点検ブログ

  • 【床鳴り】3月17日(火) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)

    Q 床鳴りがする。
    04_Y_床鳴り_0104_Y_床鳴り_02

    A 現状を確認すべく、床下に入って床を支えている鋼製束の増し締めを行ないました。
    04_Y_床鳴り_0304_Y_床鳴り_04

    該当箇所の鋼製束を増し締めしましたが、状況は改善されませんでした。
    お客様宅の床材は無垢。蓄熱式電気暖房機(蓄暖)による過乾燥が原因で収縮しているものと思われます。お客様も蓄暖を使い始めた頃から床鳴りが気になるようになったとおっしゃっていました。
    04_Y_床鳴り_0504_Y_床鳴り_06

    そこで、蓄暖の使わなくなる時期まで待って、まだ床鳴りがするようでしたら、連絡して頂くことになりました。
    (参考/2009年3月13日入善町U邸2年目点検、床のきしみ)
    (参考/2009年2月12日富山市婦中町I邸1年目点検、床材の隙間、床鳴り)

  • 【建具の調整】3月17日(火) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)

    Q 以前より重くなったような気がする。
    06_Y_建具調整_01

    A 現状を確認。スタッフの力加減では、重く感じなかったのですが、女性の力ではやや重いようです。そこで、ドライバーで調整ビスを回して少し軽くしました。
    06_Y_建具調整_0206_Y_建具調整_03

    この木製建具は、室内湿度の変化で伸縮する現象に対応した仕様。調整ネジの役割を説明しました。

  • 【引き戸】3月15日(日) 定期点検2年目(富山市N邸)

    Q 扉の閉まり具合が違うような感じがする。調整して欲しい。
    A 現状を確認。日常の使い勝手や使用頻度等によって、枠の金物のビスが緩んでしまっていました。そこで、インパクトドライバー(※1)を使ってビスの増し締めをして現状を改善。
    06_N_引き戸_0106_N_引き戸_02

    ※1 締め付け用の電動工具。ヘッドの部分でプラスやマイナスを選択して取り付けできる代物。機能は締め付けをしながら内蔵されているハンマーで鉛直方向に力を加えます。
    鉛直とは、重りを糸で吊り下げた時の糸が示す、重力(水平に対して垂直)の方向です。

  • 【室内の過乾燥とクロスの変化】3月14日(土) 定期点検5年目(氷見市M邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機(蓄暖)をつけていると、すごく乾燥して目が痛くてしょうがないので、加湿器を使っている。
    01_M_過乾燥_0101_M_過乾燥_02

    Q 乾燥していたからだと思うが、この間(冬の時期)は和室のクロスが数ミリ開いていた。
    でも、補修を依頼して来てもらう時分になると元通りになっている(笑)・・・とお客様。
    A 現状を確認。室内湿度の変化にともなう、クロス(ビニール製)と下地材(木製)との伸縮の差であると思われます。
    01_M_過乾燥_0301_M_過乾燥_04

    蓄暖の仕様や使われる時間等によって起こり得る現象は様々ですが、石油ファンヒーター(灯油が燃焼することで水分が発生)のように水蒸気が発生しないのが特徴の一つです。

  • 【クロスの補修】3月14日(土) 定期点検5年目(氷見市M邸)

    下地ボードのジョイント部分のクロスに隙間(室内湿度の変化等による)がありました。
    DIYで対処する場合は、ホームセンター等で市販されている水性アクリル系のコークボンドを使い、該当箇所へ注入して目立たないようにする補修方法となります。
    02_M_クロス_0102_M_クロス_02

    接着面を平らにする為には専用ローラーでゴロゴロと押さえつけます。もし手元に無い場合は、コップの側面やラップの芯でも代用できますね。
    (参考/2008年12月18日富山市T邸5年目点検、クロスの剥がれ)

    ここで、似たような事例がありましたので取り上げたいと思います。
    まずは、クロスの専門業者の方です。
    (参考/2006年4月21日富山市婦中町M邸1年目点検、クロス補修より抜粋)

    隙間の部分を指で少しめくります。
    03_M_クロス_0103_M_クロス_02

    クロスの裏側にコークボンドを注入し、指で押さえます。
    03_M_クロス_0303_M_クロス_04

    患部の表面にコークボンドを指で塗り、スポンジで押さえます。
    03_M_クロス_0503_M_クロス_06

    仕上げをローラーで押さえます。
    03_M_クロス_0703_M_クロス_08

    補修完了です。
    03_M_クロス_0903_M_クロス_10

    次は、弊社の点検スタッフ(砂田)です。
    (参考/2007年10月23日富山市S邸2年目点検、クロス補修より抜粋)

    コーナーに沿って、カッターで切れ目を入れています。
    04_M_クロス_0104_M_クロス_02

    切れ目にコークボンドを注入し、タオルで余計に付いたボンドを拭き取ります。
    04_M_クロス_0304_M_クロス_04

    職人さんのような手つきが光っています☆

  • 【ドアストッパー】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    Q 風が強い日、ドアが最大(目一杯・めいっぱい)に開いて壁とぶつかり、取っ手にキズがついてしまった。
    A 現状を確認。
    05_U_ドアストッパー_0105_U_ドアストッパー_02

    日常の開閉ではドアクローザーが開閉軌道の半分でいったん止めてくれる仕様となっています。でも、風が強い場合は、風圧の影響でクローザーが効かなくなっていると思われます。
    05_U_ドアストッパー_0305_U_ドアストッパー_04

    後日、床付けのドアストッパーを取り付けして再発防止。取っ手には部分的な塗装を施す事をお約束。

  • 【塗り壁】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    塗り壁(珪藻土)のヒビ割れを数箇所発見。室内外の湿度変化による「下地材と珪藻土との伸縮率の差」で起こった現象と思われます。
    07_U_塗り壁_0107_U_塗り壁_02

    ここで、改めて奥様に現象を確認して頂きました。立地(風通りや日光等の環境)や生活スタイル(温度調整や水蒸気の発生による湿度変化等)によって起こり得る事例です。補修(上塗り)した場合、逆に目立つことも想定される為、様子を見ることになりました。
    07_U_塗り壁_0307_U_塗り壁_04

    お客様は、普段は窓を開けて換気(空気の入れ替え)しておられるご様子。外と内の温度や湿度差が小さいほど、室内の仕様に与える影響(※2)は少なくなりますね。
    ※2 例えば、今回の事例のような湿度(気温と水蒸気量)変化によるヒビ割れ。他には、クロスの隙間や床材(仕様による)の隙間や床鳴り、結露等も関係してきます。