点検ブログ

  • お家の点検5年目(雨樋の湾曲)

    お家の点検5年目(雨樋の湾曲

    所要時間 40分 曇り

    スタッフ 前根、渡辺

     

    5年目点検・・・・・・保証書に基づき、保証期限の到来する部材等を主に注視検査。また今後のメンテナンスについてお客様からの聞き取り及び応答。

     

    【点検箇所】

    基礎化粧モルタルのヒビ割れ、点検枡、屋根、雨垂れ、給湯器の位置、基礎の貫通跡、室外機の排水経路、換気システム、小屋裏、床下、キッチン周り、トイレ、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [基礎化粧モルタルのヒビ割れ]

    基礎にヒビ割れがある。前回の2年目点検でのフォローで対処していたが、新たにヒビ割れが発生した箇所を確認。能登半島地震の影響もあると思われる。

    <建物右面/南側>

    将来的なヒビ割れ拡張防止の為、改めてセメントを上塗りすることとなった。

    <建物前面/西側>

     

    [屋根点検]

    屋根点検を実施。

    屋根材は平瓦仕様。特に異常なし。

    屋根雪の落下で雨樋が下に湾曲した。

    現状を確認。南側の大屋根には太陽光パネルが搭載(他社施工)されており、屋根雪落下の影響で下に湾曲したものと思われる。対処することとなった。

    <建物右面/南側>

     

    [勝手口ノブの割れ]

    勝手口ドアのノブに割れが発生した。

    現状を確認。対処することとなった。

     

    [土間コンクリートの一部に亀裂]

    土間コンクリートの一部に亀裂を確認。

     

    [サッシの製品保証について]

    サッシ面を拭いても取れない複層ガラス内結露はサッシが納品されてから10年間が保証対象になっている為、見つけ次第連絡して頂くようお願いした。

     

    [換気計画(エクリア換気システム)]

    第1種換気システム(機械排気・機械給気)、「常時換気」はそれぞれONの状態。

    <建物後面:東側/床下:装置本体>

    <LDK:床下給気グリル/2階トイレ:排気口>

     

    [水漏れ確認]

    給排水管からの水漏れの有無を検査。特に異常なし。排水管の接続部分にあるパッキン材の劣化等により水漏れが発生することもある為、起こり得る現象を理解して頂いた。

    <洗面脱衣室/キッチン>

    下水臭がする。寒い時期には感じにくい。

    現状を確認。以前に同様の現象があり「排水管の立ち上がり部分」を補正した経緯がある。お客様と協議の結果、様子を見ることとなった。

     

     

    点検総括・・・シンク下の下水臭は様子見、勝手口の外部ドアノブの亀裂は早急に手配して無償で完了。雨樋の湾曲は見積書作成、基礎化粧モルタルのヒビ割れは後日対応となった。

    床下点検をする際、どの畳の下に点検口があるのかを点検スタッフ及びご家族総出で探している様子。子供心からすると、「お家を色々と観察して楽しいし、親も普段と違ってるし自分も参加してみたい」と思っているのかもしれない。手伝ってくれたお子様へ、しゃがんで目線を合わせて「ありがとう」とお礼をすると、お子様たちはまんざらでもない様子だった。

  • お家の点検2年目(基礎の多数ある穴)

    お家の点検2年目(基礎の多数ある穴

    所要時間 60分 雪

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    2年目点検・・・・・・内外の注視検査中心で打診等により詳細に点検。1年目点検履歴を考慮し、保証書及び点検リストの項目の説明。

     

    【点検箇所】

    基礎表面のヒビ割れ、基礎と土間コンクリートの隙間、基礎表面のもらい錆、屋根、給湯器・貯湯ユニットの位置、基礎の貫通跡、室外機の排水経路、雨垂れ、設備台の沈下、クロスの隙間、キッチン周り、換気システム、水漏れ、トイレ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [基礎と土間コンクリートの隙間]

    基礎と土間コンクリートの隙間を確認。

     

    [基礎表面のもらい錆]

    基礎表面に付着している赤錆を再確認。前回の1年目点検でも見受けられており、赤錆の範囲は変化していないと思われる。砂利による「もらい錆」と説明している。

     

    [屋根点検]

    本日は雪混じりの天候であったが、屋根点検を強行実施。

    屋根材はガルバリウム鋼板仕様。

     

    [基礎の貫通跡]

    配管周囲のモルタル処理は適切にほどこされているように思われる。

     

    [設備台の沈下・下がり]

    設備台の沈下を確認。左右を見比べると、数ミリの差があると思われる。

    貯湯ユニットが少し前に傾いているようであった。5年目点検で改めて設備台の沈下を検査することを説明。

     

    [クロスの隙間]

    収納棚と壁の間に隙間がある。

    室内の入隅には隙間が多数見受けられた為、コークボンドを充填することとなった。

    <キッチン>

    <リビング/2階居室>

     

    [キッチン周り]

    包丁ラックの「固定する部材」がグラグラしており、包丁を差し込めない。

    現状を確認。包丁ラックの内部にある「固定する部材の留め具」が外れていると思われる。対処することとなった。

    下水の臭いがあがってくる。

    現状を確認。排水管の立ち上がり部分の配管同士に隙間が発生している可能性もある為、化粧板をはずして検査することとなった。

     

    [小屋裏点検]

    小屋裏点検を実施。特に異常なし。

     

     

    点検総括・・・包丁ラックの留め具修理は当日に対応、基礎表面のもらい錆に関してはご説明さしあげた。基礎と土間コンクリートの隙間(北側)、設備台の下がりによる基礎との隙間に関しては様子見となった。

    車のタイヤ交換をいている時、子供の目線で基礎の上にある小さな穴(キソパッキン)を見つけた。お客様はスマホで写真を撮影。基礎内の「通気確保の役割」を説明すると理解された。

  • お家の点検1年目(板張り外壁のメンテナンス)

    お家の点検1年目(板張り外壁のメンテナンス

    所要時間 45分 曇り

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    1年目点検・・・・・・内外の目視検査中心。

     

    【点検箇所】

    基礎ファンデーション施工のヒビ割れ、雨垂れ、給湯機・貯湯ユニット、基礎の貫通跡、室外機の排水経路、板張りの外壁、タイル目地、玄関屋根軒裏クロスの変化、換気システム、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [基礎ファンデーション施工のヒビ割れの有無]

    基礎表面のヒビ割れの有無を確認。お客様宅ではファンデーション(基礎仕上用弾性塗材)施工されているせいか、現段階ではヒビ割れ現象は特に見受けられなかった。

     

    [雨垂れ確認]

    東側(木製)以外はガルバリウム鋼板仕様。雨垂れ跡は特に目立っていなかった。

     

    [基礎の貫通跡]

    配管周囲のモルタル処理は適切に施されていると思われる。

     

    [室外機の排水経路]

    室外機から発生・ドレン穴から排出される結露水によって設備台・土間コンクリートが汚れる(藻の発生等)のを防ぐ配慮。

     

    [板張りの外壁のメンテナンスについて]

    東側の板張りの外壁材は約1年が経過して下の方が太陽光の紫外線などの影響で少し色あせている状態。業者へ塗装依頼すると約20万円かかることを口頭で説明。

    太陽光(紫外線)が強い時間帯の直射日光を避ける効果のある屋根の形状となっている。塗装は太陽の紫外線や雨などにより経年劣化していく為、定期的に塗料を塗布する必要がある。お客様DIYを想定して板張り用の塗料を提案することとなった。

     

    [タイル目地のヒビ割れ]

    目地の隙間にヒビ割れや欠けが出てきた。

    現状を確認。対策を検討することとなった。

     

    [玄関屋根軒裏の模様]

    玄関の天井に数多くの丸い模様が浮き出てきた。

    現状を確認。東側の屋根軒裏も同じ施工であったが同様の現象は見受けられず、原因は不明だった。改めて塗装することとなった。

     

    [トイレ]

    床材は水に強い塩化ビニール製のクッションフロア仕様。特に異常なし。

     

    [水漏れ検査]

    給排水管からの水漏れの有無を確認。収納の陰になることで給排水管からの水漏れは発見しにくい為、「水漏れ事例」を知ること、確認する習慣を促した。

     

    [窓のクレセントが掛かりにくいことがあった]

    窓のクレセントが不具合を起こして鍵が掛からない時があった。今は解決済みだそう。

    現状を確認。お客様にお聞きすると、「自然に直った」とのこと。熱い日差しなどで枠材が少し膨張することでクレセントの効きが悪くなったと思われる。

     

     

    点検総括・・・窓のクレセントの不具合(LDK)の現状を確認。タイル目地のヒビ割れ(玄関アプローチ)、玄関屋根軒裏の模様、板張り用塗料の提案に関しては後日対応となった。室内が過乾燥気味のお宅で、加湿器を日常的に点けることで湿度50%をキープしているようであった。健康にはよいとは言えないが、洗濯物が乾きやすい室内環境でもある。洗面脱衣室以外にも各居室にも洗濯物を干す器具が取り付けられていることで「平屋」という限られた空間を有効活用しているようであった。

  • お家の点検1年目(クロスの変化、モルタルのヒビ割れ)

    お家の点検1年目(階段手すりの緩み

    所要時間 35分 晴れ

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    1年目点検・・・・・・内外の目視検査中心

     

    【点検箇所】

    基礎ファンデーション施工のヒビ割れ、階段モルタルのヒビ割れ、雨垂れ、ガスボイラー位置、基礎の貫通跡、開閉扉の擦れ、クロスの隙間、サッシのレバーハンドル、換気計画、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [階段モルタルのヒビ割れ]

    階段の表面に施されたモルタルにヒビ割れが見受けられた。モルタルの施工後はしばらくの間は美しく見栄えするが、月日の経過とともに発生するヒビ割れは起こり得る現象と考えられる。構造的には特に問題ないと思われる為、今回は2年目点検までは様子見とする。

     

     

    [開閉扉の擦れ]

    ご主人にも扉の調整を試してもらったが、扉同士が召し合わせ部分で擦れ合っている現状を確認。ドライバーで扉の丁番を補正してみたが、補正にも限界があったため、建具屋に依頼(約3mm削る)こととなった。

     

     

    [クロスのヒビ割れ・隙間]

    収納扉の右下にクロスのヒビ割れがある。クロスのヒビ割れ・隙間は起こり得る現象であるが、2年目点検まで様子見することとなった。

      

     

    [サッシのレバーが外れやすい]

    サッシのレバーが外れやすいとのことで現状を確認。レバーの付け根のビスが緩んでいたので付け根ビスの増し締めを行った。改善後の状態をお客様に確認してもうらう。

     

     

    [水漏れ検査]

    給排水管からの水漏れの有無を確認。収納の陰になることで給排水管からの水漏れは発見しにくい為、「水漏れ事例」を知ること、確認する習慣を促した。

     

     

    点検総括・・・階段モルタルのヒビ割れ(玄関)、床モルタルのヒビ割れ(内部玄関)、クロスの隙間は様子見、サッシのレバーは当日対応、収納扉の開閉時の擦れは後日対応とした。

    1年目点検は主に引き渡し時の状態との比較の意味が強い。引き渡し時はクロスや床やモルタルの仕上がり、建具の開閉等は特に問題ないと思われるが実際に居住して1年が経過し室内外の湿度変化等によって、クロスの変化、床モルタルの入隅を起点としたヒビ割れ、建具の開閉等に影響が出てくることがある。

  • お家の点検5年目(玄関アプローチの目地補修)

    お家の点検5年目(玄関アプローチの目地補修)

    所要時間 2時間 晴れ

    スタッフ 前根、渡辺

     

    5年目点検・・・保証書に基づき保証期限の到来する部材等を主に注視検査。また今後のメンテナンスについてお客様から聞き取り及び応答。

     

    【点検箇所】

    汚水桝、屋根、建物壁面、基礎の貫通跡、アプローチのタイル、床下、キッチン・トイレ周り他・・・

     

    ≪一部作業抜粋≫

    ●アプローチのタイル目地に隙間が出てきたので、雨水侵入場防止のためシーリングしてほしいと要望

    [コークガンを使ってシーリングを充填し、ヘラで均して施工完了]

     

    ●雨天時にテラスで洗濯物を干していると、ケラバの横から雨水が垂れているそう

    [袖瓦と谷の部分との間にある隙間から雨水が垂れてる状態だったのでシーリングを充填して改善]

     

    ●水漏れチェック、床下点検異常なし

     

    点検総括・・・基礎化粧モルタルのヒビ割れ対応は後日対応になったが他の項目に関しては当日で処置対応できた。部材や部位の経年変等を点検担当者 自らが検証することで今後の家づくりに更に良い提案ができるのではとご意見を伺った。(お客様は一級建築士、貴重なご意見ありがとうございます)

  • 【土間コンクリートのヒビ割れ】2013年7月16日(水)お家の点検1年目(富山市A邸)

    土間コンクリートの表面に施してある厚さ数ミリの化粧モルタルにヒビ割れがありました。

    [建物右面/南側]

    05_MA01_土間コンクリート_01 05_MA01_土間コンクリート_02

    ヒビ割れの左右の面を手で叩いて状態を検査すると、少し浮いているような高い音がしました。後日、目立たないようにヒビ割れ箇所を補修(埋める)することをお約束。

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