引き戸の反り現象。サンルーム側の扉は引き戸が一般的だと思われます。サンルームは洗濯物を干す場所なので洗濯物が乾くと同時に室内の水蒸気量が上昇し、気温が下がると湿度が上がります(飽和水蒸気量の関係)。脱衣室側は逆に湿度が低いので、仕切っている(閉め切っている)引き戸の「反る」現象が発生し、引き戸が開閉しにくくなることがあります。
[サンルーム(物干し場)と洗面脱衣室の間]
お客様に住み心地アンケートの記入をお願いしました。
[リビング階段]
空気の対流によって冬は2階から冷気が降りてくる・夏は1階の冷気が逃げるリビング階段。現在は突っ張り棒をレールにして薄手のカーテンを掛けておられます。暖房を入れる冬の時期には家の中の空気の対流(冷気)防止の為、「厚手のカーテンを掛ける」などの他の点検現場での事例をご紹介。
[洗面脱衣室]
限られたスペース(間取り)の中で高機能化(便利さ)を目指す、お客様担当の営業や設計スタッフ。洗面脱衣室のサンルーム側では乾いた衣類等は左半分にある壁を有効に使った立体的な可動棚に収納します。
洗面脱衣室を半分に分けるロールカーテン。これを下げることで脱衣時の目隠しにできると思われます。
[灯油置き場]
石油ファンヒーターを使う時、ドコに灯油ポリタンクを置けば良いのか・・・やはり迷ってしまいます。
点検現場からの事例では玄関に置いておくケースが多いようです。灯油のニオイが室内に入るのが嫌な場合、今回のような屋外に置くという方法も選択肢のひとつかもしれません。
[収納スペース]
キッチンとリビング・ダイニングの間のカウンターを利用した収納スペース。収納テクニックのひとつですね。
[ケガ防止/コーナー材]
奥様やお子様がキッチンカウンターの角っこにぶつけるようで、今後のケガ防止の為にコーナー材を独自に購入されたご様子
2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)
所要時間 13:28~14:27 晴れ
スタッフ 横窪、渡辺
【O邸の紹介/点検グッズの紹介】
玄関前に目隠し壁が配してあるお家。デザインと玄関先のプライバシー、玄関ポーチの機能を兼ね備えたオシャレな仕様です。
これは普段目にすることがない床下の様子です。実際に入ると迷路のような時もありますが、間取りを反映させながら床下の間取り(基礎伏せ)も考えられています。
小屋裏点検用の脚立(脚底にはスポンジで養生・キズ防止加工済み)、床下点検用に考案された車輪の付いたボード(床下ではうつ伏せになって移動)、手には六角レンチやカッター、ドライバーを持っています。
メンテナンスや点検に必要な道具類はホームセンターで買い揃えることができますが、ただ1つのアイテムだけは売ってなくて自作(お手製)です。何だか分かりますか?
・・・正解は床下用ボードです(笑)
Q 床にキズ(黒い跡)が付いてしまった。
A 現状を確認。開き戸の底部が少し床を擦っている状態でした。
ドアが傾く(下がる)ことによってマグネット式のドアストッパーの金物(ゴム状のもの?)が下がって床を擦っている状態だと思われます。
まずはドライバーでラッチのかみ合わせを補正してみましたが、改善できませんでした。
次に丁番を補正してみることに。この開き戸の丁番は専用の六角レンチが必要となります。お引渡し時の取扱説明書と一緒にお客様へお渡しした「工具セット」を再確認しましたが、約5年前のことであり、ハッキリと覚えておられないご様子。仮に紛失してもホームセンター等で販売されているので、今後のメンテナンス道具として購入して頂くようお願いしました。
丁番の補正の仕方によって、扉が上下・左右・奥行きへの動くことを紹介。
床に付いているキズ?汚れ?を試しに爪で擦ってみると何とか取れそうだったので、ティッシュをお借りして水も含ませながらお客様と一緒に擦ってみることになりました。
指圧(指を押し付けて擦る)によって汚れが取れてきました。左下の写真の左側に見える斑点はデジカメセンサーに付いた汚れが写ってしまいました(汗)ごめんなさい!
擦っても落としきれなかった場合の汚れは薬剤を使って頂くようお願いしました。