点検ブログ

  • 【A邸の紹介】2014年7月16日(水)お家の点検10年目(富山市八尾町A邸)

    2014年7月16日(水)お家の点検10年目(富山市八尾町A邸)
    所要時間 9:40~11:42 曇り
    スタッフ 前根、渡辺

    【A邸の紹介】
    お客様宅の定期点検の記録を辿ると・・・弊社・中田工務店の定期点検を始めた第1号となっています。
    当時(約10年前)の1年目点検は「定期点検」をどんな感じでするのか暗中模索の状態でした。振り返ってみると信じられない話です・・・(汗)それが600件以上の点検現場を重ね今に至っています。
    お客様宅では定期的にワックスをかけておられるご様子。床の表面は光が反射してツヤが実感できます。
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    イスやテーブルの脚先にはキズ防止のための毛糸の靴下が履かせてあります。椅子の脚にマッチしててカワイイ・オシャレですね。定期点検を始めて11年目選手の私ですが、保証対象となっている部材等の検査だけでなく、こうしたインテリア等へのお客様の心配りにも配慮していきたいと考えています。
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  • 【点検枡】2014年7月16日(水)お家の点検10年目(富山市八尾町A邸)

    [雨水枡]
    雨水枡の点検を実施。雨水枡に溜まる泥は屋根や外壁等に付着したホコリや泥が雨水で洗い流され、雨樋を通って枡内に入ってきたものとなります。
    [建物前面/西側]
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    雨水枡のお手入れ方法です。お客様からシャベルをお借りして溜まっている・沈んでいる泥等を取り出すことになりました。
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    [汚水枡]
    点検を実施。白い油脂等が少し溜まっている状態でした。
    [建物前面/西側/キッチン等]
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    5年目や10年目点検の恒例作業となっているホース洗浄。お客様からホースリールをお借りして塩ビ製のパイプを使った洗浄方法を実演しています。見よう見まね的な感じでお客様に手伝って頂きました。
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  • 【キッチン換気扇フードのビス交換】2014年7月16日(水)お家の点検10年目(富山市八尾町A邸)

    お客様から以前に「網を取り外して掃除しようにもビスが回らない」とのお問合せがあり、今回の10年目点検を機に旧ビスを抜くことになりました。1箇所のビスが錆びており、なかなか抜けない状態。
    [建物左面/北側]
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    右手でドライバーを回しながら左手(反対側)はペンチでナットを固定させて上手に取り外せました。お客様が新しいビスをご用意しておられたので新品と取り替えになりました。
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  • 【床材の色落ち】2014年7月16日(水)お家の点検10年目(富山市八尾町A邸)

    Q 結露水が溜まったのを見つけて拭いてみたが、床が変色してしまっていた。
    [LDK/東側]
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    現状を確認。この症状は腐蝕とまではいきませんが、床材の皮膜が変色したものと思われます。マイナスドライバーで表面の皮膜を取り除いて、この削り跡にニス等を塗って頂くことで見た目は改善されると思われます。
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  • 【トイレの床材にワックス】2014年7月16日(水)お家の点検10年目(富山市八尾町A邸)

    木肌が美しい木製のフローリング仕様。汚れには強いのですが、水には弱い性質があります。
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    ワックスを定期的にかけておられるせいか、結露水による床材の変色現象は見受けられませんでした。ワックスではリンレイが有名ですが、耐水性もアップしているので使い勝手が良いかもしれません。
    [左側]          [右側]
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  • 【結露と損得】2014年7月16日(水)お家の点検10年目(富山市八尾町A邸)

    2階の一室は洗濯物干し場として使っておられるのですが、冬の間は結露が多かったそうです。洗濯物が乾くことは室内の水蒸気が増加すること、増加した水蒸気は除湿機やエアコンによる除湿や窓を開けて換気することで結露をある程度防ぐこともできます。冬の間は室温が低くなるので、飽和水蒸気量は小さく結露化しやすくなる環境になっています。
    [2階居室/北側]
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    これまでの生活を思い出して頂き、除湿機の常時運転やエアコンによる室内温度の上昇、24時間換気の再稼動等々、WIC(ウォークインクローゼット)内の服がカビてしまわないよう、費用対効果(損得話)となりました。
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    結露が多いのはアルミサッシのせい?10年前を思い出すと当時は高価ではあったが、樹脂サッシを選択肢に入れても良かったかも・・・とお客様。
    サッシについては性能面では技術革新等、予算面では市場価格の低減化等のいろんな要因があるので、単純に10年前と今を比較するのは非常に難しいと思います。お家の立地条件(周辺環境)、生活スタイル等によっても起こり得る現象は異なってきます。
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    一般的に新築時と10年経過した現在では家族構成や生活スタイル、考え方等が変わっているので、メンテナンス等にはあまりお金をかけたくないという発想もでてきます。ですが、点検毎にお客様に立ち会って頂き、「修繕という必要最低限の費用」が少なからず発生することを体験して「メンテナンスの必要性」という発見を、弊社の定期点検を通じて理解・納得して頂ければ幸いです。

  • 【開き戸が閉まらない】2014年7月1日(火)お家の点検1年目(富山市I邸)

    Q トイレの開き戸が完全に閉まらない。
    [1階トイレ]
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    現状を確認。ドライバーで丁番の奥行き等を補正してみましたが、改善できませんでした。
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    施工済みの扉の丁番を少し移動させて閉まるように補正することが必要と判明。後日、対処することをお約束。
    [下/丁番と扉の結合位置が凸] [上/丁番と扉の結合位置が水平]
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  • 【お風呂のカビ】2014年6月26日(木)お家の点検1年目(高岡市H邸)

    Q お風呂をキレイに掃除しても隅っこはどうしてもカビが発生する。何か良い方法はないのか?カビキラーも使っているが・・・
    A お風呂上りの簡単な掃除や水での洗浄、タオル拭き等の方法を紹介。基本的には風呂場はカビが発生しやすい環境なので、いかに発生を抑えるかがポイントになると思われます。
    [浴室]
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    (参考/http://www.ienakama.com/tips/page/?tid=338/お風呂のカビ予防とカビ掃除の方法)
    ※ カビは空中を舞っている胞子が水分を吸収して発芽、有機物の汚れをエサにして糸状になり、菌糸を伸ばしながら枝分かれして成長します。
    【カビ発生の理由】
    室温が20~30℃、湿度が80~100%、石鹸や人の垢等のカビの栄養源となるたんぱく質が豊富。
    【カビ予防】
    A 低温にする
    B 乾燥させる
    C 栄養源を絶つ
    【具体例】
    ①洗い場や壁に付着しているシャンプーやボディーソープ等を洗面器等で流す ・・・ C
    ②シャワーで水を壁や床にかける ・・・ A、C
    ③窓を開けて換気扇(点けっ放しが理想)をつける ・・・ B
    ④天井や壁、床の水分を拭き取り ・・・ B、C
    【予防薬剤等】
    ①「消毒用エタノール」をスプレーボトル等に入れて、壁面や天井などのカビが発生しやすい場所に
    スプレー処理。
    ②タイルの目地にロウを塗る。撥水効果でカビ発生の予防。

  • 【テラスの手すりの緩み】2014年6月24日(火)お家の点検1年目(富山市婦中町M邸)

    Q 手すりが少し動く(西側のほうが動く幅が大きい)
    A 現状を確認。天候の湿度変化等によって木である「ほぞ※1」が少し収縮(調湿機能)したものと思われます。
    [建物正面/北側]
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    ※1 木材同士を接合する時、一方の材に開けた穴にはめ込む為、他方の材の一端に作った突起。

    工事中はキッチリと入るように施されていましたが、木の収縮等によって接合部分に僅かな隙間が発生したものと思われます。構造上は特に問題ないのですが、さらに固定する場合は斜めに釘を打ち込みことになります。
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    また、定期的な塗装をすることで木の色合いや美しさ・強度等が保たれます。北面で屋根の下に手すりがあるので経年劣化等の進度は遅くなりますが、起こり得る現象を想定して頂くようお願いしました。
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