点検ブログ

  • 【開き戸】11月16日(日) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q 子供たちがドアを開ける時にノブに体重を掛ける事があり、ドアを開閉する際に上部の丁番が傾いて引っ掛っている感じがする。
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    A 現状を確認。ドライバーで調整ネジを回しながら、開閉の具合を数回確認。お子様の体重であっても、使い続けるうちに丁番が少しずつ変形してきたものと思われます。
    また、ガラスが入った仕様は、使用頻度や使い勝手等で戸先が下がる傾向もあります。
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    この上部の丁番が少し変形しているので、ドアを調整するにも限界が出ている事を説明。
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    今回の改善では、開閉の際の違和感を無くす為に、ドアの傾きを「左斜め下」へ最大限の調整を施しました。ドアの開閉にも異常はなく、戸先が床に擦ることも無い事をお客様に確認して頂きました。
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  • 【カウンター材の剥がれ】11月16日(日) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q 剥がれてきた。どうすれば直るのか?
    A 剥がれの状況をよく見ると、表面に貼ってある化粧単板が使い勝手等により、徐々に剥がれてきたものと思われます。
    (参考/2008年10月20日富山市O邸5年目点検、玄関ドアの塗装)
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    補修方法では、「剥がれた面に再度単板を貼る」、「サンドペーパーで擦って塗装を施す」ことになると思われます。

  • 【床下収納庫】11月16日(日) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q 取っ手の金具が壊れてしまった。
    A 現状を確認。後日、取り替える事をお約束。
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    Q 収納庫の蓋が開かなくなってきた。
    A 現状を確認。無垢の単層フローリングです。よく見ると蓋の周囲の金具同士に隙間がほとんど無い状態。床材は、床下の湿度(外気/当日は雨)と室内の湿度変化により伸縮を繰り返しています。
    今回の事例では、無垢材が膨張し過ぎていると思われます。後日、金具の内側を削る等を施して改善する事をお約束。
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    無垢材は自然な色合いや感触が魅力的です。お引渡し後、5年が経過していますが、とっても肌触りが良いですね。

    日は変わって後日(11月29日(土))、大工さんと一緒に現場の下見に伺いました。本日は晴れ。
    点検当日の雨天時とは違って湿度が低いせいか、開閉に支障はありませんでした。
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    床下収納庫の蓋を取り出して、改善策の検討中です。無垢の床材同士がぶつかっていますね。
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    当初の予定通り、蓋の周囲の金具を外して、床材の周りを少しずつ削ることになりました。

  • 【ブレーカーが落ちる】11月16日(日) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q 電化製品を使っていて、不具合はありますか?
    A 2階でエアコンや電子レンジ、テレビ等々を同時に点けているとブレーカーが何度か落ちていた。
    配電盤の現状を確認。50A(アンペア)の契約でした。
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    ブレーカーが何度も落ちる事で生活に支障が生じる場合は、60Aに上げたほうが良いと思われます。
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    でも、60Aにする事でブレーカーが「落ちにくい」状態になりますが、その安心感が今以上に電気を使う事にもなるとも考えられます。難しい判断ですね。
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  • 【開き戸の異音】11月16日(日) 定期点検2年目(富山市S邸)

    ドアの開閉の検査。開く時に「ピシャッ」と異音がするのを発見。
    閉める際の衝撃を和らげてくれるゴムヘラ(軸側のドア枠)がくっついて離れた時の音でした。
    下の写真の違いは分かりますか?
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    写真の真ん中ぐらいを見ると、ゴムが伸びてくっ付いている様子が分かると思います。
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    奥行きを調整できる丁番のネジをドライバーで回しながら現状を改善しました。

  • 【換気システムの掃除】11月16日(日) 定期点検2年目(富山市S邸)

    【換気システムの掃除】
    Q 1年目点検以降、換気装置のお掃除をしたことがありますか?
    A ない(苦笑)
    今回は、設計課の舘(一級建築士)が初の実演になりました☆
    事前に用意するアイテムは、「掃除機、濡れ拭き、脚立、予備のフィルター(手持ちにあれば)」で、ドライバー等の特殊な工具はいりません。
    普段のお掃除の延長と考えて頂いたほうが良いと思います。

    まずは、カバーを留めているバネを手探り感覚(よっぽど高い脚立じゃないと見えません)で外します。
    カバーの落下に注意して下さいね!
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    バネで固定されている黒いフィルターを外します。
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    取り出したフィルター。ちょっと灰色になっていますが、これが空気中のホコリ等(場所によっては小さな虫も引っ掛かっています)が溜まった状態。掃除機で吸い取っている様子です。
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    両サイドにある2箇所の大きめのネジを手で回して白いフィルターを外します。
    ちょっと回して下に引っ張ると外れます。
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    取り出した白いフィルターを枠から外して、掃除機でホコリ等を吸い取っています。
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    白いフィルターの装着時の向きに注意。途中で迷われても取り扱い説明書が貼ってあるので安心です。
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    定期的なメンテナンスでは、「予備と交換」、「水洗いして日光で乾燥」、「掃除機で吸い取る」の3つの方法があります。

    満足気な舘。一度、お掃除を体験すると、とっても楽しいようですね(微笑)

  • 【小屋裏点検】11月14日(金) 定期点検2年目(富山市Y邸)

    点検を実施。特に異常はありませんでした。画像に白い蛇腹模様のダクトが写っていますね。これが、天井取り付け型24時間換気システムの機械と外壁に取り付けてある給排気口(ベンドキャップ)へとつながっています。
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    小屋裏点検の際には、2階の収納(お客様宅ではクローセット内)の天井に取り付けてあるハッチを開けて、脚立と棚(棚に物がある時はずらします)を足場にして上っていきます。
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    点検後は、また元の状態に戻します。
    ちょうど、床に何かが落ちていました。「何だろう?」と、拾って手の平に載せてしげしげと観察すると・・・虫の死骸でした。
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    ひと昔前のお家とは違って、最近の住宅は高気密化が進んだ反面、機械的な空気の入れ替えの必要性が出てきました。お客様宅では、第1種換気システムとなっています。
    (参考/2008年10月21日飛騨市T邸1年目点検、換気システム)
    (参考/2008年9月27日富山市Y邸1年目点検、換気システム)

    虫の侵入経路では、床下の通気を確保する為の基礎パッキン(穴の広さは約2cm)、換気システムの給排気口(機械換気の場合は、ダクト内や換気装置)、換気扇のフード、窓の開け閉め、人(衣服に付着)の出入りの際等々、起こり得る事例は様々なようです。
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    空気(風)の通り道が「虫の侵入経路」にもなり得ることもあります。
    防鼠材(ぼうそざい)が入って、ネズミの侵入は防いでくれますが、やっぱり小さな虫の侵入を絶つのは難しいようですね。だからといって、お家を密閉しちゃうと、窒息状態にもなりますので、虫除けアイテムを使うのも良いと思います。
    (参考/2008年8月30日富山市K邸1年目点検、終わりに・・・)

  • 【下足箱の戸当たり】11月14日(金) 定期点検2年目(富山市Y邸)

    開閉して状態を確認。戸当たりクッション(涙目※1)には異常はありませんでした。ちょっと見えづらいかも・・・(汗)
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    ※1 正式にはクリアーバンパー(通称、涙目)と言って、寸法や数量によって、価格帯は約200円~300円程度。クッションのように衝撃を和らげてくれる代物で、戸当たりや滑り止めの用途に使われます。
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    素材はポリウレタンで、DIYで取り付ける時は、取り付けする面のホコリやゴミ、油分をキレイに除去しないと剥落したり、凸凹面や強い力が頻繁にかかる位置の場合も剥がれやすくなるようで注意が必要です。

  • 【雨垂れ】11月14日(金) 定期点検2年目(富山市Y邸)

    雨水に含まれる空気中のホコリや排気ガス等に含まれる汚れ成分、壁面の汚れを雨水が巻き込んで、外壁の凸部分では黒く垂れができてしまいます。
    (参考/2008年9月17日富山市K邸5年目点検、ベンドキャップ)
    08_Y_雨垂れ_01

    早いうちに高圧洗浄等で洗い流したほうが良いと思います。中性洗剤を使う場合は、キレイに洗い流してくださいね。洗い残しがあるとその部分にホコリ等が溜まりやすくなって、カビ等が発生する原因にもなるようです。

  • 【結露】11月14日(金) 定期点検2年目(富山市Y邸)

    蓄熱式電気暖房機やIHクッキングヒーター等が入っていても結露が発生する事も。家族構成や生活スタイルの変化等によって、リビングで洗濯物を干す場合もありますね。この時に室内の換気や除湿をしないと、洗濯物から蒸発した水分が室内に溜まって湿度が上がっていきます。
    (参考/2008年3月25日入善町U邸1年目点検、結露)
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    そして、暖房を消した後、室内の気温が一番下がる朝方にサッシ枠等に結露(露点との関連)が発生する事もあります。
    (参考/2008年9月22日砺波市M邸5年目点検、結露)