お客様宅では、1階・2階ともに運転がONの状態でした。特に冬場は換気システムをOFFにしているとダクト内に結露が発生する事もありますが、実際に結露水が溜まったトラブルもご経験済みでした。
以前、別のお客様宅の記事で取り上げました(参考/2008年12月13日富山市T邸1年目点検、虫除け)。
これはブログ化する前の「2006年9月10日富山市N邸2年目点検」の記事からの抜粋です。
ドアの開閉速度が速かったので、ドライバーでドアクローザー(※1)を調整。
調整方法はドアクローザーに貼ってありますが、よく分からないと思います。いずれ、お客様ご自身で調整(※3)できるように解説しました。
※1 ドアクローザーの役割には「ドアを自動で閉める」、「閉まる直前は、ゆっくり閉めることで指等を挟まないようにする」という安全装置のような働きがあります。
このクローザーは油圧式(※2)です。年月の経過や季節(特に夏と冬)の気温の変化等に
よって中に封入されている油の状態が変化する為、調整する事が必要となってきます。
※2 閉まる時の速さ・勢いを抑えてくれる装置に封入されている油です。
(参考/ドアクローザーとは?http://manmarry.com/door/より抜粋)
※3 今回は2バルブ型の仕様。(他に1や3バルブ型があります)。それぞれが調整ネジの数で違っています。2バルブ型の場合、第1速度(A)と第2速度(B)とに分かれており、Aは閉まり始めから閉まる間際(全体の軌道の8割)まで、Bは閉まる間際から閉まる(残りの2割)までの距離となっています。
(参考/エクステリアの豆知識http://www.tesshi-e.com/genkan_tyousei.htmlより抜粋)
時計回りに回すと閉じる速度は遅くなり、反時計回りの場合は速くなります。DIYで調整する時はドライバーで回す?回転?させる目安は数ミリ程度なので、回し過ぎには注意して下さい。
また、調整方法が書かれているシールは、ほとんどの建具(数年前から?)に貼られていると思います。
探してみるのも良いかもしれませんね。
リビングのコーナーに隙間を発見。室内外の湿度変化等による木部とクロス(ビニール製)の伸縮の差が一般的な原因となります。お客様も仕組みについてご納得。ありがとうございます。
でも弊社のクロス保証は2年で期限切れになっているので、お客様へホームセンターで販売されているアクリル系コークボンドの購入をお勧めしました。
使用方法は、「コークボンドを該当箇所に注入し、はみ出た場合は濡れ雑巾で拭き取る」ことで、何度でも試す事ができて、最終的にはキレイに仕上がると思います。
また、室内の全ての場所が全く同条件(湿度や空気の流れ等)ではないので、その後の経過も異なってきます。経過観察も日用大工の一環かもしれませんね。
(参考/2009年2月18日、富山市K邸5年目点検、クロス)
実際に施工している様子は、「2008年12月18日、富山市T邸5年目点検、クロスの剥がれ」等々にカキコしてあります。
[ジョイントコーク・A]
天井・壁面のコーナー・ドア枠・窓枠廻りのコーキング、壁紙の剥がれ防止、下地の隙間、凹凸補修等です。
[ボンドコークホワイト]
モルタル・壁用充填材等です。
JIS K6833では接着剤が一定の条件で貯蔵された場合、性状(性質と状態)に大きな変化がないか、接着強さに変化がないかどうかを見て、「長期の安定性を試験して貯蔵可能な期間」を製造メーカーが表記しているようですね。
これらはアクリル系エマルジョン形で、堆積(塗布して圧締まで)時間は10~15分、貯蔵安定性(性能が維持する期間)は2年となっており、使いやすいと思われます。
(参考/接着剤ツールファーストhttp://www.toolfirst.jp/chishiki/koukateki.htmより抜粋)
(参考/接着剤の基礎知識http://hot-relief.com/bondo/より抜粋)