点検ブログ

  • 【クロスの隙間】9月14日(火) 定期点検1年目(富山市M邸)

    お部屋や階段口のコーナー部分のクロスに隙間が発生する現象です。季節や天候、室内外の湿度変化によって下地材が伸縮することで起こります。
    新築して数年(2年目が目安)は木部の調湿作用が大きく、季節によって隙間が開いたり閉じたりしています。お家の立地や生活スタイル(水蒸気の発生)によっては、必ずしも起こり得る現象とは限らない事例もあります。
    お客様宅の冷暖房機器はエアコン。除湿機能によって室内の湿度が下がり、これにより木部に含まれていた水分が放出され、縮んで隙間が開いたものと思われます。
    [外壁側]
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    [内側]
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    隙間が目立たないように水性アクリル系のコークボンドを充填している様子。はみ出た箇所はタオルで拭き取りしています。
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    お客様によるDIYでも手軽にできますので、これからのメンテナンスの一環としてのマメ知識ですね。
    コークボンドはホームセンターで購入できます。
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    今回は補修しましたが、コークボンドの耐用年数※1(貯蔵安定性/性能が維持する期間)もあり、室内環境(日当りや湿度等)によって変化の現れ方も違ってきますので、再度隙間が開いた時は同じように充填することになります。

    ※1 参考【壁クロス】2009年5月2日(土) 定期点検5年目(射水市M邸)

  • 【クロス】7月12日(月) 定期点検5年目(富山市婦中町T邸)

    Q クロスのヨレがある。
    A 現状を確認。2階階段口の一面に貼ってある壁クロス。下地にはボードが入っており、ジョイント部分が浮き出ているものと思われます。下地材の伸縮でクロスの経年変化(伸縮率の低下)で下地材の動きに追随しにくくなっていることが原因と思われます。
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    2年目点検でも少しですが、盛り上がりが気になる状態でした。
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    また、2階のロフトではクロス同士の間に隙間が発生していました。
    これらの現象は湿度変化による(工法にも左右されますが)下地材の伸縮が原因で起こり得る現象となります。ホームセンターで販売されているコークボンドを購入してDIYで充填して頂くようお願いしました。
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  • 【クロスのキズ】6月21日(月) 定期点検5年目(富山市婦中町D邸)

    Q 家具の移動の際に、傷をつけてしまった(笑)
    A 現状を確認。市販されている同色のコークボンドを充填する事で目立たなくする事がある程度可能です。通常、5年目点検の現場ではDIYをオススメするのですが、今回は砂田(プロ級?)が出来る範囲で傷口を目立たないように補修する事になりました。
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  • 【クロスの隙間】6月19日(土) 定期点検2年目(富山市E邸)

    冷蔵庫が置いてある奥の方のコーナー部分に隙間がありました。
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    前回の1年目点検時で2年目点検のフォローで補修する旨をお伝えしてありましたので、コークボンドを充填して補修しました。隙間が見えなくなったのが分かりますか?
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    また、1年目点検の時に隙間があった箇所は他にもあったのですが、今回の2年目点検では隙間が無い状態。湿度変化による木部の伸縮のようですね。

  • 【天井のクロス】6月5日(土) 定期点検1年目(富山市S邸)

    S様「天井クロスに線が入っているように見えるんです。特に間接照明を付けると分かります。」
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    天井面が大きいので下地材同士のつなぎ部分には念入りにパテを塗っていますが、下地材とクロスの伸縮の関係もあって、つなぎ部分のライン(線)はどうしても出てきてしまいます。さらに間接照明で横から光が当たることで、その線がはっきり見えてしまっている状態でした。
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    また、このオレンジ色の光が一番目立たせてしまう色になっているようです。
    今回は1年目であり、2年目までは下地材(クロスも追随)が動く可能性もあります。2年目点検時に今以上に悪い状態になっているようであれば、クロスの張り替え等も検討しなければと思われます。

  • 【クロスのキズ補修】6月1日(火) 定期点検2年目(富山市H邸)

    Q クロスを自分でキズをつけてしまったんだが、直してもらうことはできるのか?
    A ホームセンターに売られているコークボンドというアイテムで目立たなくすることができます。今回、目立たないように補修していきます。
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    [ビフォー]         [アフター]
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  • 【階段口のクロス】5月13日(木) 定期点検2年目(高岡市H邸)

    階段口横のクロスには高さの半分のところで回り縁が施されていました。
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    お客様(内装屋さん)曰く・・・
    クロスの面積が狭い方が切れ(隙間等)にくいので、このように途中に回り縁を入れておけば、クロスがよれたり、切れたりしにくくなるそうです。そして張り替える時も、上か下のどちらかを張り替えれば済むという経済性も考えた発想に驚きました。デザインもスッキリ見えてステキです☆

  • 【天井クロスの隙間】5月11日(火) 定期点検5年目(富山市N邸)

    Q 天井のクロスの亀裂が気になる。
    A 現状を確認。2年目点検でも指摘があり、全室をコークボンド充填して目立たないように補修した経緯がありました。
    [寝室クローゼット入口]
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    [2階子供室]
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    亀裂が発生するのは「下地材が湿度等で伸縮し、ビニール製のクロスも経年変化で素材自身の伸縮率が低くなっている」という事が原因のようです。構造的には全く問題はないのですが、気になる箇所。
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    亀裂の箇所から隙間風が入ってくる事はありませんが、見栄えを気にされる場合は、市販されている水性アクリル系のコークボンドを購入し、DIYで充填して頂くようお勧めしました。