点検ブログ

  • 【虫除け】12月13日(土) 定期点検1年目(富山市T邸)

    Q 夏に虫が多くて困っている。
    A 虫の発生や侵入では、多くの事例があります。お家の周辺環境によるのですが、近くの田んぼや用水、外構(外回り)の草等々が発生原因となるようですね。
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    外構の場合、「発生源を絶つ」考えで対処するには除草が一番有効だと思われます。でも、除草の対象となるのは「花をつける観葉の植物」にも原因があることも。

    過去の資料を探していると一つの事例が見つかったのでご紹介します。
    (参考/2006年9月10日富山市N邸定期点検2年目、過去資料より抜粋)

    お家の部材から白い粉(石灰質)が吹き出ている?と点検スタッフは不思議に思いながら、手にとって確かめました。
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    車庫の前にも同様に白い粉。触れようとすると・・・
    「それは虫除け(殺虫剤)ですよ!手を洗ったほうが良いです」とお客様(笑)
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    以前、小さな虫が大量に発生して、室内に侵入してきた。当時は原因を徹底的に追究しようとして、「給気口」や「排気口」、「窓」等の全ての開口部をチェック。この際に24時間換気システムの運転も止めたけど、ダクト内に結露水が溜まるトラブルもあった、とお客様(笑)
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    虫の侵入については、リビング長戸のちょっとした開閉の際や衣服に付着している場合もあります。
    また、室内に持ち込まれたお米や野菜等についた虫が成虫になることも。

    「灯台下暗し」ということわざにもあるが、庭に草が大量に生い茂っているのを発見。よく見ると「小さな虫」がいっぱい。雨が降ると外壁を「上へ上へ」とよし登ってきた。でも、除草すると問題は見事に解決(笑)
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    除草の跡の様子です。

    周辺の自然環境が建物に悪影響もある事を改めて感じさせられた。
    そして、お客様は「椿を植え込みたいが、チャドクガ(害虫)が発生し、人体に影響(かぶれ)が出ると心配」とあれこれと思案されているご様子でした。
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    また、田んぼや用水等のようにDIYで対処できない場合は、「殺虫」よりも「虫除け」という気持ちで、アイテムを購入する方法がありますね。
    (参考/2008年8月30日富山市K邸定期点検1年目、終わりに・・・)

  • 【終わりに・・・】12月13日(土) 定期点検1年目(富山市T邸)

    お客様宅と同じ団地に住まわれる方も同じ困り事。
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    そういえば、「冬には夏のことを・・・」というエアコンのCMを思い出しました。

    私んちは田舎のせいか、隣は梨畑や田んぼ、畑が多く、夏はセミが夜中の12時を過ぎても室内からこぼれる照明の光の影響で鳴き止まない、そして、蚊も多い環境です(困)
    でも、梨の消毒後はしばらくの間は虫が寄り付かない良い環境♪

    周辺環境の田んぼや畑、用水等は何か特殊な出来事がない限り、なかなか変えることはできません。
    でも、予防する事は私にもできるかも☆

  • 11月17日(月) 定期点検5年目(富山市K邸)

    11月17日(月) 定期点検5年目(富山市K邸)
    所要時間 10:00~11:00 晴れ
    スタッフ 岡野、酒井、長澤、厚村
    協力業者 同行なし

    【K邸の特徴】
    ブラウンが基調のK邸。そしてホワイトのラインがとってもオシャレに感じられます。サイディングは木目の模様が入っていて、まるでアンのお家のよう☆
    そして内装にはたくさんの木々が使われており、かわいらしさを感じました。

  • 【屋根点検】11月17日(月) 定期点検5年目(富山市K邸)

    屋根点検を実施。お客様のお家の屋根材はコロニアル仕様になっています。
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    屋根には三角形のような形状の雪止め金具(※1)が取り付けられています。踏むと割れてしまう事もありますので、お客様自身で屋根に上がる際には気をつけてくださいね。
    また、経年変化等でコロニアルの表面の彩色部分が色落ちしてくると防水効果が薄くなりますので、その時は塗り直す必要が出てきます。今回は5年目点検。特に問題はありませんでした。
    (参考/2008年8月28日富山市K邸2年目点検、屋根点検)
    ※1 屋根雪の重みによる樋の破損防止や急な落雪による人への怪我防止等の役目があります。

  • 【雨垂れ】11月17日(月) 定期点検5年目(富山市K邸)

    屋根のすぐ下のモールには雨垂れ(※2)が目立っていました。数ある点検現場でも多く見受けられる、なかなかお客様によるDIYが行き届かない場所のひとつですね。
    (参考/2008年3月25日入善町U邸1年目点検、雨垂れ)
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    ※2 ネットで検索してみると雨垂れ防止の塗装(シリコン樹脂塗料)もあるようです。

  • 【床材】11月17日(月) 定期点検5年目(富山市K邸)

    Q 夏場には床鳴りがする。前に一度見てもらったことがあったが・・・。
    A リビングは、無垢フローリングです。木材の特徴である、季節(床下の外気)と生活スタイル(水蒸気の発生等)との湿度変化等によって、木材が伸び縮みし、床を支える木材や鋼製束との間に隙間等が発生します。ここに体重がかかることで床鳴りやキシミが発生するようですね。
    (参考/2008年3月25日入善町U邸1年目点検、床のキシミ)
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    床鳴りについては、床下に入って鋼製束を増し締めして、状況を改善しました。
    (参考/2008年9月14日富山市婦中町W邸1年目点検、床鳴り)

    リビングの真ん中の部分は家族が一番過ごす場所。ここが一番床鳴りしやすく、一番たわみやすい場所のようですね。
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    年月が経過しても、無垢の床材(2階も無垢材)は素晴らしいですね。
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    Q でも、キズが付いて困っている。
    A もし、大きなキズが付いたとしても、無垢材の場合は、表面をサンダー(※3)で削って綺麗にする事も出来ます。DIYでは難しい事もありますので、お気軽に弊社へご相談くださいね。
    また、キズ防止には、ウレタン系のワックスを定期的に塗るのも効果的。そしてイスやテーブルの脚の底部に装着するアイテムも数多くあるようですね。
    (参考/2008年7月18日富山市T邸1年目点検、床材)
    (参考/2008年10月21日射水市M邸1年目点検、床材)
    (参考/2008年10月21日富山市S邸2年目点検、キズ防止)

    ※3 紙やすり等を底面に取り付けて、やすり掛けをする工具。スイッチを入れると底面部分が前後に振動して、簡単に木材の表面処理ができるようになっています。

  • 【引き戸(襖/ふすま)の開閉】11月17日(月) 定期点検5年目(富山市K邸)

    Q 襖の開閉がしにくくなることもある。
    A 現状を確認。お客様宅の襖は、太鼓張り襖(※4)で、高さの調整ができない仕様となっています。
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    ※4 茶室の襖等に用いられる、縁のない特別な襖です。
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    季節によっては、鴨居が下に下がってきて開閉がしにくいことがあると思います。特に冬場は気温が下がることで湿度が高くなり、木材が湿気を吸って膨張している状態。その時は、軽く鴨居を押し上げながら、開閉すると良いそうですね。

    また、襖同士が室内湿度(襖と接する2つの部屋)によって、開閉しにくい現象もあります。
    例えば、和室や座敷とリビングとの間の襖ですね。
    (参考/2008年6月4日富山市婦中町T邸1年目点検、和室の引き戸)

    ほかに弊社の過去の資料を探してみると、こんな2つの事例がありました。
    まずは1つ目の事例です。
    Q 閉まりにくくなった。
    A 現状を確認。
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    リビングと和室の湿度差の影響で反ったものと思われます。
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    元の状態に戻す場合は、現在の湿度の環境(リビングと和室)をひっくり返すことはできませんので、襖を取り外して立て掛けて置くことをお勧めしました。
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    立て掛けておくことで、襖の両面が同じ湿度の環境になり、反りが無くなります。
    (参考/2006年2月13日富山市Y邸2年目点検、過去資料より抜粋)

    2つ目の事例です。
    Q 引き戸の開閉時に異音がする。
    A 現状を確認。シリコンスプレーを溝に吹き付けて、滑りを滑らかにしました。
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    (参考/2006年11月22日富山市婦中町O邸2年目点検、過去資料より抜粋)
    (参考/2008年10月21日射水市M邸1年目点検、リビングドア)

    木製建具は、温度による湿度差(気温と湿気との関係)が一番影響を受けるようですね。
    湿度差で考えると、季節(床下の通気等)や生活スタイルによる湿度変化との関係ですね。
    (参考/2008年6月4日富山市婦中町T邸1年目点検、生活スタイルって一体・・・)
    (参考/2008年9月14日富山市婦中町W邸1年目点検、生活スタイルと室内建具)

    これを防ぐには、内と外の湿度差(環境)を抑えることが良いのですが、室内では快適に過ごしたいですから、真夏は冷房、真冬は暖房(機器は様々)等で、体感気温が最適になるように自然に逆らって調整していますね。それに伴ない室内の湿度(水蒸気量)が変化します。

    以上が「立て掛ける」や「シリコンスプレー」という方法です。
    それでも改善されない場合は、引き戸の戸首をカンナやペーパーで当たる部分を削る方法を取ります。

    また、ネットで探してみると様々な方法があるようですね。
    「反り」防止対策として、シリコンスプレー(潤滑性、防錆性、耐熱性、耐水性あり)を吹き付ける前に「ニス」等を塗布して効果を試してみる方法。でも、DIYではかなり難しそうです。
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    簡単な「反り」対策ですが、襖を少し開けて風通しを良くすることで、湿度差を少なくさせる方法もありますね。手間はかかりませんが、開けっ放しがちょっと気になる方は不向きかもしれません(汗)。

  • 【壁の下地】11月17日(月) 定期点検5年目(富山市K邸)

    Q この壁にフックを付けたいが・・・
    A 現状を確認。この壁には床から30cm刻みに下地が入っているので、その部分にビスで留めて頂ければ良いとご提案。
    「下地はどこにあるのか?」の質問では、「下地探し」という商品をお勧め。壁に細い針状の穴を開けて壁の下に隠れている木下地を探せるという代物。ホームセンターでも販売されています。
    でも、小さな針の穴が壁に開いてしまうので、壁の隅のほうで試されれば良いと思われます。
    (参考/2008年10月21日富山市S邸2年目点検、リビングのカーテン)
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