点検ブログ

  • 【点検枡】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    [雨水枡]

    点検を実施。特に異常はありませんでした。

    [建物後面/南東側]

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    [汚水枡]

    点検を実施。キッチン等からの汚水枡の底には油脂等の溜まりが少しありました。キッチンの場合は中性洗剤等を使って食器類の油汚れを落とした排水が流されますが、その排水が配管を通る時、電子化作用等によって「取り込んだ油汚れを逆に放出」させて、白い油脂等になって配管の壁にくっ付く(溜まってくる)現象があります。

    [建物右面/北側/キッチン]

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    お客様にも状態を見て頂きました。現在は白い油脂等が「配管壁に溜まる」現象ですが、将来的に次第に堆積していって「配管を詰まらせる(油脂等が固まる)」現象にならないよう、早い段階でホースの水流による洗浄をお願いしました。

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    他のアフター現場(築年数が10年以上/弊社の定期点検開始前のお客様宅)では定期的な訪問によるメンテナンス指導等(配管内の洗浄)をしていなかったこと(かもしれない?)が原因で排水管を詰まらせてしまい、専門業者に配管清掃等を依頼(費用発生)された事例があったのを紹介。

    私をはじめ点検スタッフはこのような点検・メンテナンス指導がもっと早い段階からあれば良かったのに・・・と後悔することもあります(汗)

    点検スタッフの説明を聞いて即座に「ホースを持ってくるよ」とお客様のリアクション。今回は点検スタッフがホースの水圧で汚れが溜まっている汚水枡を洗浄しました。洗浄後はとてもキレイな状態になっています。

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  • 【押入れ戸の開閉が重い】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町N邸)

    Q 押入れ引き戸の開閉が重くなった。
    A 右側の扉が手前側にあるせいか、収納内の出し入れはいつも右側の手前の扉を開けておられるご様子。ちなみに左側の奥の扉は普段から開けておらず、そのせいか開閉では特に支障はありませんでした。
    [ホール]
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    そこで「ろうそくのロウ」に似た市販されているアイテム(名前は忘れました・・・汗)を桟や扉の底部に塗って摩擦を少なくなるようにして開閉の状態を改善させました。
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  • 【外壁の汚れ】2013年4月13日(土)お家の点検1年目(富山市Y邸)

    Q ココの壁(コーナー周辺)だけが汚れている。
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    A 現状を確認。試しに濡れタオルで表面を拭いてみると汚れがキレイに落ちました。この玄関付近は風が強く吹き込んでくることもあり、風に乗ってホコリが付着しているものと思われます。そこで、定期的に拭き掃除して頂くようお願いしました。今回のお客様宅は新築してまだ1年目であり、外壁の防水塗膜の劣化もあまり進んでいないので、表面に付いた泥などの汚れは水で濡らすと落としやすい(防水塗装膜が外壁を汚れから守る)と思われます。
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  • 【点検枡】2013年3月26日(火)お家の点検2年目(富山市婦中町E邸)

    [汚水枡]
    汚水枡を確認。お客様にも油脂等(洗剤等で油汚れを含んだ成分)が溜まっている状態を実際に確認して頂き、将来的な「詰まり防止」の為、定期的にホースの水流で配管内を洗浄して頂くようお願いしました。
    [建物右面/西側]     [建物右面/西側/キッチン]
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    点検スタッフの助言を聞くと同時に早速ホースを持ち出して水圧で洗い流されました。
    [次々と溜まりを洗浄している様子]             [洗浄後の水が流れている様子]
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  • 【排水用ホース/熱交換ユニット】2013年3月26日(火)お家の点検2年目(富山市婦中町E邸)

    温水器の下にホースが飛び出ているのを発見。「何だろう・・・」とホースの元をたどっていくと・・・
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    床暖房の熱交換ユニットからの排水ホースであることが分かりました。土間コンクリートの上に排水ホースの出口を直接垂らすと表面が汚れてしまうこともあるので、施工時の気配りの一環だと思われます。
    [床暖房の熱交換ユニット]  [エアコンの室外機の排水ホース]
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  • 【結露】2013年3月7日(木)お家の点検5年目(富山市婦中町S邸)

    結露跡を調査。暖房機器は蓄暖とコタツ、室内には空気清浄機(加湿器)があります。蓄暖は「暖かいけど過乾燥になる」ようで空気清浄機の加湿機能を使っておられるご様子。
    リビングのサッシには結露が発生しているそうだったので、結露の仕組みである「加湿によって室内の水分が増加、蓄暖を切って室温が下がると(湿度が上昇して)露点になって結露する」仕組みを紹介。
    カーテンを引いていると、内側は室内の空気の対流があるのですが、外側とサッシの間は空気が滞留する傾向があり、結露の原因にもなっています。
    [リビング/南東側]
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    数年後の見た目の美しさを考えて(カビの発生を防ぐ)サッシ枠を乾拭きで定期的に拭いて頂くようにお願いしました。2年目の報告書を読み返してみると、寒い日は蓄暖の近くで室内干しをされておられるご様子。洗濯物が干せると室内の水分が増加して、加湿器を使っているような状態にもなります。

    寝室の窓に結露跡。寝ている間に体内から放出される水蒸気によって室内の湿度が上がり、朝方の室温の低下によって結露しているものと思われます。
    [2階寝室]
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  • 【洗面化粧台の開閉扉のお掃除】2013年3月5日(火)お家の点検1年目(富山市M邸)

    Q 表面扉の拭き掃除をしているが、なかなか思うようにキレイにならなくて困っている。ここに付く汚れは化粧品関係が多い。
    A 現状を確認。「汚れ落とし」については一般的である「中性洗剤で軽く拭き取る」方法をオススメしましたが、納得されないご様子。そこで、後日メーカーにお手入れ方法を確認することになりました。
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  • 【水流の勢い】2012年12月5日(水)お家の点検5年目(富山市T邸)

    水を出して勢いを検査。少し弱くなっていたので下段物入れの中にある水流バルブを調整して、少し強い水流になるように現状を改善しました。カランの蛇口はコック式ですが、水流を調整できるバルブ(弁)は丸ハンドルになっています(今回は撮っていませんが・・・汗)
    下の写真は左手で丸バルブを回し、右手でコックをひねって水流を確認している様子です。
    [洗面化粧台]
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  • 【青い水跡】2012年12月8日(土)お家の点検1年目(立山町S邸)

    Q ここ(1階トイレ手洗い)の水だけ青色が混ざっているのか、ボウルに青い跡が残っている。
    A 現状を確認。「青い水跡」の事例がネットにも記述がありました。おそらく同じ現象だと思われます。お客様宅の水栓は1階のトイレだけが水道水、他は井戸水となっています。
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    ※ 参考 日本銅センター(http://www.doukan.org/kenchiku/39/3901c09.html)、
    TOTO(http://search.toto.jp/contents/navi/kosyoushindan/kyuutouki/oil/aomizu.htm)より抜粋。
    【事例】浴槽や布地が青くなったら(銅管から溶出する青い水)
    一般住宅で銅管(銅製の給水管)がまだ新しい時期に銅イオンの溶出によって浴槽や洗面器類、タオルが青くなったという現象が稀にあるそうです。
    一般的に金属が水と接するとわずかに溶けてイオンが溶出します。銅管の内面が新しい時は銅イオンが溶出しやすく、数ヶ月経過すると銅管に保護皮膜が形成(耐久性の向上)され、徐々に銅イオンの溶出も少なくなるのが一般的ですが、水質・配管条件・水の滞留時間などによっては数年かかる場合もあるようです。その溶出された銅イオンが石けんや垢に含まれている脂肪酸等に反応して緑青色の「銅石鹸」を生成して浴槽などに青いスジが付着することがあります。
    なお、銅は食品の中にも必ず含まれており、人体にとって造血上欠かす事のできない成分です。成人が必要とする摂取量は1日平均3mg程であり、衛生上は全く問題ないとのことです。
    1.青い水の原因
    給湯器及び配管(銅管使用の場合)から溶出したわずかの銅(Cu)イオンと脂肪(身体から出たもの)または浴用石鹸の脂肪との反応によって生じた「銅石鹸」が、空気中の酸素、炭酸ガスと更に反応して青い色を呈したもの。
    2.除去方法
    市販のものではマジックリンフォームまたはマジックリン(アルカリ性)をスポンジに付けて擦れば除去できます。バス専用のものは、比較的軽い汚れを対象にしている為、換気扇の油汚れ専用のものが良いようです。
    3.銅(Cu)イオン
    飲料水の水質基準では1.0ppm(mg/l)以下となっています。給湯水の場合通常0.2~0.4ppmですが、この程度の濃度でも銅石鹸の反応は起こり得るとのことです。
    4.脂肪分
    身体から出るものは避けられない為、石鹸に注意する必要があります。固形の浴用または洗顔石鹸がよく反応(ボディシャンプーでは起こらない)します。脂肪分はバスタブに吸着し易く、軽いためキッ水線の部分によく付着します(手で触れるとザラついている場合が多い)。使用後は特にキッ水線部を中心にスポンジ等で水洗いして、青い線が生じたらマジックリン等の洗剤で除去すれば良いそうです。

    銅石鹸は水に溶けないので汚れ落としには苦労がつきものですが、緑青や銅石鹸は毒物ではありません。
    一般的に毒物と言われているのは硫酸銅というものです。

    また、昔と違って今は水道メーターから屋内までの配管は水道用硬質ポリ塩化ビニル管(塩ビ管)が使われるのが一般的ですが、上水道本管から水道メーターまでの間はまだ既存の銅管が使われている箇所もあるそうで、上記のような現象が発生することもあります。