Q 奥のほうの引き戸が開閉の都度、カラカラと小さな音がする。
[和室/収納]
現状を確認。引き戸を取り外してレールや台車・車輪にゴミの詰まり等があるか検査しましたが、特に問題はありませんでした。お客様と協議の結果、メーカーによる部品(車輪)の交換にて対処することになりました。
2016年4月23日(土)お家の点検2年目(高岡市F邸)
所要時間 09:55~12:06 晴れ
スタッフ 砂田、渡辺
【F邸の紹介/エコアイ換気の特徴】
お客様宅の2年目点検。エコアイ換気が採用されています。外壁を見るとベンドキャップ(フード)が少ないのが分かりますか?外観がスッキリしています。一般的なお家の外壁には給排気口がお部屋の壁や天井に付いており、これらの出入口が外壁に開けられていることでベンドキャップの数が多くなるようです。
[建物右面/南側] [建物左面/北側]
これはお部屋や収納等にある排気口。汚れた空気は下方に溜まる傾向があるので、床に排気口があることによって汚れた空気を効率よく排出させることができます。
[排気口/洗面脱衣室] [給気口/リビング]
それぞれのお部屋に繋がっている蛇腹のダクトです。この中を汚れた空気が全熱交換機を通って外に排出されます。一方、新鮮な外気は屋外の給気口のフィルターを通って床下の中央にある全熱交換機に入ります。ここで熱交換機能が働き、外から入ってくる冷たい空気(0℃)が排出する空気(20℃)の熱交換で15℃程度になります。
2015年11月24日(火)お家の点検1年目(高岡市T邸)
所要時間 13:41~14:20 曇り
スタッフ 砂田、渡辺
【T邸の紹介/ご夫婦そしてお子様たちの新居】
小さなお子様(特に赤ちゃん)がいらっしゃるお家に訪問検査に伺うと、「スヤスヤと眠っているのを起こしてしまうのでは?」とお客様ご夫婦に気遣う場面もあります。
でも、ご夫婦は私たち点検スタッフに「気遣い無用」と合図されるのですが、「やっと眠ってくれた」等々の心境・子育てママの苦労も知っているので、その行為を非常にありがたく感じています。
これはお客様に良かったこと・悪かったこと等々を書いて頂く、住み心地アンケートです。
[友人・知人に驚かれるところ等]
広く感じるようです。吹き抜けがあると開放的ということもありますが、「和室と続き間」になっていることが広々とした感じを受けているそうですね。
[LDK]
玄関横でコート等の上着が隠せる(視界から外れる)ように工夫されているのが良い。
[玄関横収納]
Q 暖房効率はどうですか?
吹き抜けはメリットが数多くありますが、デメリットのひとつとして「暖房効率が悪くなる」傾向があります。でも、お客様は「それほど寒くない」とのお返事。体感温度や体調等が関係していると思われますが、点検スタッフも「この空間は暖かい」と感じました。開放感のある吹き抜けです。
[LDK]
洗面脱衣室にはオイルヒーター(難燃性の油を電熱器で暖めて循環させる放熱板による放熱)があり、そこから発せられる温風が室内を暖めてくれていました。
2015年10月7日(水)お家の点検5年目(富山市F邸)
所要時間 08:57~10:15 晴れ
スタッフ 砂田、渡辺
【F邸の紹介/お客様アンケートを元にこれからの住宅を考える】
お客様にアンケートをお願いしました。
Q 中田工務店を選んだワケは?
A 土地探しを一生懸命していただいたから。
Q お住まいになってからの感想は?
A 間取りや小上がりの高さなど、じっくり実際の使い勝手を想定しながら相談すれば良かった。
Q 畳コーナー(小上がり)にあがる時、少し高いので踏み台を自分で用意した。
小上がりの下には収納用の引き出しがあるのですが、収納力を確保するのに少し高くなっていると思われます。大人だったら歩幅が広いのでまたいで上れますが、お子様の場合は踏み外したり落っこちたりする危険性もあります。
[LDK横の畳コーナー]
Q 小上がりにある収納は便利だが、全てを取り出す時はかなり引っ張らないと最後まで抜けない。
お客様は引き出しの収納力は認めていますが、使い勝手が悪いようでした。片付け途中で引き出しが半分開いている状態ではお子様がつまずかないように配慮する必要があります。
プラン当時はステップ(踏み台)の提案もあったかと思います。また、収納力を考えると、「高さ×長さ」が収納できる体積・容積になるので、お客様が使っていて不具合に感じる場面はありますが、利便性を優先したのかもしれませんね。どのご家庭でも「お子様が成長するにつれて収納スペースの不足に頭を悩ます」という感想もあるので、現時点の不具合と将来的な不具合が一致することも無いと思われます。
Q 暖房器具はエアコンや石油ファンヒーター、ハロゲンヒーター。部屋が暖まりにくい。
現状を確認。エアコンはLDKと和室の間に取り付けてありますが、暖房効率を考えると、和室がある右側の壁が邪魔だったようです。体感温度は個人差がありますので室温の適性値は一概に言えないこともあります。
また、設計の順番で考えると、間取りや壁の位置など全体的な建築・設備等のコーディネートが終わったあとに暖房器具・エアコンの位置が決まることで不具合が生じるのかもしれません。
[LDK]
キッチンはエアコンの正面にあるので、温風が届きやすいようです。一方、リビングの横に階段があるので、冬は2階から寒気・冷気が降りてくるそうです。
今回の点検に同席されていたお父様は「階段の前に扉を取り付ければ良かった」と、新築当時を振り返っておられました。
現在、吊り下げてあるカーテンは簡易的に突っ張り棒で固定されており、冷暖房効率を良くする方法として厚手のカーテンをお勧めしましたが、突っ張り棒の場合は吊り下げられる重量にも限界があるので、カーテンレールの取り付けをお願いしました。
また、「冬場は室内が乾燥している」とお客様。石油ファンヒーターを使用することで室内の湿気が増えますが、エアコンやエコカラット(調湿・脱臭効果など)による除湿効果が大きく空気が乾燥する傾向があるようです。
[リビング]
過乾燥防止の為、他の点検現場では洗濯物を干しているご家庭もあります。
お客様にアンケートをお願いしました。用紙に記入されていないことは口頭で聞いています。
Q 中田工務店を選んだワケは?・・・通りすがりに立ち寄った。
Q 住まいになってからの感想は?・・・まずまず快適です。
Q 蓄暖を点けていても冬は寒い?
LDKに蓄暖があるのですが、エアコンも点けておられるご様子。吹き抜けは暖房効率が非常に悪いという感想を頂きました。一概に「吹き抜けが悪い」とは言えないのですが、蓄暖の容量不足や設定温度、体感温度の差などがあると思われます。
[LDK]
Q 窓に目隠しを付けてみたが・・
2年目点検では「隣家の2階からキッチンの窓を通して室内が見えてしまう」という感想があったので、点検後のフォローでカーテン等の見積書を提示していましたが、ブラインドウだと開閉時のヒモの位置が嫌だったり、フィルムを貼ると景色が見えなくなる等の理由で却下されていたようです。
今回の5年目点検ではお客様が100均ショップで「貼る飾り」を購入されたご様子。なかなかセンスが良いです。室内が少し暗くなりましたが、プライバシーの保護やインテリア等を考えると、メリットが大きいと思われます。
和室のサッシのブラインドウを上げてみると、白木の枠材が少し変色している状態でした。住み始めて1年目で何らかの理由で結露していたようで、発見が遅れて拭いていなかったことで起こったようです。室内干し等が原因だったのかもしれません。
[和室]
Q 子供部屋に入ると目がチカチカすることもある。24時間換気を点けているのに・・・
壁クロスの糊などホルムアルデヒド等の有害物質の量は昔に比べてかなり低くなっていますが、窓を閉めっ放しの状態で換気システムだけに頼るのは大きな空気の流れがなく室内の空気が滞留することも。また、有害物質はお家を構成する部材等だけでなく、家具等にも含まれていることもあります。
[2階居室]
直射日光による化学変化は起こり得る現象ですが、「窓を開けての換気」がほとんどなく、窓を閉めっ放しにすると、空気がよどんでしまうこともあります。日頃から窓を開ける習慣を持って頂き、2箇所(空気の入口と出口)を開けて換気して頂くよう、もしも防犯上の心配がある場合はサッシにかませるグッズが販売されているので探してみることもお勧めしました。