そこでコークボンドを該当箇所に充填して指でなぞり、目立たないように補修しました。
また、天井のジョイント部分にクロスの隙間が目立っていました。年月の経過とともにクロスが経年変化(劣化等による伸縮性の低下/硬化)して、下地材の動きに追随できなくなってきたものと思われます。
補修後、かなり隙間が目立たなくなりました。
今回の5年目点検でも、これといった異常はありませんでした。
ただ、5年目ともなると、庇の無いデザインのお家では外壁面の汚れが気になってきます。
点検現場では知人のお家での現象と比較して、「どうして我が家は?」と質問されることもあります。
同じお家であっても、お家の外観デザインや屋根形状、外壁仕様、立地や周辺環境等々の違いがあり、全く同じ条件のお家はありませんが、建てた後のメンテナンス次第(メンテナンスし始める時期がとても大事)によっては、見た目(汚れ落とし)や部材が長持ちする傾向もあります。
また、内部では生活スタイル(水蒸気の発生等)や使用頻度や使い勝手等によっても、メンテナンスの頻度は変わってきます。
そこで、これまでの定期点検を振り返ってお家の中でのメンテナンス道具を考えてみました。DIYするにあたっての必需品と思われます☆
①ドライバー(ノブやラッチ受け、丁番の調整等)
②六角レンチ(丁番の調整)お引渡し時に附属品が多いと思います。
③コークボンド(クロスの隙間に充填)色の違いもあります。
④タオル(コークボンドやCRCの拭き取り)
⑤CRC・潤滑油(丁番の異音等)
⑥潤滑パウダー(潤滑油と違ってホコリが付きにくい)鍵穴等
⑦6尺程度の脚立
さらに汚れ落とし、もっと楽に・便利に♪を追求していくと、挙げればキリがありませんが、まだまだいっぱいありますよね☆
新築ならではの、起こり得る現象に対処している点検スタッフたち。
点検表に当日の現象等を書き綴っている様子です。
ひとつひとつ、当日の点検箇所を具体的に説明し、補修すべき箇所・指摘事項があれば「原因と対処」をお答えし、お客様カルテに記録として綴られます。
お家の部材が長持ちする方法。今後のお客様によるメンテナンスがあるか否かで、補修時の費用負担が変わってきます。
メンテナンスでは、ドライバーとCRC(潤滑油)コークボンド(色は多種)、等があればDIYでの補修が可能となります。ドライバーは開き戸の丁番や引き戸のツマミを調整、CRCは開き戸の丁番の滑り具合やサッシの開閉時の摩擦を解消、コークボンドはクロスの隙間を埋めて目立たないようにしてくれます。
日用大工の延長でもう少し極めるとすれば・・・まだまだ様々な小物がありますので、点検スタッフに聞いてみるのも良いかも~♪お家への愛着がますます深まります♪♪
点検を実施。自然環境の影響により釘が少し浮いていました。そこで、ハンマーで増し打ちを実施。
応急処置をする為に工具を用意。コーキングとガン(コーキングを押し出す)です。
ガンにコーキングをはめ込んで使用する方法を点検スタッフに披露。屋根上で患部の周囲にテープを貼っています。
患部に照準を定めてコーキングガンの引き金を引いて注入。山になったコーキングをヘラで平らにしています。
余分なコーキングはヘラで取り除き、雑巾で拭き取りながら慎重に施工しています。最後はお客様へお見せする為にデジカメで仕上がりを撮影します。
小林に補修道具一式を長ハシゴに上って持ってきてもらい、コーキングで応急処置を実施。
下屋の屋根だったので、ついついヘルメットをかぶるの、忘れていました(汗)
お客様にも長ハシゴに上って補修後の状態を見て頂きました。キズの原因は豪雪の時に屋根に積もった雪を除雪する際にスコップを引っ掛けたとの事。今後は注意して除雪して頂くようお願いしました。