点検ブログ

  • 【壁クロス】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q 壁クロス(ビニール製)のお掃除はされていますか?
    A 家にはタバコを吸う者がいないので、キレイでしょ?(笑)

    目には見えにくいホコリ。ホコリ(※3)は付いたままにすると、ホコリ焼け(脱色)が起きたり、黄ばんだりしてきます。これが次第にしみ込んで落ちにくい汚れに変化するので、年に1回は乾拭きの後、固く絞ったタオル等でお掃除したほうがより長持ちします。
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    木の風合いのある、オシャレなスイッチカバー。お客様のセンスが光ってます☆
    白い壁に白系のカバーが標準だと思いますが、ネット上では個性ある様々なカバーが販売されています。
    カバーを変えるだけでお部屋の雰囲気が大きく違って見えますね♪とっても参考になります☆

    ※3 ホコリは、風や衣服に付いて室内に入ったり、布団の綿ボコリ等、様々で一般的にハウスダストと言われており、アレルギー反応を引き起こす場合もあります。
    室内にホコリが多いと人の動きやエアコンの送風、冬の暖かい空気とともに舞い上がり、家具や照明器具、天井や壁にも付着します。
    クロス(ビニール製)の表面には凸凹がある為、ハタキや掃除機で吸い取ったり、ブラシやタワシに固く絞ったタオルを二重ぐらいにかぶせて、円を描くように擦ると汚れ落としと拭き取りが同時に出来て、効率が良いそうです。
    (プライムクリーンサービスより抜粋/http://prime-c.com/jyohou/jyo-kabe/index.htm)

  • 【火災報知器】10月18日(土) 定期点検5年目(富山市I邸)

    お客様がご自身で、住宅用の火災報知器を取り付けておられました。
    お客様曰く「だって法律(消防法)で決まったのでしょ?(笑)」
    ヒモを引っ張ると「正常です」としゃべります。煙を感知すると「ぴゅー」という音が鳴るそうです。
    02_I_火災報知器_01

    ご存知の方もおられると思いますが、新築住宅の住宅用火災報知器の設置が平成18年6月1日から消防法で義務化されました。新築ではない既存のお家でも各市町村条例により平成20年6月1日から平成23年6月1日の間で設置義務の完了期日が定められています。

    [なぜ設置するの?]
    火災で発生する煙を感知し、警報音を鳴らして、火災を早期に知らせてくれるものです。住宅火災で亡くなられている6割以上が、就寝中の「逃げ遅れ」が原因のようで、年間の火災での死亡者数が全然減っていかないそうです。

    火災報知器は、寝ている時の火災を知らせるもの。煙を吸って亡くなられる方が多く、その中でもお年寄りの死亡率が大変高いとのこと。諸外国で火災報知器を導入したところ、死亡率が減少した為、日本でも取り入れられた経緯があるようですね。

    [設置場所は?]
    設置場所は寝室であり、2階にも寝室がある場合は、階段の上部にも設置が必要となっています。
    取り付け位置は、天井または壁になります。
    1階に寝室がある場合は、玄関や勝手口、窓からの脱出が可能ですが、2階の場合は階段を下りる必要がありますので、煙が階段に充満する前に警報音を鳴らすものと思われます。

    また、台所など(設置義務はありませんが)にも自主的に設置されると、さらに安全ですね。
    ただ、台所の場合、魚を焼いたり、炒め物等を調理していると、焦げたりして煙が出る事もあります。
    そうすると煙感知器だと誤報が多くなってしまうので、熱感知器が推奨されています。
    02_I_火災報知器_02

    具体的な取り付け位置では・・・
    [天井の場合]
    煙感知器の中心を壁から60cm以上離し、梁がある場合は、梁から60cm以上離して取り付けます。
    [壁の場合]
    天井から15cmから50cmの範囲に煙感知器の中心がくるように取り付けます。
    また、エアコンや換気口の噴出し口付近では、1.5m以上離します。

    [購入は?]
    住宅用火災報知器には、「煙」を感知する煙感知器と「熱」を感知する熱感知器の2種類があります。
    今回の消防法で義務付けされたのは、煙感知器です。
    消防用品店や電器店、ホームセンターなどで購入できます。目安としては、日本消防検定協会の鑑定マークである「NSマーク」が付いたものを選びます。

    (高崎市等広域消防局より抜粋/http://ted.city.takasaki.gunma.jp/shoubou/yobo/jyutaku.htm)

    なお、弊社でも購入や取り付けを取り扱っています。
    不明点等がありましたら、お気軽に弊社へご相談してくださいね。

  • 【破風(はふ)板(※1)の塗装】10月18日(土) 定期点検5年目(富山市I邸)

    破風板の塗装が年月の経過による経年変化(自然環境等による劣化)で剥がれてきていました。
    お客様は「冬に塗装をする」と言っておられました。それは、「養生しなくても良いし、落ちても下に雪があるので、危険ではない。」と・・・
    05_I_破風板_0105_I_破風板_02

    一時は、弊社にて塗装工事を承りましたが、結局、「自分の家は自分で!」と、お客様がご自身で施工されることになり、塗料は「耐久性」に優れた物を選んで頂くようにお願いしました。

    ※1 破風板とは、建築物への雨の吹き込みを防ぐものです。素材が木の場合は、表面の塗装が劣化すると水分を吸収して腐食の原因にもなりますので、既存の塗装を剥がして、再塗装し表面に塗膜を作ることが必要と思われます。
    塗装材には合成樹脂ペイントやウレタン樹脂、シリコン樹脂塗料があるそうで、耐久年数や塗装面積等によって、価格帯も違うようですね。

  • 【雨垂れ】10月16日(木) 定期点検5年目(射水市N邸)

    同じく、右面のサッシ廻りからの雨垂れの様子です。お家には雨水に含まれる排気ガスの汚れ成分等で一般的な外壁の凸部分からの雨垂れはつきものですが、日陰の場合、太陽光(紫外線)の影響が少ないせいか、サッシ廻りのコーキングの経年変化(劣化)は小さいようですね。
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  • 【換気システム】10月16日(木) 定期点検5年目(射水市N邸)

    お客様宅の1階と2階にある天井取り付け型の換気システムの様子です。ともにONの状態でした。
    建築基準法での設置義務開始頃の仕様となっており、当時は電源のスイッチは無かったようです。
    前回の点検では、お客様からの要望で、ブレーカー内にスイッチを取り付けた経緯がありました。
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  • 【ドアストッパー】10月16日(木) 定期点検5年目(射水市N邸)

    お客様宅はお店も経営されておられる、店舗併用住宅となっており、玄関が2つありました。
    ご家族の方が出入りされる玄関ドアにはドアストッパーが無かったので、DIYで取り付けられたそうです。
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    見事です☆

    お店の玄関ドアの場合、お客様によっては強く開けられる方もいらっしゃるとのこと。ご主人がDIYで取り付けられたそうです。
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    ですが、すぐに磨耗してしまうようで、半分壊れた状態でした。
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    何とかして欲しいとご主人のご要望もあり、後日、弊社のスタッフで取り付ける事をお約束。

  • 【トイレの床】10月16日(木) 定期点検5年目(射水市N邸)

    トイレの床材は、単層フローリングで無垢の木製です。床と便器底部との間のコーキングや床等の調査をする為に、敷いてあったマットをずらして点検。
    木製の場合は、定期的なメンテナンスが必要な箇所。でもここは奥様の守備範囲。きれいにワックス掛けが施されてありました。
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    Q 便器が結露するのは知っておられますか?
    A 結露って冬じゃないの??
    やっぱり、結露は「冬だけ」っていう感覚があるみたいですね。梅雨から夏場にかけても、結露が発生(場所にもよる)しやすい時期とお答えすると、驚かれていました。
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    特に北陸地方は梅雨から夏は湿度が高く、気温も高い(高温多湿)時期。便器は常に冷たいので、結露が起こりやすくなります。拭き掃除等を疎かにすると便器の表面に付いた結露水が底部に溜まり、境目のコーキングが切れてくると、次第に床に浸食して黒ずむ原因にもなりますので、注意が必要ですね。

  • 【結露】10月16日(木) 定期点検5年目(射水市N邸)

    Q 冬の話だが、リビングのサッシはペアガラスなのに結露するのは何故?
    A 現状を確認。まずは、「複層(ペア)ガラス」は結露しにくい事をご説明。
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    ここで、サッシ枠を調査。多少のホコリはあるものの、黒カビらしき斑点は少なかったようです。
    結露があった際には、丁寧に拭きとっておられるそうです。この「拭き取り」もメンテナンスの代表的な方法ですね。
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    結露の主な原因である「水蒸気の発生」。外の冷たい空気がサッシ枠(アルミ製)を伝って(熱の伝導)室内側のサッシ枠の温度を低下させます。室内では、ガスによる燃焼とヒトの呼吸、室内干し等で水蒸気が増加します。また、冬場等の乾燥する時期は加湿器を使われるお客様もおられますね。
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    空気中は、暖房機器等によって徐々に室内温度が上昇し、室内に温度差が発生することで、空気の対流が起きます。そして、障害物(例えばカーテン)等があれば、暖気と冷気の室内循環から遮られて、湿度が同一のまま、窓の表面温度が低下。これが露点以下になると水分が発生し、サッシの冷たい部分に結露が発生すると思われます。(参考/2008年9月22日、砺波市M邸5年目点検)

  • 【断熱シート】10月16日(木) 定期点検5年目(射水市N邸)

    床とホットカーペットとの間に断熱シートが敷かれていました。
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    ホットカーペットが直接床に長時間接触していると床材との間に熱がこもり、ヒビ割れや継ぎ目に隙間等が発生する事もあります。熱が逃げないように保温を考えて敷かれたと思われますが、同時に直接熱が伝わらない、メンテナンスとしての効果もあります。一石二鳥ですね。