点検ブログ

  • お家の点検1年目(ネコ用の窓を作りたい)

    お家の点検1年目(ネコ用の窓を作りたい

    所要時間 60分 曇り

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    1年目点検・・・・・・内外の目視検査中心。

     

    【点検箇所】

    基礎ファンデーション施工のヒビ割れ、雨垂れ、給湯機・貯湯ユニット、基礎の貫通跡、クロスの隙間、換気システム、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [基礎ファンデーション施工のヒビ割れの有無]

    基礎表面のヒビ割れの有無を確認。お客様宅ではファンデーション(基礎仕上用弾性塗材)施工となっているせいか、現段階ではヒビ割れ現象は特に見受けられなかった。

     

    [雨垂れ確認]

    外壁材はガルバリウム鋼板仕様。雨垂れ跡は特に目立っていなかった。

     

    [給湯器の位置]

    大屋根の勾配は2寸で左右(北へ南へ)に傾斜。給湯器は右面(南側)にあるが、筐体の幅が狭いことで屋根雪落下の影響は少ないと思われる。

     

    [基礎の貫通跡]

    ガス式給湯器の配管は基礎ではなく背面の壁を貫通させていると思われる。

     

    [クロスの隙間]

    クロスの角に隙間が目立つ。DIYで対処しても良いのだったら自分(ご主人)でしたい。

    現状を確認。クロスの召し合わせ部位は「隙間が開く・クロスが動く」ことを前提に施工されており、新築後の2年間は大きく変化する時期となる。次回の2年目点検で改めて目視検査することを説明。ご主人がシーリング関連にお勤めされているからかコークボンド(水性)の存在を知っておられた。

    <2階リビング>

    <2階洋室>

     

    [キッチン周り]

    食洗器が無い仕様。食洗器を追って購入しようとされていたが、コンセントが足りないことで諦められたご様子。

    <2階キッチン>

    キッチン台にこぼれた水が下(床)に落ちる。キッチンを選ぶ際に「水が下に垂れない」機能にすれば良かった(談)

    <1階キッチン>

    食洗器が無い仕様。

     

    [水漏れ検査]

    給排水管からの水漏れの有無を確認。収納の陰になることで給排水管からの水漏れは発見しにくい為、「水漏れ事例」を知ること、確認する習慣を促した。

    <1階 洗面脱衣室/キッチン>

    <2階 洗面脱衣室/キッチン>

     

    [玄関巾木の外れ]

    玄関巾木が外れている。

    現状を確認。釘を打ち直して現状を改善。

     

     

    点検総括・・・玄関巾木の下がりは当日に対応。クロスの隙間については2年目まで様子見となった。お客様はネコを3匹飼っておられ、家中にネコの移動棚や写真、ポスターなどが見受けられ、ネコ愛を感じさせるお家であった。

    壁を貫通させて2部屋間を移動できるような「ネコ用の窓を作りたい」とご相談を受け、口頭では5万円程度になることを説明すると「意外に安かった」と感想を述べられた。

  • お家の点検2年目(クロスの隙間)

    お家の点検2年目(クロスの隙間

    所要時間 60分 曇り

    スタッフ 砂田、渡辺

     

    2年目点検・・・・・・内外の注視検査中心で打診等により詳細に点検。1年目点検履歴を考慮し、保証書及び点検リストの項目の説明。

     

    【点検箇所】

    基礎表面のヒビ割れ、屋根、給湯機・貯湯ユニット、基礎の貫通跡、室外機の排水経路、雨垂れ、クロスの変化、キッチン周り、水漏れ、トイレ、換気システム、小屋裏、床下他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [基礎表面のヒビ割れの有無]

    基礎表面のヒビ割れの有無を確認。お客様宅はファンデーション(基礎仕上用弾性塗材)施工となっていることによってか、ヒビ割れ現象は前回の1年目点検同様、特に見受けられなかった。

     

    [屋根点検]

    屋根点検を実施。屋根材はガルバリウム鋼板仕様。

    屋根には太陽光パネルが搭載されている。

     

    [基礎の貫通跡]

    配管周囲のモルタル処理は適切に施されていると思われる。

     

    [室外機の排水経路]

    室外機から発生・ドレン穴から排出される結露水によって設備台・土間コンクリートが汚れる(藻の発生等)のを防ぐ配慮。

     

    [クロスの隙間]

    クロスの召し合わせ部分に隙間が出てきた。

    現状を確認、天候や室内の湿度環境等によっ木部が伸縮、ボードの動き、クロスの追随等の一連の流れによって起こり得る現象となる。今回はコークボンドを忘れた為、点検が終わった後に取りに戻ってコークボンドを充填することとなった。

    <リビング>

    <2階居室>

     

    [水漏れ確認]

    水漏れの有無を確認。現在は特に異常なし。排水管の接続部分にあるパッキン材の劣化等による水漏れが発生することもある為、起こり得る現象を理解して頂いた。

    シンク下にある白い容器が定位置ではなかった為、蛇腹ホースの真下に移動させた。

     

    [床下点検]

    床下点検を実施。特に異常なし。

     

    点検総括・・・クロスの浮き(1階トイレ、階段)の件はご説明差し上げ、様子見となった。クロスの隙間(LDK、2階居室)については点検後に対応した。便器と床の間のコーキング充填でホコリの侵入を防いだり、シンク下の排水管の周囲へのパテ処理で下水臭の逆流や虫の侵入を防止したり、その他etc、お客様のDIYの形跡が見受けられた。

  • お家の点検1年目(ランドリースペースいいね!)

    お家の点検1年目(ランドリースペースいいね!

    所要時間 20分 雨

    スタッフ 砂田、本田、渡辺

     

    1年目点検・・・・・・内外の目視検査中心。

     

    【点検箇所】

    基礎ファンデーション施工のヒビ割れ、雨垂れ、給湯機・貯湯ユニット、基礎の貫通跡、室外機の排水経路、クロスの隙間、換気システム、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [基礎化粧モルタルのヒビ割れ]

    基礎表面のヒビ割れの有無を確認。お客様宅ではファンデーション(基礎仕上用弾性塗材)施工されているせいか、現段階ではヒビ割れ現象は特に見受けられなかった。

     

    [雨垂れ確認]

    外壁材は窯業系サイディング仕様。雨垂れ跡は特に目立っていなかった。サッシの真下には雨垂れ防止水切りが施されている。

     

    [給湯機・貯湯ユニットの位置]

    大屋根の勾配は5寸で左右(南北)に傾斜。給湯機・貯湯ユニットは右面(北側)にあることで屋根雪落下の影響が起こり得ると思われる。

     

    [クロスの隙間]

    クロスの隙間を確認。お客様へ日常の室内湿度をお聞きすると約30%であり、かなり乾燥しているようであった。2年目点検までは様子見となり、コークボンドを隙間に充填して目立たないようにする補修方法を説明。

     

     

    [巾木の破損]

    巾木の角が欠けてしまった。

    現状を確認。欠けた部材があればボンド固定して頂くよう助言。

     

    [水漏れ検査]

    給排水管からの水漏れの有無を確認。収納の陰になることで給排水管からの水漏れは発見しにくい為、「水漏れ事例」を知ること、確認する習慣を促した。

     

     

    点検総括・・・巾木の欠けはお客様ご自身で対応、クロスの隙間に関しては2年目点検までは様子見となった。

    今回お客様のアンケートでランドリースペースがいいと感想をいただいた。2列の物干し竿で量が干せること、洗濯物を掛けても互いに干渉しない、往来のスペースが確保出来ることなど評価いただいたのだろうか?

  • お家の点検1年目(階段モルタルのヒビ割れ)

    お家の点検1年目(階段モルタルのヒビ割れ

    所要時間 35分 晴れ

    スタッフ 砂田、本田、渡辺

     

    1年目点検・・・・・・内外の目視検査中心

     

    【点検箇所】

    基礎ファンデーション施工のヒビ割れ、モルタルのヒビ割れ、雨垂れ、給湯機・貯湯ユニット位置、基礎の貫通跡、室外機排水経路、クロスの隙間、トイレ、キッチン周り、水漏れ他・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [玄関アプローチ/階段モルタル]

    階段の表面に施されたモルタルにヒビ割れが見受けられた。モルタルの施工後はしばらくの間は美しく見栄えするが、月日の経過とともに発生するヒビ割れは起こり得る現象となる。今回のヒビ割れは1月の能登半島地震の影響によることも考えられるため、補修に対しては見積書を提示することとなった。

     

     

     

    [換気計画]

    第3種換気システム(自然給気・機械排気)でONやOFFの状態。

    LDK/開く   2階居室/開く
     
         
    洗面脱衣室/OFF   1階トイレON
     

    [トイレ]

    床材は水に強い塩化ビニール製のクッションフロア仕様。特に異常なし。

      

     

    [水漏れ検査]

    給排水管からの水漏れの有無を確認。収納の陰になることで給排水管からの水漏れは発見しにくい為、「水漏れ事例」を知ること、確認する習慣を促した。

      

     

     

    点検総括・・・階段モルタルのヒビ割れ(外部玄関)、床モルタルのヒビ割れ(外部玄関)は見積もり対応、クロスの隙間(2階居室)は2年目点検まで様子見、カメムシが非常に多い(外部)点は現状確認。

    カメムシの大量発生は何か対策があればよいが、とても大変そうだった。外周のスペースに野菜を植えたり庭には果実の樹があったり趣味を存分に楽しんでおられるご様子。お客様の基本は「苗を買ってきて植えるのではなく、すべて食後の種から作る」とのこと、今後の定期点検でのお話が楽しみである。

  • お家の点検10年目(基礎化粧モルタル、洗面化粧台の蛇腹ホース下の埃)

    お家の点検10年目(基礎化粧モルタル、洗面化粧台の蛇腹ホース下の埃

    所要時間 1時間 曇り

    スタッフ 前根、渡辺

     

    10年目点検・・・お客様に事前アンケート送付、前もって目視確認していただき、その返信を踏まえながらの点検作業。

     

    【点検箇所】

    雨水・汚水枡、基礎化粧モルタル、シーリングの切れ、給湯機・貯湯ユニット、基礎貫通跡、室外機下排水経路、ガスボンベ設置後、クロス経年劣化、換気システム・・・

     

    ≪一部抜粋≫

    [汚水枡]

    汚水桝の点検を実施。油脂等が溜まっていたため、将来的な詰まりを防ぐためホース水流で洗浄。

     

     

     

    [基礎化粧モルタル]

    基礎化粧モルタルのヒビ割れを確認。日を改め対処することとする。

     

     

     

     

     

    [シーリングの切れ]

    シーリングの切れや白い汚れが目立っていた。

     

     

     

    [水漏れ確認]

    洗面化粧台の蛇腹ホースの真下に埃が溜まっているのを発見。過去に水が垂れた形跡有。黒い部品が外れていて定位置に部材を納めてもすぐ外れてしまうので止水テープを部品の周囲に巻いて対処。

     

     

     

    点検総括・・・屋根雪止めの破損等お客様から申告があったが雨のため点検できず、別日に改めて確認。以前にメールで「パワコンの10年保証や変換効率の低下、買い替えした場合の相場など」について返答していたが10年を境に気になっておられるようだった。

     

  • 【T邸の紹介/定期的に訪問することでお客様は安心されます】2016年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市T邸)

    2016年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市T邸)

    所要時間 13:00~14:02 晴れ

    スタッフ 砂田、恒田、渡辺

     

    【T邸の紹介/定期的に訪問することでお客様は安心されます】

    弊社の訪問検査は1年目、2年目、5年目、10年目の計4回。様々な現象や事例を見てきていますが、住まわれて将来的にどのような不具合があるのか?はお家を構成する部材や設備、建具等の使い勝手・使用頻度等によって起こり得る現象が異なってきます。

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    水漏れの場合は・・・

    これは水漏れが発生しているか?の検査です。水またはお湯を出したり止めたり、流量を調節できる給水バルブ(弁)の周囲、給水管の接続部分にはパッキンが噛ませてあることで水漏れを防いでいます。そのパッキンの劣化等によって接続部分からの水漏れが発生することもあります。

    [洗面脱衣室]        [キッチン]

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    給水管の接続部分の構造はネジ山になっていて水が漏れにくい構造になっているのですが、給水管は常に上水道の加圧があるので、奥まで締め切ってもその奥に隙間があった場合は水漏れが起こるようです。そこでパッキンがあると、接続部分の隙間をなくすことができるのですが、パッキンは消耗・経年劣化して小さくなるので、交換が必要になってきます。

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  • 【水漏れ検査】2016年5月13日(金)お家の点検5年目(富山市I邸)

    給排水管からの水漏れの有無を検査。水漏れの形跡はありませんでした。

    [洗面脱衣室]        [キッチン]

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    水漏れ検査の際に何かがこぼれた跡を発見。水漏れかと思われたのですが、お客様にお聞きしたところ、誤ってハイターをこぼしたようでした。

    [洗面化粧台]

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    こぼした当時に拭き残しがあったのか、合板の素材にも関係しているのですが、表面がボロボロになっていました。

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  • 【水漏れ検査】2016年2月19日(金)お家の点検1年目(射水市H邸)

    水漏れの有無を検査。特に異常はありません。水周りで比較的多いのは蛇口やレバーを完全に閉めてもカランから水滴がポチョンと少し垂れてくる現象です。その後の使用で垂れる量が多くなってきたら交換時期(有償)になります。5年~10年で発生する現象であり、放置しても大きな被害にはならないと思われます。

    [洗面脱衣室]        [キッチン]

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    一方、洗面化粧台の水受けボウルやシンクの下にある給水管からの水漏れは早めの対策が必要です。初期症状は配管の周りが少し濡れている程度ですが、知らないまま放置して年月が経過してひどくなってくると床に浸透して周囲の部材に悪影響を及ぼすことで被害金額が大きくなってしまいます。

    「特別な対処が必要」と言うよりも起こり得る現象を知って頂くことが早期発見につながり、早めのご連絡がお客様自身の費用を少なくする方法になります。事前に水漏れ等を含む火災保険に入っていれば安心になると思われます。

  • 【カランから水が漏れる】2015年5月30日(土)お家の点検10年目(富山市M邸)

    Q 水を止めてもカランから水が少し漏れてくる。

    現状を確認。たまに水滴がポチョンと落ちる程度なので今すぐに取り替えるほどではない状態。部材の交換費用もかかりますので、水漏れがひどくなってきたら改めて連絡して頂くようお願いしました。カラン内部のゴムパッキンの劣化が原因と思われます。

    [浴室]

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    Q カランの向きをお湯にすると水滴が漏れてくる。

    現状を確認。これもカラン内部のゴムパッキンの劣化と思われます。今以上にひどくなってきたら連絡して頂くようお願いしました。

    [洗面脱衣室]

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    カランからの水漏れ以上に費用がかかるのは水量調整バルブ等がある給水管周囲からの水漏れです。洗面化粧台の場合は下の扉の中、キッチンの場合はシンクの引き出しの奥となります。配管内のパッキン材の消耗等が原因で隙間から水が漏れることがあり、そのまま放置しておくと床に浸透してしまう事例もあります。

    [洗面脱衣室]       [キッチン]

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    予防は難しいので、「起こり得る現象を知っている」という早期発見が大切となります。