屋根点検を実施。
[建物前面/北側]
屋根材は瓦仕様になっています。特に異常はありません。
下屋の点検です。ベンドキャップの上にコウモリのフンが見受けられました。
[地上から撮影] [下屋から撮影]
[地上から撮影] [下屋から撮影]
コウモリのフンが散らばって落ちているのを発見。
[建物後面/南側]
外壁にはコウモリの影響と思われる白い跡?が見受けられました。
コウモリが止まりやすいのか、樋の上や周辺にはフンや尿の白い跡があるようです。過去に進入口となったベンドキャップは現在進入防止が施されています。
これは2014年8月にお客様からのコウモリ被害の申し出があって対処したものです。各部屋の外壁側には換気をするために給気口が設置されているのですが、この穴を通ってコウモリが外から入ってきたようです。外部へと通じる穴の中を見てみると、黒いフン?が溜まっているのが分かります。スポンジフィルターも汚れていました。
そこで、穴からの進入防止のために手製の網とスポンジフィルターを作ることになりました。
[金網取り付け前/従来] [金網取り付け後]
コウモリの被害は弊社の無料訪問検査の際に相談を受けている事例が数件あります。コウモリは鳥獣保護法の対象になっており、許可無く飼う・駆除はできなくなっています。そこで、進入防止を施す必要が出てきています。「コウモリってウチだけ?」という質問がありましたが、周辺環境等によるのか詳細は不明となっています。
Q 6月だったか、黒く小さな虫が大量に進入していた(大汗)当時は虫の名前をネットで調べていたが、度忘れしてしまった(笑)ムカデに似ていたような・・・。
A 詳細を聞き込み。お客様は虫に対してそれほど嫌悪感は無く、見つけるとティッシュでつまんで捨てるタイプだそうです。床下への進入は基礎パッキンを通って入ってきますが、室内へは給排水管をつたって入ってくる事例もあります。
周辺環境は田んぼと用水。虫の発生原因がある限り、完全には防ぐことができないと思われます。
したがって、ホームセンター等で殺虫剤を買ってお家の周辺にまいたりしている事例を紹介。
お客様曰く「虫の進入経路を探ってみると、勝手口や玄関で発見することが多かった」とのこと。完全に扉が閉まっていても扉と枠材の間には開閉の都合上、わずかな隙間が存在しています。
開口部からの進入。網戸を閉めていても小さな隙間から入ってくる事例もあります。
お家は「密閉空間」という窒息してしまいそうな仕様ではなく、自然な空気の流れが出来るように換気計画はもちろん、給気口や排気口、サッシ等々にわずかな隙間が多数存在していると改めて説明。