点検ブログ

  • 【結露】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    結露跡を調査。結露跡に発生する小さなカビは見受けられませんでした。
    [リビング]
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    暖房器具はエアコンです。冬場はご家族の健康を考えて加湿器を点けておられたご様子。湿度調節では湿度計も見ながら対処されていたそうですね。
    [エアコン]        [空気清浄機/加湿器は現在収納されています]
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  • 【サッシについて】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    サッシの水密性について。雨水の浸入は降雨量よりも風圧力に関係しているそうです。雨水浸入の判断基準では、「サッシ枠を越えて室内に入ってくることであって、サッシ下枠に水が溜まることは室内への浸入とはならない」と書かれています。
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    ちなみに・・
           W-2等級 ・・・240mm/hの降雨で、風速16m/secの風が吹いても雨水浸入しない。
           W-3等級 ・・・240mm/hの降雨で、風速20m/secの風が吹いても雨水浸入しない。
    (アルミサッシの水密性能/http://www.uenishial.com/pro/seinou/suimitu/suimitu00.php)
    (水密性/http://buildingsash.net/tech/pdf/STB0235ASIRYO_03.pdf#search=’W-等級 加圧圧力’)

  • 【雨垂れ確認】2012年5月12日(土)お家の点検1年目(富山市I邸)

    雨垂れ跡を確認。雨や太陽の紫外線の当たり方(お家の向きや軒の出等々)によっても雨垂れ跡は違ってきます。ベンドキャップやサッシ枠に施してある防水コーキングの経年変化等が雨垂れの原因と思われます。お客様宅のサッシの斜め下には雨垂れ防止アイテムが取り付けてあります。分かりますか?
    [建物正面/西側]
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    [建物左面/北側]
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    [建物後面/東側]
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    こうやって様々な点検現場での傾向を見ていると、雨垂れ防止機能付きのベンドキャップ(取り付け位置にも関係)や軒の出の長さ、雨垂れ防止アイテムの取り付け等によって、黒い雨垂れ現象がある程度防げると思われます。

  • 【取っ手部品のはずれ】2012年4月14日(土)お家の点検5年目(富山市H邸)

    Q サッシの取っ手が取れて(はずれて)しまった。
    A 現状を確認。
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    レバーと持ち手、支柱となる金物が取れてしまっている状態でした。試行錯誤しながら取り付けに挑戦したのですが、すぐには直らなかったので、後日に再訪問して対処することをお約束。
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    [はずれてしまっている状態(左側のサッシ)]        [正常な状態(右側のサッシ)]
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  • 【住宅エコポイント/内窓/結露】2012年4月14日(土)お家の点検5年目(富山市H邸)

    結露跡を調査。お客様宅には「内窓」が取り付けられています。住宅エコポイントが設置のキッカケだったそうですね。
    [和室/東側]
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    [和室/南側]
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    [リビング/南側]
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    リビングには蓄暖が設置されています。和室とリビングは隣り合わせ。この仕切り扉は日常的に閉めておられるご様子。お客様ご家族の主な生活の場所はリビング・ダイニングキッチン。扉を開けた際にリビング内の暖かくて湿った空気が和室へと流れ、その暖気が冷やされることで結露が発生するものと思われます。天気図の解説みたいな感じですね。
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    寝室は、寝ている間の呼吸により体内から放出される水蒸気と室温の低下で結露が発生しやすい環境。
    内窓を設置することで室内温度も一定に保たれて、結露の発生を防いでくれます。
    [寝室/南側]
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  • 【雨垂れ】2012年3月31日(土)お家の点検5年目(富山市A邸)

    一般的なお家では雨垂れがよく見受けられます。今回の事例では妻飾り廻りのコーキング材(可塑剤等)に含まれるシリコン油が次第に壁を伝って垂れてきて、雨水に含まれる汚れ成分とくっついて黒くなっているようでした。
    でも、レンガの上にある見切り材にはちょっとした施工上の工夫がしてあって、黒い雨垂れが目立たない箇所もありました。
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    レンガの中にあるベンドキャップやサッシ廻りからの雨垂れはレンガの色と同化しているようで、ほとんど目立っていません。ですが、外壁からそのまま出ている場合は少し目立っていました。
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  • 【雨垂れの拭き掃除】2012年3月12日(月)お家の点検5年目(富山市八尾町O邸)

    窓枠からの雨垂れを発見。
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    タオルで拭いてみました。すると、ある程度きれいに雨垂れを落とすことができました。
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    反対側も拭いてみました。
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    こちらもキレイに拭き取れました。
    デザイン上、軒の出が小さくて庇が無いせいか、雨によってシーリング剤(防水性や弾力性等々)から溶け出た可塑剤(かそざい)に含まれるシリコン油が汚れ成分と結びついて黒くなっていると思われます。