点検ブログ

  • 【建てる工程は得意分野、だったらメンテナンス分野はどうなの?】10月13日(水) 定期点検5年目(富山市T邸)

    以前、このタイトルと似た質問を点検現場でお客様から投げかけられました。
    「建築に関する説明は聞いたけど、メンテナンスに関する説明は聞いていない」と。
    元来、建築業は第2次産業という製造業に分類されています。「建てる専門家」であり、お客様が住まわれた後のフォローは二の次というイメージが昔は強かったと思います。
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    それがここ数年の間で、特異な問題が発覚・発生し、マスコミに大々的に取り上げられました。対抗処置として様々な法律が改正されて、アフターフォローとしての瑕疵保証や長期優良等々・・・。
    様々なニーズにお応えすべく、建築の作業標準も変化・進化してきている今日この頃。
    こうやって、お家の定期点検を実施し、「お客様と工事担当者」だけでなく、様々な分野のスタッフが現場へ同行・立会いする事で、客観的にお客様の生の声や弊社スタッフの姿勢を見ることができました。

    本ブログを書き始め、数多くの記事を綴っていくと、いくつか感じることがありました。住まわれた後に起こり得る現象にはある種の傾向があること。周辺環境(立地条件)、室内環境(生活スタイル)、使い勝手や頻度、お客様自身の予備知識とDIY意識、等々。

    メンテナンスに関する知識・説明の大切さ。特に5年目点検の現場では、1~2年目点検と違って「どうすれば長持ちするの?どんな感じでお掃除すれば良いの?」という声が多く聞かれます。
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    サービス業化しつつある建築業界。フロント(お客様を最初に接客する受付)では、元気な声で挨拶を励行していますが、お客様宅でのフォローがますます重要になってきているのを私たちスタッフも実感しています。
    点検現場での質問への対応は勿論ですが、これまでの「お客様の声」を参考にしながら、弊社も「Q&A」という形で事例が綴られていくことで日々成長しているような気がします。
    少しでも多くの方に本ブログを通じて、今住んでおられるお家のメンテナンスの参考にして頂ければと願っています。

  • 9月17日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    9月17日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)
    所要時間 15:54~17:00 雨
    スタッフ 中田、渡辺

    【K邸の紹介】
    弊社のカスタムハウス、お客様のお好みで自由にカスタムメイド(オーダーメイド?特注?あつらえ?)できる輸入住宅のお家。
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    「ワンコが点検の妨げになるかも・・・」と気配りをされて、いったんワンちゃんを脱衣室に隔離しておられました。ちゃんと静かにしない時は「ペチッ」とワンちゃんを叱るお客様。
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    ワンちゃんの行儀の良さって、私たち人間と同じで、このような普段からの躾(しつけ)が必要になるんですね(汗)

  • 【汚水枡】9月17日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    点検を実施。特に異常はありませんでした。円形の蓋の端にはマイナスドライバーがちょうど入る隙間が開いています。この中にドライバーの先端を入れて「グイッ」と持ち上げる感じで開けます。蓋を閉める時は手で「パンパン」と叩いても閉まらない場合は足で「ギュッ」と踏み込みます。
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  • 【外壁の藻】9月17日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    北側玄関のポーチ柱に藻が発生していました。高圧洗浄機で洗い落とせますが、水圧が強すぎると塗膜が剥がれてしまうこともありますので、「塗面との距離」を確認(感覚的ですが)しながら、お掃除して頂くようお願いしました。
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    塗面の防水塗膜が年月の経過(紫外線の影響等)とともに劣化(経年変化)して含水率が高くなり、藻が発生しやすい環境になっていること、また、周辺環境(立地条件)や外構が土の場合は地表からの水分の蒸発が遅いこと(北側で日当りが悪い等)も原因と思われます。

  • 【引き戸】9月17日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    Q 以前の点検(2年目点検)では特に気にしていなかったが、掃除機をかける時に片方の引き戸が開けにくいと、やっぱり不都合がある。
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    A 現状を確認。まず、引き戸の左右の側面(下部)にある傾き調整のネジをドライバーで回してみましたが、改善されませんでした。
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    そこで、扉を取り外して底部の車輪の出具合を確認しながら、再度ネジの調整を実施。
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    最後にお客様へ再確認。調整した結果、開閉の不具合は改善されましたが、室内照明の光で透かしてみると隙間が少し目立つ状態を報告。お客様はこの状態で良いとの返答でした。ありがとうございます。

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  • 【ドアストッパー】9月17日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    Q 開いた状態をロックする開き戸のストッパーの部品が外れた。
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    A 現状を確認。扉とストッパーとを固定する金物が取れていました。お客様は外出の時に合いそうな部品を探しておられたそうですが、見つからなかったご様子。不便なので取り寄せて欲しいとご依頼。
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    Q リビングドアのようなマグネットタイプのストッパーへの交換は可能か?床からの突起物だからか、つまずく事がある(笑)
    A 形状が異なるので、同じ場所にはストッパーが付かない(ドアを止める位置が少し違う)可能性もあります。また、既存のストッパーを外すと、ビス穴が残る事もあります。
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    お客様との協議の結果、既存と同様のストッパー部品を発注することになりました。

  • 【換気システム】9月17日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    1階、2階ともに常時運転(ON)の状態でした。
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    年に1回はフィルター内のお掃除されているご様子。フィルター交換の有無を確認したところ、交換毎に洗って再利用されておられるそうです。そこで、手洗い時には固く絞らないよう、フィルターの繊維が壊れて縮んでしまう事例を紹介しました。

  • 【リビングドア】9月17日(金) 定期点検5年目(富山市婦中町K邸)

    リビングドアは中にガラスが入っているので、ある程度の重量がある仕様です。ここで、今後のメンテナンスを考えて、使い勝手や使用頻度等で戸先が下がり、床にキズをつけてしまう事例を紹介。
    奥行き調整(上部の丁番)や上下調整(下部の丁番)のある場所を、お客様と一緒に確認しました。
    下部の丁番調整の際にはキャップを取り外す必要があります。
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    それぞれの丁番の調整によって、どのような感じで傾き等が変化するのかをジェスチャーで表現。お客様もある程度の感覚がつかめたと思われます。
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