[汚水枡]
汚水枡を検査。
[建物右面/南側/キッチン等]
白い油脂等が少し溜まっているのを発見。
ホースをお借りして水流で洗浄しました。
[流した後]
[外構への砂利敷き]
お家の後面(お庭)には砂利が敷いてあり凸凹していました。不思議に思ってお聞きしたところ、時間のある時ですが、ご主人がお子様と一緒にスコップで均等に敷いておられたそうですね。
[建物後面/東側]
[日除け]
和室の窓から入ってくる太陽光を遮るカーテンの一種?です。お客様の手で設置されたご様子。畳の表面が焼けるのを防いでくれます。
[建物左面/北側/和室側]
内側からサッシ(網戸)の開閉テストをしようとしたところ、引っ掛かりがあるのを発見。外壁に穴を開けたのではなく、網戸に器具(フック)を取り付けたようですね。見事なDIYです。
[エアコン室外機の笠]
エアコンの消費電力について。エアコンメーカーのダイキンの調査によると、「日除けの設置」や「設定温度+2℃」などで消費電力が約20%削減されるそうですね。室外機の笠地蔵?が光熱費の節約にひと役買っています。
[建物後面/東側]
Q 子供達の悪ふざけが原因で畳の縁が取れかかっている。
[LDK小上がり]
A 現状を確認。このように半端な畳の加工だと短期間で消耗(つまづき等)してしまうのは当然かもしれません。施工の採寸の際にもう少し工夫があれば良かったと思われます。この畳は一般的な分厚い畳ではなくエコライフ畳で床暖房用の厚さ8mm、中心部分の硬質ポリエステルボードが断熱性をアップさせて反りを少なくしている商品となっています。畳の施工された全体像を見ると、このステップ幅に畳の寸法を合わせれば良かったのでは?と感じてしまいます。
※ エコライフ畳(参考/http://www.tatamidaisuki.net/okitatami/usutatami.html)
色あせしない・・・畳の表が天然和紙仕様、その和紙は特殊な方法で染色
水をはじく・・・和紙畳の表面が防水・防汚加工されており、お湯やコーヒーがこぼれても大丈夫仕様
カビが無い・・・細菌やガン、アレルギーの原因とされる「カビ」等の微生物を防ぐ特殊な加工仕様
お客様に住み心地アンケートの記入をお願いしました。
[友人・知人に自慢、褒められる・驚かれるところ]
LDKの小上がりに驚かれるとのことです。小上がりの高さを利用した収納スペースもあります。
[LDK/畳コーナー]
スキップフロアに驚かれるとのこと。中2階の書斎スペース。LDK全体が見渡せます。
1年間の四季を体験されて感じたこと。リビングが広すぎたそうです。リビングとキッチンを仕切れる3枚扉の引き戸。「閉めると光熱費が節約できるかも?」と予想していましたが・・・(床暖房はリビング、ダイニング、キッチン、洗面化粧室)
[LDK]
エアコン(クーラー)の設置はリビングだけ。開放された空間を冷やすにはクーラーの容量不足(吹き抜けもある)のようでした。
間取りで開いたちょっとのスペースに収納の発想を取り入れています。デザイン性も考慮されています。
[LDK/リビング開き戸の横]
弊社・中田工務店では1年目、2年目、5年目、10年目(予定)を実施しています。
これらの点検の中で一番力を入れているのはどれ?と聞かれると、「全ての点検が大事です」と答えざるを得ませんが・・・(汗)
お家のリフォーム(一部改修)を考えると、一般的には10年目点検以降となります。外壁材や屋根材の防水塗膜、シーリング剤などの劣化への対応、雨が進入しないようにする為の防御ですが、立地環境等によっては劣化の進度が異なってきます。無理にリフォームする訳ではなく、常に現状を検査してお客様の同意を得て工事が進められます。
お客様にメンテナンスの注意喚起をする場合、5年目点検が妥当と思います。5年経過すると新築時の「キズが付くのが嫌」という気持ちが「キズが付いても仕方が無い」という方向に変化してくるようです。「新築時のようなピカピカな状態」には戻れないのですが、経年変化等(部材の消耗)を遅らせる目的で「こうすれば長持ちします」という助言が多くなりますし、お客様も聞きたい話題だと思います。
とすると、1年目や2年目は?と思われるかもしれませんが、どれも大切な点検です。病気への対策と同じような考えで、起こり得る現象に対する早期発見と対処という考え方です。
お客様はお家で起こり得る現象をあまり詳しく知りません。点検スタッフが事前に発見して不具合等に早めに対処することでお客様の費用負担を出来る限り軽減することを目標としています。
また、お客様にも現象を知って頂いて日用大工的なお客様DIYも必要になってきます。無理強いは出来ないのですが、お家に手をかけることで部材が不思議と長持ち・愛着がわいてきます。私たち点検スタッフはそのお手伝いをお家がある限りずっとできれば幸いと感じております。