結露跡を調査。結露跡に発生する小さなカビは見受けられませんでした。
[リビング]
暖房器具はエアコンです。冬場はご家族の健康を考えて加湿器を点けておられたご様子。湿度調節では湿度計も見ながら対処されていたそうですね。
[エアコン] [空気清浄機/加湿器は現在収納されています]
サッシの水密性について。雨水の浸入は降雨量よりも風圧力に関係しているそうです。雨水浸入の判断基準では、「サッシ枠を越えて室内に入ってくることであって、サッシ下枠に水が溜まることは室内への浸入とはならない」と書かれています。
ちなみに・・
W-2等級 ・・・240mm/hの降雨で、風速16m/secの風が吹いても雨水浸入しない。
W-3等級 ・・・240mm/hの降雨で、風速20m/secの風が吹いても雨水浸入しない。
(アルミサッシの水密性能/http://www.uenishial.com/pro/seinou/suimitu/suimitu00.php)
(水密性/http://buildingsash.net/tech/pdf/STB0235ASIRYO_03.pdf#search=’W-等級 加圧圧力’)
結露跡を調査。お客様宅には「内窓」が取り付けられています。住宅エコポイントが設置のキッカケだったそうですね。
[和室/東側]
リビングには蓄暖が設置されています。和室とリビングは隣り合わせ。この仕切り扉は日常的に閉めておられるご様子。お客様ご家族の主な生活の場所はリビング・ダイニングキッチン。扉を開けた際にリビング内の暖かくて湿った空気が和室へと流れ、その暖気が冷やされることで結露が発生するものと思われます。天気図の解説みたいな感じですね。
寝室は、寝ている間の呼吸により体内から放出される水蒸気と室温の低下で結露が発生しやすい環境。
内窓を設置することで室内温度も一定に保たれて、結露の発生を防いでくれます。
[寝室/南側]