点検ブログ

  • 【開き戸の引っ掛かり】2012年12月5日(水)お家の点検5年目(富山市T邸)

    開閉テストを実施。ラッチとラッチ受けのかみ合わせが少し悪くなっていたので、ラッチ受け(ドア枠側)の金物の位置を上下左右に微調整して開閉の状態を改善しました。かみ合わせが悪い状態のままだと少しずつ摩擦によって消耗が進んでしまうので、部材を長持ちさせる(メンテナンス)観点から考えると、(仕組みが分かれば)お客様DIYによるドライバー調整は手軽にできます。
    [2階居室①]
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    [2階居室①]
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  • 【引き戸を開ける時に重い/サンルームとDKの仕切り扉】2012年12月8日(土)お家の点検1年目(立山町S邸)

    Q 引き戸を開く時、以前と比べると重くなって(開けにくくなって)いる感じがする。
    A 現状を確認。サンルームとDKの湿度差による扉の「反り」が原因と思われます。
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    「反り」に対処すべくドライバーで扉の側面にあるツマミを回して扉の高さや傾き、上の桟のビスも調整して摩擦が少なくなるように試みてみましたが、完全には改善されませんでした。
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    そこで最終的に扉を外して可動部分の高さ等の調整をして現状を改善しました。
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  • 【引き戸の開閉が重い】2012年12月8日(土)お家の点検1年目(立山町S邸)

    Q トイレの扉の開閉が重い。
    A 現状を確認。まずは扉の側面にあるツマミを回して、引き戸の上下や左右の奥行き等を調整。
    [2階トイレ]
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    桟を見ると擦っている黒い跡がありました。そこで扉を外してダイレクトに調整することになりました。
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    扉の開閉が重くなる理由は「摩擦」が考えられます。性能的に扉の密封性(断熱・遮音性)が高まる一方、湿度の変化等で扉の表面(表裏)の木部が微妙に伸縮して、トイレと2階ホールの湿度差によって反った場合は開けにくくなることもあります。これに対して扉には起こり得る現象を想定して、微妙な補正ができる箇所があります。
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  • 【TVカウンターの下がり】2012年11月17日(土)お家の点検1年目(高岡市O邸)

    今年の9月頃に「TVカウンターの前のほうがやっぱり少し下がっている」との連絡があり、試行錯誤しながら対処しつつ、本日の1年目の定期点検となりました。今回で現状を完全に改善すべく、お客様と一緒に手伝って頂きながらテレビを下ろしてカウンターの水平状態を再確認。
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    やっぱり少し下がっている状態だったので、背面の板に打つビスの数を前回よりも増やすことにしました。これは背面の薄い壁にビスを打っている様子。
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    ひと通りの作業後、改めて目視確認。今回のビス打ちで前回よりも傾きは改善されましたが、天板の側面と壁の間には少し隙間がありました。ここで、背面の薄い板にビスを数多く打ち付けても限界があることが判明しました。ビスを打ち過ぎると背面の板がヒビ割れする可能性もあります。
    06_TO01_TVカウンターの下がり_05.jpg06_TO01_TVカウンターの下がり_06.jpg

    最後にTVカウンターの前後(壁際と先端)をスケールで計測。
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    水平器でも計測。やっぱり少し前かがみになっている状態でした。これまでの補強工事(作業)ではTVカウンターの底部に壁とを接続する金物(三角形)の取り付け、背面板と壁とをくっ付けるビスの増量となっています。
    もし、水平度を今以上にするのであれば、天板の上部と壁を上から接続させる必要があります。これまでの対応経緯をお客様に説明して、改善履歴と限界を理解して頂きました。ありがとうございます。
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    また、この木製カウンターが床にピタッと付いたり両脚が床面に付く仕様であれば、このような現象が起こらなかったかもしれません。今回のような後付けカウンターやメーカーの建材としてのTVカウンター(宙吊りで壁打ち)等の場合は上に乗せる物に目安の重さがあるので、設計・施工ではお客様へ起こり得る現象を十分に説明する必要があると思われます。

  • 【可動棚の扉の開閉(一番左側)が重いときがある/キッチン】2012年10月20日(土)お家の点検2年目(高岡市M邸)

    Q 可動棚を開ける時、一番左側の扉が重くて開けにくくなることがあった。
    A 現状を確認。今回は特に開け閉めが重いことはありませんでした。
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    試しにドライバーでストッパー等を調整してみましたが、特に変わった様子はありませんでした。後日、取扱説明書を見ながら改めて検査することをお約束。
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  • 【開き戸のロックする部品が緩んでいる】2012年10月17日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町T邸)

    Q 扉の部品が自然に取れてきた。
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    取っ手部品のカバーを取り外して両方から挟んだり、押さえたりしながら仕組み(構造)を再確認。
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    お客様にも見て頂き、どのようにして外れたのか?どうやって取り付けたのか?を説明。今後はDIYで出来ることを理解して頂きました。
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  • 【お家の定期点検がもうすぐ10歳になります】2012年10月17日(水)お家の点検2年目(富山市婦中町T邸)

    そういえば・・・?
    と、昔を振り返って懐かしむことがしばし・・・。
    「どうしてお家の定期点検をしてるんだろう?」と、らしからぬ疑問を抱くこともあります。
    これまでの定期点検の現場を見ていると、大きな問題というのは実際のところほとんど無いのが現状。
    だったら「点検する意味が無いのでは?」と、単純に考えることもあります。昔のお家だと「定期点検をする」ってことが無かったのが一般的だったと思いますが・・・。
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    お家って買ったら(建てたら)一生モノですが、定期的なお手入れが必要ですし、ある意味メンテナンス費用が発生するのを忘れ気味かもしれません。
    太陽の紫外線や気象条件(雨、雪、風など)、部材の使い勝手等々で少しずつ劣化したり、磨耗・消耗したり、外れたり、壊れたりしていきます。これらの劣化を遅らせたり、状態を改善したり、交換したり等々、お客様と一緒に「お家の快適な住まいが長持ちするように」取り組んでいます。
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    今回はお子様が私たち点検スタッフに興味津々で、ずっと後ろにくっついてきました。
    手にはカメラを真似たオモチャ。(≧∇ノ■ゝハイ♪チーズ☆
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    次に訪問するのは3年後の5年目点検。
    無邪気なお子様の笑顔・言動を見ていると、不思議と心があったかくなりますね。お子様の成長がとても楽しみです。

  • 【引き戸が自然に動く(開く)/リビングと和室の間】2012年9月25日(火)お家の点検1年目(射水市M邸)

    3枚引き戸の開閉テストを実施。何の引っ掛かりもなくスムーズに開閉できたのですが、一番左側の扉は止めても(車輪が固定されず)少し左側へ自然に動く状態でした。
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    そこで、扉の側面にある調整ツマミをドライバーで回して車輪の高さを調整して、シッカリ止まるように補正。
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    車輪の摩擦状態を確認して現状を改善。
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