点検ブログ

  • 【床下点検】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    リビングで少しの床鳴りがあったので、床下にある鋼製束の調整を施しました。シロアリ保証は強い薬品を使っていないので5年で切れる為、シロアリ業者による点検(無償)をお勧めしました。
    新たに防蟻工事をするかの判断はお客様次第になります。
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  • 【床下点検】9月20日(土) 定期点検5年目(富山市M邸)

    床下収納庫から入っての調査。特に異常はありませんでした。シロアリ保証は5年で終わります。
    その後、保証の継続をする場合は、シロアリ業者が現状の点検(無料)をし、新たに防蟻工事をするかどうかの判断をお客様が決められることになります。
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    床下でシロアリ(※1)が発生しやすい箇所は、唯一温かくなるユニットバスの底部。4~5月がシロアリの飛ぶ季節。屋外で羽アリを見つけたら、シロアリがいると思っても良いそうです。
    今回は、ご主人も一緒に床下に入られました。
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    ※1 シロアリは分類学的にはアリよりもゴキブリに近い昆虫。見た目がアリに似ている為、シロアリと呼ばれているそうです。富山県の場合はヤマトシロアリであり、シロアリが飛ぶ(スウォーム)現象は、4~5月頃で雨の後で快晴になったような暖かな日の午前10~12時頃に多いようです。

    シロアリって飛んじゃうの??って、びっくりですが、普段、シロアリは風の流れや光を嫌って、樹木内や地中など暗黒な環境下で生活しています。でも年に一度だけ外に出てくる時期があるそうで、これがシロアリの群飛(分巣)の時のようです。
    (シンジェンタジャパンより引用/http://www.syngenta.co.jp/shiroari/index.html)

  • 【床鳴り】9月14日(日) 定期点検1年目(富山市婦中町W邸)

    Q 以前、リビングで床鳴りがあった。自分で直せるのか?
    A 現状を確認。床下にある床を支えている鋼製束を調整すれば、お客様ご自身でも直すことは可能ですが、周囲の束との関係もあるので、他の部分の床も鳴ってしまうこともあります。
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    床鳴りの現象は、梅雨時の湿度の高い時期や冬時の乾燥によって木部が伸縮(木痩せ/木内部の水分のの放出による収縮)などが原因で土台が伸縮し、鋼製束の受けとの間に隙間が生じることで発生します。
    床鳴りがする時は、床が下がっている状態なので、束を上げてやります。

    これが床下で支えている鋼製束です。
    (フクビ化学工業㈱より抜粋/http://www.fukuvi.co.jp/product/045.php)
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    では、具体的な調整方法です。
    (三洋工業㈱より抜粋/http://www.sanyo-industries.co.jp/shouhin/sho1502/sho15021.html)
    床下に入ると900mmピッチに鋼製束があります。
    ①巾の調整ができるモンキーレンチでAとBを時計の反対側に回して緩めます。
    ②Cを時計回しにすると上がるので、微調整しながら鳴らなくなったらAとBを締めて完了です。
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    この作業は、二人ペアになって、床上からは床鳴りの確認、床下では、鋼製束を調整するようにしたほうが良いですね。一人では難しいかも・・・。

  • 【床鳴り】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    大きな音ではないのですが、キッチンで床鳴りを発見。室内湿度の変化によって床材(木製)とそれを床下から支えている鋼製束との間に少しの隙間が発生していると思われます。季節毎の湿度の変化で、床が鳴る時期と鳴らない時期があります。お客様も思い出して納得されているご様子。
    本日の床下点検をする際に、床下にある鋼製束を点検し、調整することにしました。
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    また、階段の踊り場でも小さな床鳴りを発見。床鳴りは、クロスの変化と同様で、生活スタイル(湿度の変化となる水蒸気の発生具合)によって、木製である部材が伸縮することが原因であると思われます。
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    改善方法として、階段下が納戸になっているので、後日、裏方から細い釘を打つ事にしました。
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  • 【床下点検】8月28日(木) 定期点検2年目(富山市K邸)

    点検を実施。特に異常はありませんでした。
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    ここで、ひとつの疑問が出てきませんか?何故、床下内の移動方法がうつ向けでなく、あお向けなのか。
    実は・・・背中にキャスターの付いたボードを敷いているのです。写真を見て分かりますか?(笑)
    床下移動がス~イスイ♪でも、床下に潜っているスタッフにとってはツライかも・・・(笑)
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    さきほどのキッチンの床鳴りを鋼製束の調整で改善しました。手には調整する道具として、モンキースパナと懐中電灯を持っています。

  • 2月16日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)

    2月16日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)
    所要時間 13:30~14:20 晴れ
    スタッフ 石丸、長澤、川上
    協力業者 同行なし

    【K邸の特徴】
    弊社の建売物件、ストラトフォードのお家。あまり例が無いので、とても新鮮な感じがします。
    ブリックタイルが貼ってありますが、「カスタム」とも「ノスタルジア」とも違ったタイプの上品な建物です。

    【玄関ドアの鍵】
    Q 玄関ドアの鍵が開けにくい。
    A 現状を確認。潤滑スプレーで滑りを良くする方法もありますが、鍵や鍵穴の場合、余計なホコリが付着して鍵がかからなくなる可能性もあります。そこで登場するのが鉛筆の芯(※1)。削った鉛筆で鍵の横(細い部分)に塗るのが効果的です。自転車の鍵もOK。
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    ※1 鉛筆の芯(黒鉛)はダイヤモンドなどと同じ炭素の同素体でとても密な結晶体です。この結晶体が鍵穴の内側の傷に入って、傷穴を埋めて滑らかになるそうです。黒鉛は金属と同じくらいの硬さもあり、一度行なえば長持ちします。

    潤滑スプレーは、弊社ホームページの住まいのメンテナンスにも記事がありますが、ドアの金具等の擦れが原因の場合に吹き付け使用します。

    【建具調整】
    Q 脱衣室のロックがかかりにくい。
    A 現状を確認。ドライバー1本でドアの傾きを調整できる事を披露するとお客様はニコニコ笑顔。
    作業中も興味津々に見入っておられ、ご自身でもメンテをされているようでした。
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    【収納物干し竿】
    前回の点検でもサビが出るという指摘がありました。この商品はホシ姫サマ(※2)。ステンレス製なので、もらいサビ(※3)と思われます。このまま放置するとステンレス自体のサビを誘発しますので、早めに拭き取る事をお勧めしました。
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    ※2 天井下や窓の上部などに取り付け、竿を自由に上下させることができ、天井高が2400㎜時では車椅子でも使える高さにまで降りる便利モノ。室内の未利用空間を有効に活用できます。
    ※3 ステンレス自体からの発生ではなく、表面の油分・塩分・ホコリなどの汚れに外界から飛来した酸化鉄分(サビ)が付着した状態のことです。
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    予防法としては、表面の汚れを溜めないようにする事です。気がついた時には早めに金属用のサビ落としで除去しましょう。
    もらいサビに有効なのは粒状の還元型漂白剤(※4)。少しお湯を足してペースト状にした漂白剤をサビに塗り、しばらく(目安は約5分)待ちます。そして固く絞った柔らかい布で擦ると落ちていきます。でも、お勧めは伝線した(破れた)ストッキングですね。スポンジよりも目が細かく弾力性が高いのでとても磨きやすいです。
    また、素材に傷をつけにくいので、水栓金具を磨いたりするのにも重宝します。

    ※4 漂白剤とは、繊維から汚れを取り除いてきれいにするのではなく、汚れの色素を分解して、別の物質に変えて、色をなくして見えなくする働きがあります。(詳しくは石けん百科を参照)
       現在市販されている漂白剤には酸化型(塩素系、酸素系)、還元型とに分類されます。還元型の形状は粉末の弱アルカリ性で、色柄物には使用できませんが、鉄分による黄ばみを取り除く事ができます。

    【クロスのキレ等】
    室内のクロスに隙間等があるかどうか見渡しましたが、特に目立った箇所はありませんでした。
    でも、今回は2年目点検。後日、全ての箇所を専門業者の手で再確認する事をお約束。
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    【床下点検】
    床下点検を実施しました。「おっと!進路を邪魔する物体あり」。タイヤが保管してありました。確かに床下収納庫など空いているスペースを有効に活用するのは知っていますが・・・。
    「潜ってみてびっくり!」は今回が初めて。過去の点検現場の、とあるシーンを思い出しました(笑)
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  • 12月22日(土) 定期点検1年目(富山市U邸)

    12月22日(土) 定期点検1年目(富山市U邸)
    所要時間 10:40~11:50 曇り
    スタッフ 大矢、橋爪、成瀬、渡辺
    協力業者 同行なし

    【U邸の特徴】
    外観は山吹色で、建物正面の一部分でブリック調の外壁の色違いがポイント。また、コーナー部分にもブリック調をあしらい、スタッフが思わず「かっわいい~」って声をもらしてしまうほどの愛らしいお家。外灯にはわざとツルを巻いたような演出。そして外部の水栓のパンも凝った趣向でした。
    01_U_特徴101_U_特徴2

    【屋根施工の納まり】
    玄関口の屋根と外壁との板金の納まりを気にされていたので、お客様と一緒に指差し確認で施工の仕様の説明をしました。雨樋への雨水の流れる仕組みに対してお客様も納得。
    02_U_納まり

    【和室の網戸】
    開閉しにくかったので、網戸の左右のビスをドライバーで調整し、スムーズに開くようにしました。
    03_U_網戸

    【玄関口のスイッチ】
    Q 屋外のコンセントが玄関のすぐ横にあれば良かった。
    04_U_コンセント1

    A 今はちょうどクリスマスのシーズン。電飾が施されているツリーの電源を取るために延長コードを使っておられた。なかなかここまでスタッフの配慮が足らなかったのかなぁ・・・と反省。
    でも、この事例でお客様の嗜好が以前よりも分かり、ちょっと嬉しくなりました。
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    【床下点検口のきしみ】
    Q 床下点検口の蓋の上に体重をかけるとキシミがある。
    A 蓋の裏には補強材が標準に取り付けてありますが、お客様の納得される方法を提案して現状を改善しなければなりません。既存の枠との間にもう一つ補強材を取り付けることにしました。
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  • 12月1日(土) 定期点検2年目(富山市A邸)

    12月1日(土) 定期点検2年目(富山市A邸)
    所要時間 10:00~10:45 曇り
    スタッフ 石丸、橋爪、舘、横窪、渡辺
    協力業者 同行なし

    【A邸の特徴】
    外観は白とモスグリーンの2色を使った外壁。クリーンなイメージがあります。また、家のまわりには植物が植えてあったりと素敵な感じでした。

    【家の裏】
    外壁の下側に植物が伸びていたので取り去りました。小さなモノであっても、「ど根性大根等々」の例もあり、外壁内に侵入すると内部を傷める可能性もあります。侵入しないような心掛けも必要とアドバイスしました。
    01_A_家の裏

    【玄関ドアの開閉】
    ドアの閉まる速さを確認。「開けてから閉まる」までは、一定の速度でした。そこで軌道の8割を「一定の速度」、閉まる間際を「パッタン」と静かに閉まるようにドアクローザーを調整しました。
    ミリ単位での作業であり、ちょっと時間がかかりましたが何度も試して理想的な閉まりを実現。
    02_A_玄関ドア102_A_玄関ドア2

    【トイレドア】
    Q ロックを触っていないのに、何かの拍子でロックされることがあった。どうして?
    A 現状を確認しましたが、原因が判明しませんでした。後日、建具調整の際にメーカーへ事例の検証を依頼する事にしました。
    03_A_トイレドア103_A_トイレドア2

    【工事依頼】
    Q 1階の物入れの中に照明を付けたい。どのくらいになりますか?
    A 事前に電話でお聞きしていたので、見積書を提示。お客様と現場確認の結果、電気は横のトイレから引っ張り、物入れ内部の配線は露出で施工する事に決定しました。
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    【換気システム】
    1階、2階ともにOFFの状態でしたので、室内換気の旨を説明し、常時、運転する事を勧めましたがお客様は「うるさいので、電源を切っている(笑)」。やっぱり、静かな音であっても個人差があり、難しさもあるとスタッフ一同、実感。
    05_A_換気システム

    【階段のキシミ】
    キシミを発見。また、今後起こり得る箇所もあった為、双方を裏側から細いビスを打ち補修完了。
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    【床下点検】
    床鳴りの事前連絡があり、床下にある鋼製束の増し締めを実施。
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    【5年目点検までの注意事項】
    お引渡し後は大雪の時期がなかったのですが、今後は屋根への積雪量の荷重により、和室の引戸の開閉に支障が起こる可能性もあります。その時は連絡して下さいと申し送り。
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