点検ブログ

  • 【新築後に起こり得る事例・現象(結露)について】2014年3月29日(土)お家の点検5年目(滑川市K邸)

    運転時に水蒸気が発生しない、室内が非常に暖まる蓄暖(蓄熱式暖房機)。燃料は電気なのでクリーンな暖房ですし、オール電化住宅だと電気代のプランを上手に利用すれば節約にもなります。でも、室内が暖かくなるのと同時に過乾燥にもなるので、ご家族の健康・過ごしやすさを考えて加湿器を点けられるご家庭もあります。

    [蓄暖]          [加湿器]

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    サッシのゴム枠部分に発生した結露跡を拭かずに放置されていると、小さなカビが出てくることもあります。夜はプライバシーや断熱を目的として厚手のカーテンが引かれることでサッシとカーテンの間の温度が下がって(室内の空気の対流から遮断される)結露化するものと思われます。

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    また、結露が発生しやすい冬の時期は毎日の洗濯物を干す・乾かす場所にも困ってしまいます。さてと・・・ドコに干そうか?

    外に干せないのだったら、サンルーム・・・それとも、あったかいリビングが良いかも?とアレコレと悩みます。「洗濯物・衣類が干せる」ということは、実は室内に水分が移動しただけ。この水分を除湿(除湿機)や換気(空気の流れを作る/風通しをよくする・扇風機を使う場合も)をしないと結露の原因にもなってきます。でも、洗濯物を何とか乾かさないとイケナイ、明日に着る衣類が必要となった時に苦労します。

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    さて、5年目点検の話に戻ります。一般的なお客様宅では5年目点検の今でこそ体感・経験され、起こり得る現象や経年変化等を理解されるようになりましたが、それまでは疑問も多かったと思われます。

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    私たち点検スタッフがいつも考えること。経験される前に起こり得る現象を理解して頂くには・・・どうすれば良いのでしょうか?説明や事例紹介では物足りないこともあります。

  • 【O邸の紹介/点検グッズの紹介】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)

    2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)

    所要時間 13:28~14:27 晴れ

    スタッフ 横窪、渡辺

     

    【O邸の紹介/点検グッズの紹介】

    玄関前に目隠し壁が配してあるお家。デザインと玄関先のプライバシー、玄関ポーチの機能を兼ね備えたオシャレな仕様です。

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    これは普段目にすることがない床下の様子です。実際に入ると迷路のような時もありますが、間取りを反映させながら床下の間取り(基礎伏せ)も考えられています。

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    小屋裏点検用の脚立(脚底にはスポンジで養生・キズ防止加工済み)、床下点検用に考案された車輪の付いたボード(床下ではうつ伏せになって移動)、手には六角レンチやカッター、ドライバーを持っています。

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    メンテナンスや点検に必要な道具類はホームセンターで買い揃えることができますが、ただ1つのアイテムだけは売ってなくて自作(お手製)です。何だか分かりますか?

    ・・・正解は床下用ボードです(笑)

  • 【点検枡】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)

    [雨水枡]

    雨水枡の点検をする予定でしたが、雑草防止用のビニール、その上には砂利が敷いてありました。無理に蓋を開けるとビニールが破けてしまう可能性があったので、検査は次回に延期という形になりました。

    [建物左面/北側]

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    [汚水枡]

    点検を実施。白い油脂等が少し溜まっていましたが、現段階では特に問題ないと思われます。

    [建物左面/北側/洗面脱衣室]

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  • 【開き戸の擦れ】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)

    Q 床にキズ(黒い跡)が付いてしまった。

    A 現状を確認。開き戸の底部が少し床を擦っている状態でした。

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    ドアが傾く(下がる)ことによってマグネット式のドアストッパーの金物(ゴム状のもの?)が下がって床を擦っている状態だと思われます。

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    まずはドライバーでラッチのかみ合わせを補正してみましたが、改善できませんでした。

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    次に丁番を補正してみることに。この開き戸の丁番は専用の六角レンチが必要となります。お引渡し時の取扱説明書と一緒にお客様へお渡しした「工具セット」を再確認しましたが、約5年前のことであり、ハッキリと覚えておられないご様子。仮に紛失してもホームセンター等で販売されているので、今後のメンテナンス道具として購入して頂くようお願いしました。

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    丁番の補正の仕方によって、扉が上下・左右・奥行きへの動くことを紹介。

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    床に付いているキズ?汚れ?を試しに爪で擦ってみると何とか取れそうだったので、ティッシュをお借りして水も含ませながらお客様と一緒に擦ってみることになりました。

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    指圧(指を押し付けて擦る)によって汚れが取れてきました。左下の写真の左側に見える斑点はデジカメセンサーに付いた汚れが写ってしまいました(汗)ごめんなさい!

    擦っても落としきれなかった場合の汚れは薬剤を使って頂くようお願いしました。

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  • 【開き戸のラッチかみ合わせ】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)

    開閉テストを実施。ラッチとラッチ受けのかみ合わせが悪い状態でした。そこで、ラッチ受けの金物を調整(止めビスを緩めてラッチ受け金物を少し動かす)することにしました。

    [2階寝室]

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    お客様をすぐ近くにお呼びして目の前でドライバーや指先を使いながらラッチ受けが動くのを見て頂きました。お客様はメンテナンスの方法・扉の仕組みを頷きながらご理解されているご様子でした。

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    この開き戸の丁番も六角レンチが必要なタイプとなっています。

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  • 【クロスの割れ】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)

    天井クロスの割れを発見。デジカメの不具合でレンズ内の汚れによるポツポツ薄い斑点がかなり目立っていますが・・・(汗)

    [2階寝室]

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    下のほうにもヒビ割れが発生していました。湿度変化等による木製の下地やボード、クロスの伸縮等の違いによるところが主な原因となります。

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    13畳ある洋室。割れている箇所を見ると透明になっている状態。過去に弊社によるコークボンドを使って目立たないように補修されていた跡と思われます。クロスの保証は2年、現在は保証対象外となっています。お客様DIYで目立たないように補修することも可能ですが、もし、費用をかけて補修される場合、将来的に子供部屋等で間仕切りを作る際に補修・貼り替えされたほうが経済的になります。

    [2階洋室/壁]      [2階洋室/天井]

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    壁、天井面に隙間が見受けられました。目立たないように補修する場合は別途見積書を提示させて頂くことを説明すると、現在のままで良いことになりました。

    [2階ホール]

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  • 【床下点検】2013年10月23日(水)お家の点検5年目(富山市O邸)

    床下点検を実施。これは車輪付き床下点検用ボードです。

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    シロアリ保証の延長について。今回の5年目点検で新築からのシロアリ保証が切れることをご案内。今後5年間の保証継続の金額を口頭で提示しました。お客様との協議の結果、次の点検は10年目点検になると紹介したところ、その時点で改めて検討することになりました。

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