点検ブログ

  • 【開き戸の引っ掛かり】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    [2階書斎]
    Q 開閉の際に扉の右上(ホールから見た場合)がドア枠に引っ掛かる。
    A 現状を確認。
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    扉の傾きや奥行きが少し下がる?ように丁番を補正して現状を改善。
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    [2階洋室]
    Q 閉じる際に扉の左上(室内側から見た場合)がドア枠に引っ掛かる。
    A 現状を確認。
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    丁番の固定を緩めるビスを回した後、丁番を微調整して扉の傾きを補正。その後は丁番を固定するビスを締め直して終了です。
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    最後に開閉テストを実施。改善完了です。
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  • 【引き戸の引っ掛かり】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    Q 引き戸の開閉の際に少し重たい感じがする。
    A 現状を確認。サンルームと2階ホールを仕切っている引き戸です。引き戸を閉めていることで二つの部屋(空間)で湿度差が発生して、少し反った状態になったものと思われます。サンルームでは洗濯物を乾かすことで水蒸気量が増加して湿度が高くなる傾向があります。
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    まずは向かって左側の扉の上下にある台車のツマミを回して、桟との間がスムーズになるように補正。
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    補正後、開閉の状態を確認。まだ少し引っ掛かりがあったので、次に向かって左右の台車ツマミを調整。
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    最後にお客様に開閉の状態を見て頂き、OKサイン(゚∇^d) グッ!!が出たので改善完了です。
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  • 【結露】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    結露跡を調査。結露跡に発生する小さなカビは見受けられませんでした。
    [リビング]
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    暖房器具はエアコンです。冬場はご家族の健康を考えて加湿器を点けておられたご様子。湿度調節では湿度計も見ながら対処されていたそうですね。
    [エアコン]        [空気清浄機/加湿器は現在収納されています]
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  • 【サッシについて】2012年5月26日(土)お家の点検2年目(富山市S邸)

    サッシの水密性について。雨水の浸入は降雨量よりも風圧力に関係しているそうです。雨水浸入の判断基準では、「サッシ枠を越えて室内に入ってくることであって、サッシ下枠に水が溜まることは室内への浸入とはならない」と書かれています。
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    ちなみに・・
           W-2等級 ・・・240mm/hの降雨で、風速16m/secの風が吹いても雨水浸入しない。
           W-3等級 ・・・240mm/hの降雨で、風速20m/secの風が吹いても雨水浸入しない。
    (アルミサッシの水密性能/http://www.uenishial.com/pro/seinou/suimitu/suimitu00.php)
    (水密性/http://buildingsash.net/tech/pdf/STB0235ASIRYO_03.pdf#search=’W-等級 加圧圧力’)

  • 【雨垂れ確認】2012年5月12日(土)お家の点検1年目(富山市I邸)

    雨垂れ跡を確認。雨や太陽の紫外線の当たり方(お家の向きや軒の出等々)によっても雨垂れ跡は違ってきます。ベンドキャップやサッシ枠に施してある防水コーキングの経年変化等が雨垂れの原因と思われます。お客様宅のサッシの斜め下には雨垂れ防止アイテムが取り付けてあります。分かりますか?
    [建物正面/西側]
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    [建物左面/北側]
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    [建物後面/東側]
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    こうやって様々な点検現場での傾向を見ていると、雨垂れ防止機能付きのベンドキャップ(取り付け位置にも関係)や軒の出の長さ、雨垂れ防止アイテムの取り付け等によって、黒い雨垂れ現象がある程度防げると思われます。

  • 【玄関ドアのストッパー】2012年5月12日(土)お家の点検1年目(富山市I邸)

    玄関ドアの開閉軌道上には床に設置するドアストッパーが無い代わりに、取っ手の先端が当たる外壁にクリアバンパー(涙目)が取り付けてありました。丸く透明なアイテム、分かりますか?
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    間取りの都合もあると思いますが、玄関ドアを閉めた際に床タイルから突き出たドアストッパーが目立たないのでスッキリしています。
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  • 【引き戸の反り】2012年5月12日(土)お家の点検1年目(富山市I邸)

    Q 扉が開けにくくなってきたのは引き戸が反っているせいなのか?
    A 現状を確認。奥の部屋はLDKで手前が脱衣室となっています。
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    引き戸を開けた状態で扉と壁との隙間を見ると、扉の上と下のほうは数ミリで同じ程度でしたが、真ん中に行くにつれて隙間が広くなっていました。脱衣室側(右側)に反っている(膨らんでいる)状態。
    反って隙間が開いた箇所からは「夏場は暖気、冬場は冷気」がLDKに入ってきていたそうです。
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    この扉の「反り」はLDKと脱衣室の湿度差(室温と水蒸気の関係)が原因で、木部の調湿作用によって起こり得る現象のひとつとなっています。お客様と協議の結果、隙間風防止のために広がった隙間部分にモヘヤ(ポリプロピレン製やナイロン製で毛のようなもの)を取り付けることになりました。
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