点検ブログ

  • 【N邸の紹介】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町S邸)
    所要時間 10:57~12:48 晴れ
    スタッフ 横窪、渡辺

    【N邸の紹介】
    平屋建てのお家。平屋を選ばれる理由は様々。私なりに単純に考えると家族構成(ライフスタイル等)もあると思いますが、2階部分の建築面積が減ることによって「お家の装備・仕様の充実への予算を1階に充てられる」というメリットが大きいと考えています。
    お客様宅は玄関をはじめ、お家の内外の至る所に「無垢材」が使われています。木を外部に用いる「木部あらわし」の点検現場では木材の劣化(腐食等)の速度を少しでも抑えるためにお客様によるDIY(防水塗装)を強くお勧めしています。
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    玄関に入ると、純和風的な「落ち着かせてくれる雰囲気」が自然と漂っています。ホールには畳が敷き詰められており、この畳の香りにも「癒し効果」があって、不思議と気持ちが安らいできます。
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    「木(もく)」が使われた、凝った装飾と内壁の質感等がお部屋に重厚感をかもし出しています。
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    前回の2年目点検は2010年4月22日。当時の記録・記事を読んでいると、その後の経年変化がよく分かりますし、点検の様子がリアルによみがえってきそうになるのが不思議です。

  • 【点検枡】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    [雨水枡]

    点検を実施。特に異常はありませんでした。

    [建物後面/南東側]

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    [汚水枡]

    点検を実施。キッチン等からの汚水枡の底には油脂等の溜まりが少しありました。キッチンの場合は中性洗剤等を使って食器類の油汚れを落とした排水が流されますが、その排水が配管を通る時、電子化作用等によって「取り込んだ油汚れを逆に放出」させて、白い油脂等になって配管の壁にくっ付く(溜まってくる)現象があります。

    [建物右面/北側/キッチン]

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    お客様にも状態を見て頂きました。現在は白い油脂等が「配管壁に溜まる」現象ですが、将来的に次第に堆積していって「配管を詰まらせる(油脂等が固まる)」現象にならないよう、早い段階でホースの水流による洗浄をお願いしました。

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    他のアフター現場(築年数が10年以上/弊社の定期点検開始前のお客様宅)では定期的な訪問によるメンテナンス指導等(配管内の洗浄)をしていなかったこと(かもしれない?)が原因で排水管を詰まらせてしまい、専門業者に配管清掃等を依頼(費用発生)された事例があったのを紹介。

    私をはじめ点検スタッフはこのような点検・メンテナンス指導がもっと早い段階からあれば良かったのに・・・と後悔することもあります(汗)

    点検スタッフの説明を聞いて即座に「ホースを持ってくるよ」とお客様のリアクション。今回は点検スタッフがホースの水圧で汚れが溜まっている汚水枡を洗浄しました。洗浄後はとてもキレイな状態になっています。

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  • 【外部化粧柱の松ヤニ】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    Q 柱から松ヤニが出ている。
    A 現状を確認。米松(べいまつ)を化粧柱に用いた仕様です。松ヤニが出てくるのは米松内に含まれているヤニが年月の経過とともに少しずつ出てきているものと思われます。
    [建物左面/南側]
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    [上部]           [下部]
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    木の表面は新築時と比べると経年変化(太陽の紫外線等による劣化)によって少しずつ色あせていきますが、「木の特有の色合いや質感が良い」ということもあります。
    [建物正面/東側]
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    お客様宅は軒の出を長くとっている仕様。これによって化粧柱は紫外線や風雨等の影響を受けにくい環境でもあり、劣化等の進行は遅いと思われます。前回の2年目点検でも助言しましたが、DIYによる防水塗装をお願いしました。「外部にある木は将来的に腐食する」こと、外壁の基材も「防水塗装で守られている」こと等々、今後は部材の保護(メンテナンス)が必要になってきます。[建物左面/南側]
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  • 【猫のフン】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    外構に敷かれている砂利が凸凹になっている状態。これは近所の猫(野良猫?)がフンをしているようでした。お客様曰く「この砂利は軽いせいか、猫の脚でも簡単にずらせるようである。こんなことがあるんだったら、もう少し砂利の粒が大きめのほうが良かったのかも・・・」と反省しておられました。
    全ての点検現場で同様の現象(被害)がある訳ではないのですが、周辺環境(新築時と5年が経過した今との比較もあります)によるところが大きいと思われます。
    [建物左面/南側]      [建物後面/西側]
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  • 【押入れ戸の開閉が重い】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    Q 押入れ引き戸の開閉が重くなった。
    A 右側の扉が手前側にあるせいか、収納内の出し入れはいつも右側の手前の扉を開けておられるご様子。ちなみに左側の奥の扉は普段から開けておらず、そのせいか開閉では特に支障はありませんでした。
    [ホール]
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    そこで「ろうそくのロウ」に似た市販されているアイテム(名前は忘れました・・・汗)を桟や扉の底部に塗って摩擦を少なくなるようにして開閉の状態を改善させました。
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  • 【クロスのヒビ割れ】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    Q 天井のクロスがヒビ割れしている。
    A 現状を確認。クロスの下地(石膏ボード)のジョイント部分での隙間・動きがクロスのヒビ割れ現象を引き起こしている状態。クロスが経年変化等によって次第に硬化しているので、木部の湿度変化による伸縮等に追随できなくなってきたものと思われます。クロス保証は2年、今回の5年目点検では他の現場と同様にお客様DIY(コークボンド充填)をお勧めしています。
    [和室とDKの間]
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    襖戸の開閉テストを実施。今回は特に問題ありませんでした。
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    お客様からお聞きすると、以前に開閉しにくい時があって、お知り合いの建具屋さんに調整を依頼していたことがあったそうで、対処法では戸首等を少し削られたとのことです。
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  • 【浴室扉の閉まりが悪い】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    Q 浴室扉の閉まりが悪くなった。
    A 現状を確認。ラッチとラッチ受けの部分でかみ合わせが少し悪くなっていました。
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    扉が経年変化等によって少し浴室側に反っていることで、かみ合わせが悪くなっていると思われます。この浴室引き戸は部屋のドアのような「簡単に調整ができない」仕様であり、直す場合は有償工事となりますので、お客様との協議の結果、このまま使って頂くようお願いしました。
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  • 【床のきしみ】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    Q 床にきしみがある。
    A 現状を確認。この場所はご家族の方がよく通る(体重がかかる)箇所であり、少し(1ミリ程度)床材が沈んでいる状態。通るたびに床材と敷居が擦れることで音が出ているものと思われます。
    [書斎と和室の間]
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    目線を下にして見ると、少し下がっている様子が分かります。
    [通路側/少し下がっている] [壁側/下がっていない]
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    きしみがある部分の床下には添え木を当ててビス打ち固定しました。この結果、床のきしみ音がしなくなりました。
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    Q 床鳴りがする。
    A 床鳴り音は鋼製束の伸縮音でした。床下に入って鋼製束を増し締めして現状を改善。
    [DK]
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