点検ブログ

  • 【トイレの床】2012年9月21日(金)お家の点検5年目(富山市婦中町W邸)

    トイレの床材は無垢材仕様です。一般的にトイレの床がフローリングの場合、梅雨等の時期に便器(衛生陶器)の表面に発生する結露(水)が床と接する便器の丸みの部分に溜まっていくことで、次第に「黒ずみ」現象が発生します。これを防止する為、多くの建築現場では水に強いクッションフロアが使われるのですが、フローリングの防水ワックスや丸みの部分へのコーキングが効いているせいか、現在は特に異常ありません。見ているだけでも木の温もりがやんわりと伝わってきそうですね。
    [1階]
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    [2階]
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  • 【給湯器の天板の凹み】2012年9月10日(月)お家の点検1年目(富山市婦中町I邸)

    脚立を使って給湯器の天板の状態を検査。他の点検現場では屋根雪の落下による天板の凹みや破損(修理依頼等)が報告されています。
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    目を水平にして見ると、少し凹んでいる様子が分かります。
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    お客様にも天板の凹みを確認して頂きました。
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    今回は屋根雪の落下で給湯器の天板が壊れるという現象はありませんでしたが、他の点検現場での壊れる前段階の凹み事例を紹介。これまでの定期点検報告書による記録を参考にすると、プラン段階で給湯器の上にアルミ折板の小屋根をご提案する等の必要性が感じられました。
    屋根(軒の出)と給湯器の位置関係。建築予算もあるので、起こり得る現象への対処方法についてはスタッフのお客様への十分な説明とお客様のご理解が望まれます。
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  • 【引き戸のストッパーの不具合/リビング、脱衣室、居室】2012年9月10日(月)お家の点検1年目(富山市婦中町I邸)

    Q 引き戸を閉める時にストッパー(ソフトクローザー)が桟から外れてばかりであった。定期点検の返信葉書にも書いていたが、使い勝手が非常に悪かった(笑)
    [脱衣室]
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    まずは、ご不便をおかけしていたことに対して丁重に謝罪。この現象はメーカーの工場の生産ラインで起こった製品(建材)の不良が原因(メーカークレーム)のようでした。
    取替え部品の支給がメーカー側からあったのを報告。後日、メーカーが取替えに伺うことをお約束。
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    [リビング]        [居室]
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  • 【基礎化粧モルタルのヒビ割れ】2012年8月24日(金)お家の点検1年目(富山市K邸)

    基礎の表面にヒビ割れを発見。基礎本体のコンクリート肌を隠す為の化粧モルタルに発生したヒビ割れであり、構造的には問題ないと思われます。
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    ヒビ割れが目立たないように粒子の細かなハイモルタルを上塗りしても良いのですが、補修跡が逆に目立ってしまう事例もあります。お客様と協議の結果、このままの状態で良いことになりました。

  • 【ベンドキャップ/雨垂れ】2012年8月23日(木)お家の点検5年目(富山市Y邸)

    約5年前の雨垂れ防止機能が付いているオシャレなベンドキャップです。ベンドキャップの内側には給気口があります。
    [建物左面/南側]
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    雨垂れ防止機能がありますが、こうして経年変化を見ていると、ベンドキャップと外壁の仕様(模様や素材等)によっても雨垂れが目立ってくる事例があります。
    [建物後面/西側]
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    2年目点検時とは違い、全体的に雨垂れが目立ってきていました。お客様もこの状態は十分承知しておられ、一般的な外壁の塗膜やコーキングの再施工(外装工事)となる約15年目を目安に外壁の仕様を再考されるお考えだそうです。
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  • 【サッシ枠は取替えできる?】2012年8月23日(木)お家の点検5年目(富山市Y邸)

    Q 枠材をアルミから樹脂(熱の伝導率はアルミに比べて約1/1000)に取り替えることはできるのか?内窓は実際に効果があるのか?
    [リビング/南側]
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    内窓を設置すれば、新たに複層サッシの間に空気層ができるので断熱効果がさらに高まります。したがって、樹脂に取り替える必要もなくなるかと思われます。
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    冬の暖房機器はエアコン。冬の間は寝室のサッシ枠に結露が激しく、網戸の枠と開口部の間に小さな黒いカビが発生している状態でした。そこで、冬場は網戸を取り外して結露の拭き掃除をしやすくされているご様子。お客様より「枠だけを樹脂にできないか?」とのご質問があり、様々な形でご提案することをお約束。
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  • 壁クロスの膨らみ】2012年8月23日(木)お家の点検5年目(富山市Y邸)

    Q 下地ボードのジョイント部分の壁クロスが膨らんでいる。夏の時期は膨らみが激しいが、冬になると元に戻っている。
    [2階廊下]        [天井付近]
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    A 現状を確認。下地ボードのつなぎ目(ジョイント部分)で発生したクロスの膨らみとなります。
    お客様は建築関連のお仕事をされている方。季節や天候による湿度変化で下地の木部が伸縮してボードの表面に貼ってあるビニール製の壁クロスが変化することは理解されておられます。
    [真ん中付近]       [廊下付近]
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    クロスの変化は構造上の問題は無いのですが、見栄えが気になることも。今回は5年目点検。もし目立たなくしたいご希望があれば、多少の費用はかかりますが何なりと申し付けて頂くようご提案しました。