点検ブログ

  • 【排水管の詰まり】9月20日(土) 定期点検5年目(富山市M邸)

    Q 配管に砂等が溜まって水が流れないので、今は使っていない。たぶん、周辺から吹き込む砂埃が原因だと思う。
    A 現状を確認。周辺環境に起因する現象です。
    05_M_排水管_0105_M_排水管_02

    外部排水の場合は、砂埃や落ち葉等が溜まって、排水口が詰まる事例が多くあると思われます。
    流れなくなった時は、すぐに配管業者に依頼(有償)するのではなく、まずはDIY(※3)で試してみることが良いそうです。また、外回り排水の出口は雨水枡となっています。

    ※3 ネット等で売られている「パイプクリーナー」という商品。これは、配管の詰まりを改善する、形状がスプリング状の特殊なワイヤで曲がった箇所でも入っていく代物。時計回しに出し入れしながら奥へ進めていくのがポイントのようです。
       また、ワイヤの先端のタイプには、ブラシ型とラセン状の針金型があり、配管の詰まり具合によって選ばれるのがベスト。ちなみにひどい詰まりと思われる時は、針金型が良いそうです。
       でも、先端の太さしか穴を開ける事が出来ないので、詰まりが解消したかのように見えてもすぐに詰まってしまうことも・・・。

    なお、パイプクリーナーの価格は形状によっても異なり、1500円~6000円と幅広いですが、屋内外の配管の詰まりがよくある場合の対策には一家に1ケあっても良いと思われます。
    使用箇所では、外回りの水栓、洗面所、お風呂、流し台、洗濯機の排水等となります。

  • 【排水の流れ】9月20日(土) 定期点検5年目(富山市M邸)

    Q キッチンの排水が流れにくいことがある。どうすれば良いのか?
    A まずは調理後等にお湯を流して、管の内部に油が蓄積しないようにすることです。そして、市販の薬剤をこまめに(詰まる前に)使用したり、排水口にゴミ受け(野菜等の切れ端等を流さない)ネット等をかける方法があります。
    06_M_排水の流れ_01

    Q 他の排水で気をつけることは?
    A お家の中の排水には、「流し台」のほかに「洗面所」、「お風呂」、「洗濯機の排水」、「トイレの排水」があります。ここではトイレ以外の話題になりました。
    (洗面所)
    髪の毛、糸くずがどんどん絡み合って、流れを妨げます。歯磨き粉の固まりや石鹸等も詰まりの原因になります。
    (お風呂)
    シャンプー、リンス等は油かすと同様です。髪の毛等も流れて詰まりの原因になります。
    (洗濯機の排水)
    洗剤の過剰使用が大きな原因です。使い過ぎは溶けずに配管内部に固まりとして残ります。衣類等から出る糸くずも原因のひとつ。洗濯機に付いているゴミ受けをこまめに掃除したり、ゴミ取りを入れるようにしたほうが良いと思われます。
    06_M_排水の流れ_02

  • 【結露】9月20日(土) 定期点検5年目(富山市M邸)

    Q 結露が発生していた。以前に原因は石油ファンヒーターと聞いていたので、暖房機器はエアコンに切り替えると、以前よりは良くなった。
    A 現状を確認。アルミ枠の複層(ペア)ガラスです。サッシ枠には、結露吸収テープが貼ってありました。石油ファンヒーターは、灯油を1ℓ使うと約1ℓの水分が発生する為、室内水蒸気の量を増やしてしまいます。
      他に「ヒトの呼吸や調理等」によっても水蒸気が発生しますが、その点、エアコンは除湿もするので、室内の水蒸気量は減少し、結露発生への改善ができます。
    08_M_結露_0108_M_結露_02

    また、お客様宅は、調理機器はガスとなっていますので、燃焼による水分の発生もあります。

  • 【ベンドキャップ】9月17日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    多くの点検現場を回っているとベンドキャップからの汚れ(※1)も発見されます。
    でも、軒下とかに設置してある場合は、目立たないようですね。たぶん、雨水が当たらない等の理由だと思われます。
    03_K_ベンドキャップ_0103_K_ベンドキャップ_02

    機械を使って換気する仕組みのお家では、ベンドキッャプに給気口と排気口があると思います。
    給気口は、外の新鮮な空気を室内に取り組む役割。排気口は室内の汚れた空気(ハウスダスト等)を室内の圧力(機械等で給気口から空気が入ることによる)で押し出す口となっています。

    掃除する場合は、室内側(写真はありませんが・・・汗)からになります。脚立を使ってお部屋にある排気口のカバーを外し、排気口のネットをお掃除すると良いそうです。結構、ホコリが溜まっているみたいですよ☆
    もし、外からのお掃除の場合は、2階等は足場が悪いので気をつけてください。また、弊社でも承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。

    ※1 外壁等の汚れの約70%は複合的な都市型汚れだそうです。その多くは、雨水が関係しており、空気中のホコリや排気ガス等の汚れ成分や壁面に溜まった汚れを雨水が巻き込んで壁を伝って流れ出るようです。

  • 【網戸のかたがり】9月17日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    網戸がかたがって開閉しにくい現状を確認。南側の面に位置してるので、太陽光(直射日光の熱)によるアルミの膨張等が原因と思われます。過去にも富山市K邸の事例がありました。
    07_K_網戸_01

    アルミ等の固体は、熱を加えると分子間の距離が増大して膨張するようですね。

    また、網戸の網の素材である塩化ビニル製のネット糸は、線膨張率(参考/2008年4月28日、富山市J邸)が大きいので、季候や太陽等の熱や冷たさで、伸縮率が大きくなり、伸びて緩みやすいようです。

    私の実家は築○十年のお家ですが、網戸が溶けたようにダラ~となったり、近くに果樹園があって、散布される消毒液の付着(化学変化?)や太陽の紫外線でボロボロになったりもしています(泣)

  • 【室外機の下】9月14日(日) 定期点検1年目(富山市婦中町W邸)

    室外機のドレンホースからの排水や日当たり等が原因で、コンクリートの上にコケが生えているのは点検現場では多く見受けられます。この事例では、エアコンが後付け工事であり、室外機の設置箇所がコンクリートの施工段階では分かりにくいと思われます。
    01_W_室外機_01

    汚れたままにしておくと年月が経つにつれて落としにくくなりますので、落とす場合は早めの処置が必要となります。
    これはネットで販売されているコケ取りスプレーで約1500円の代物。
    01_W_室外機_02

    コケにまんべんなくスプレーして洗い流さずそのまま放っておくと、数日後にはコケがなくなり、スッキリするそうです。汚れ具合や気象条件(季節等)によって効果が現れる日数は異なります。

  • 【モルタルのヒビ割れ】9月14日(日) 定期点検1年目(富山市婦中町W邸)

    ガレージ内の基礎のモルタル部分に温度変化によるヒビ割れがありました。基礎の表面に施してある厚さ数ミリの化粧モルタルのヒビ割れなので、基礎本体には全く影響はないのをお伝えし、お客様はひと安心。
    後日、補修用のハイモルタル(※1)で補修する事をお約束。
    03_W_モルタル_01

    ※1 砂の代わりに、きめ細かい粒子や綿を使っているので、薄く延ばすことができるようです。
    コンクリートは、気温によって膨張や収縮をしています。膨張によるヒビ割れ。基礎表面の化粧用なので、縁切りの為の目地や誘発目地を入れない箇所となり、ヒビ割れが起こることもあります。