[雨水枡]
点検を実施。枡底の泥の溜まりはあまり無かったのですが、井戸水の影響なのか、赤サビに似た跡が周囲に残っていました。
[南東側]
[汚水枡]
全ての汚水枡の蓋をドライバーで開けて点検を実施。油脂等の溜まりが少しありましたが、特に問題はありません。
[南西側]
玄関前や駐車スペースの表面が赤サビに似た色で変化していました。このような事例を実際に見たのは初めてでしたが、海岸沿いの融雪道路ではよくある光景だとか・・・。井戸水を使った融雪(ホースに穴を開けたような簡易的なもの)に関係があったものと思われます。
点検現場では詳しい原因が分からなかったのですが、気になったので少し検索してみました。
※ 鉄バクテリアによる赤水
鉄バクテリアというのは「鉄を酸化して自分の体にくっつける」という性質を持っているそうです。
だったら何の為に酸化してるの?と疑問。この酸化した時に出るわずかなエネルギーを使って生活しているとのこと。このバクテリアが井戸の中で繁殖して、その固まり(コロニー)が井戸水とともに揚水されて、これが塩素消毒によって酸化され真っ赤になり、赤サビそっくりになるようですね。
(参考/「赤い水」を知っているか/http://www.suga-kogyo.co.jp/f9n72viw/iro_aka.html)
鉄バクテリアは人畜無害のようで、安心しました。
さらに調べて見ると・・・
鉄イオンやマンガンイオンが多く含まれる水は、俗に金気(かなけ)が多い水とされ、味覚に違和感があるようです。水道水源ではこれの除去手段として鉄バクテリアの活用が着目されているそうです。
(参考/ウィキペディア)
雨は降ってなかったのですが、エコキュートの辺りを点検していると水が落ちてきました。不思議に思って上を覗いてみると・・・
天板が少し凹んで雨水が溜まっている状態。そして点検パネルのカバーも損傷しており、土台となっているコンクリートにはヒビ割れや欠けが発生していました。
原因は屋根雪の落雪の被害と思われます。2年前に太陽光パネルを取り付けられたそうで、パネルの上に雪止めが無いせいか、大雪による屋根雪の落下でかなりの勢いがあったと思われます。
現段階ではエコキュートに問題はありませんが、年月の経過とともに運転に支障が発生するかもしれないと思われます。お客様との協議の結果、今回の5年目点検後のフォローでは天板や点検パネルの修理、そして今後の再発防止としてエコキュートの上に雪避け屋根を取り付けるご提案をすることになりました。