすくなっていると思われるが、最初から金物等で固定する方法で施工すればよいのだろうか。。。

    今回ご主人と初めてお会いしてお話したが。「説明ばかりで申し訳ございません」と申し出ると「だからこそ来て頂いているのです」とご主人から温かいお言葉をいただきとてもありがたかった。

  • 【壁クロスの保護】2017年1月28日(土)お家の点検1年目(富山市婦中町K邸)

    階段の上り口(2階への)と下り口(1階への)に危険防止ゲージが取り付けてあります。突っ張り棒だと取り付けが簡単ですが、壁クロスへ力が長期間にわたって加わっていると跡が残ることもあります。お客様宅では突っ張り先端と壁クロスの間に布を挟んで「跡防止」の工夫がありました。

    [階段/1階]

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  • 【結露がひどい】2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 結露がひどい。友人・知人の家と比べているが、やっぱり結露が非常に多い。

    現状を確認。今回の訪問検査の前にお客様がお掃除されていたようですが、結露跡は見受けられました。

    前回の5年目点検ではリビングが北向きでサッシ仕様、石油ファンヒーターの使用頻度や室内干しの量、室温の変化等による結露化と説明していたのですが、今回はもう少し聞き込みしました。

    [LDK/北側]

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    暖房器具は主に蓄暖。室内は高温で過乾燥になる傾向があります。洗濯物が乾きにくい冬場は鴨居等にハンガーを並べてリビングと和室の間などで大量に干しておられるご様子。除湿機もあるのですが、衣類からの水蒸気放出量のほうが多くて除湿機の機能が追いつかないとも考えられます。

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    結露の原因についてはお家の周辺環境や間取り、サッシ仕様、暖房設備、生活スタイル等によって同じお家でも大きく違うこともあって単純に比較できないのが現実です。この地域は風が強く、北風が直接当たる環境によって冷やされやすいこともあります。

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    蓄暖の出力や運転時間等で2階の暖房をまかなう(家中が暖かい)こともできるのですが、暖かい部屋で室内干しをして洗濯物から空気中に放出された水分(暖かく湿った空気)がLDKから2階に移動すると急激に冷やされて窓ガラスが結露化してしまうこともあります。ガラス面には結露吸収シートが貼られていましたが、湿った暖気と寒気が対流する・ぶつかると結露化する仕組みを考えると仕方のない現象かもしれません。

    [2階居室]

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    階段の入口にロールカーテン等を取り付けて、暖かく湿った空気と2階の冷やされた空気がぶつかる・対流を遮断することが結露を軽減させるひとつの方法になると思われます。

    [階段口]          [2階ホール]

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  • 【クロスの膨らみ】2015年11月21日(土)お家の点検1年目(富山市N邸)

    Q クロスに膨らみがある。照明を点けると分かりやすい。

    A 現状を確認。季節や天候等による湿度変化等によって木部が伸縮(調湿機能)することで下地にある石膏ボードが動いてクロスが追随することで膨らみが発生することもあります。

    [階段口]

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    また、以前は2階居室の壁にも膨らみがあったようですが、今は見受けなくなったとのことです。今回は2年目点検(クロス保証は2年)まで様子見となりました。

    [2階居室]

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  • 【お客様アンケートでお客様にお聞きします】2015年11月21日(土)お家の点検1年目(富山市N邸)

    お客様にアンケートをお願いしました。

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    [友人・知人に驚かれるところ等]

    天井のパイン材。一般的なクロス貼りではないところが良いと言われた。

    [LDK]

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    お客様に「冬は寒くないですか?」と質問したところ、階段口が開いているので2階から寒気・冷気が降りてくるそうです。2階への暖気の流出・1階への寒気の流入を少しでも軽減する為に、何かで仕切ることをお勧めしました。突っ張り棒だと厚手のカーテン等の重量に耐えられなくなることもあるので、カーテンレールを取り付けることが妥当と思われます。

    [LDK]

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