点検ブログ

  • 【トイレの床】12月18日(木) 定期点検5年目(富山市T邸)

    トイレの床は木製仕様。梅雨から夏場(高温多湿の時期)にかけては、便器に結露が発生しやすくなります。結露水が便器の底部(床材との接合部分)に溜まったまま放置(拭き掃除等をしていない)していると、床材が黒ずむこともありますので注意が必要です。今回は特に異常なし。
    06_T_トイレ_0106_T_トイレ_02

    (参考/2008年10月16日射水市N邸5年目点検、トイレの床)
    (参考/2008年3月26日富山市婦中町Y邸2年目点検、メンテナンス)

  • 【床鳴り】12月13日(土) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機(蓄暖)の前の床で、冬の時期に床鳴りがするが、夏には鳴らなくなる。
    A 装置の重さや吹き付ける温風が影響していると思われます。
    05_Y_床鳴り_01

    床の構造は、根太と大引が十字に入っている上に畳1枚と同じ大きさの合板(床下地材)を貼り付けてあり、その上にフローリングが施してあります。
    フローリングと合板はピッタリと貼り付いているわけではなく、今回の現象は根太と合板を留めている釘と合板が擦れている音かもしれないと推定。

    床下調査の結果、釘と合板が擦れているようでした。そこで、床下からビスで釘が打たれている部分に補強を施し、床鳴りを改善しました。
    05_Y_床鳴り_02

    床下では横窪が補強作業を実施中、営業の橋爪は掃除機をお借りしてキレイにお掃除。

  • 【床の色(リビング)】12月13日(土) 定期点検2年目(富山市T邸)

    Q 床が2列程度、変色している。
    A 現状を確認。南側の面です。写真映りが悪いので分かりにくいかもしれませんが、日当り(太陽の紫外線)が強い為に起こり得る現象(※1)と思われます。
    05_T_床_0105_T_床_02

    ※1 太陽光の紫外線の影響(太陽焼け)が受けやすい南側や西側。床や家具、畳にまで悪影響を及ぼしますね。ネットで探しているとUVカット機能が付いているカーテンもあるようです。
    冷暖房の効きも上がるので節電効果もあるとか。
    (参考/カーテンスタイルhttp://www.curtain83.com/kinou.htmlより抜粋)
    また、畳の場合だと、裏返しや表替えを行なったり、経済性を考えると新聞紙を敷くのも良いと思われます。

  • 【開き戸の擦れ】12月11日(木) 定期点検1年目(富山市H邸)

    Q リビングのドアが床に擦れている。
    A 現状を確認。室内や床下の湿度変化による木部の伸縮でドアと床材との隙間が狭くなり、戸先が擦れているものと思われます。今回は、同行して頂いた光陽トーヨー住器㈱(建材屋)さんで丁番の調整(上下、奥行き)を施し、スムーズに開閉できるようにしました。
    02_H_開き戸_0102_H_開き戸_02

    お客様宅の床は無垢材です。一般家庭に多い複合フローリング(※1)と比較すると、無垢独特の特徴(厚さ15mm、自然素材、湿度による伸縮等)が影響しているものと思われます。

    ※1 天然板を薄くスライスした表面材を耐水合板等に貼り合わせた床材。合板の床材とも言われます。

  • 【床鳴り】12月10日(水) 定期点検2年目(富山市婦中町A邸)

    Q 以前、リビングとダイニングの境目で床鳴りがあったが、どこで鳴ってたのか忘れてしまった(笑)
    A 現状を確認。床下に入って床材を支えている鋼製束を一つずつ検査。特に緩んでいる(木部との隙間等)箇所はありませんでした。
    04_A_床鳴り_01

    湿度の変化(季節や天候等)による床材の伸縮が原因と思われます。
    木材には周囲の湿度が高いと吸湿し、逆の場合は放出するという調湿効果があります。湿度が高い季節や日には湿気を内部に溜めて膨張し、床鳴りは起きにくい状態。一方、乾燥する季節や日になると湿気を外部に放出するので収縮し、隙間が出てくることで床鳴りが発生しやすくなるようですね。

  • 【床鳴り】12月6日(土) 定期点検1年目(富山市S邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機の前で床鳴りが気になる。
    A 現状を確認。床の素材は天然の無垢仕様。無垢の場合は特に季節(外気である床下)の湿度や室内(冷暖房と調理等)の湿度変化等で伸縮します。
    04_S_床鳴り_01

    今回の事例では、床材に蓄熱式電気暖房機の温風が直接当たることで、部分的な過乾燥となります。
    そして、木部の湿気が放出されることで、床下で床を支えている鋼製束との間に隙間が発生し、それが床鳴りになっていると思われます。後日、床下に入って鋼製束で調整する事をお約束。

  • 【床材】11月17日(月) 定期点検5年目(富山市K邸)

    Q 夏場には床鳴りがする。前に一度見てもらったことがあったが・・・。
    A リビングは、無垢フローリングです。木材の特徴である、季節(床下の外気)と生活スタイル(水蒸気の発生等)との湿度変化等によって、木材が伸び縮みし、床を支える木材や鋼製束との間に隙間等が発生します。ここに体重がかかることで床鳴りやキシミが発生するようですね。
    (参考/2008年3月25日入善町U邸1年目点検、床のキシミ)
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    床鳴りについては、床下に入って鋼製束を増し締めして、状況を改善しました。
    (参考/2008年9月14日富山市婦中町W邸1年目点検、床鳴り)

    リビングの真ん中の部分は家族が一番過ごす場所。ここが一番床鳴りしやすく、一番たわみやすい場所のようですね。
    04_K_床材_03

    年月が経過しても、無垢の床材(2階も無垢材)は素晴らしいですね。
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    Q でも、キズが付いて困っている。
    A もし、大きなキズが付いたとしても、無垢材の場合は、表面をサンダー(※3)で削って綺麗にする事も出来ます。DIYでは難しい事もありますので、お気軽に弊社へご相談くださいね。
    また、キズ防止には、ウレタン系のワックスを定期的に塗るのも効果的。そしてイスやテーブルの脚の底部に装着するアイテムも数多くあるようですね。
    (参考/2008年7月18日富山市T邸1年目点検、床材)
    (参考/2008年10月21日射水市M邸1年目点検、床材)
    (参考/2008年10月21日富山市S邸2年目点検、キズ防止)

    ※3 紙やすり等を底面に取り付けて、やすり掛けをする工具。スイッチを入れると底面部分が前後に振動して、簡単に木材の表面処理ができるようになっています。

  • 【床のきしみ】11月16日(日) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q 以前にも直してもらった事があったが、季節を問わずに、きしみがしている。
    A 現状を確認。2階の床材は一般的な複合フローリング(※2)です。補修方法として、後日、以前と同様に床上から細い釘(隠し釘)を打って改善する事をお約束。
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    ※2 合板の上に厚さ数ミリの単板が貼ってある複合フローリングの場合、経年変化等で合板内の糊部分に隙間が発生し、そこに体重がかかることで、きしみ音がでるそうです。
    (参考/2008年9月22日砺波市M邸5年目点検、床のきしみ)

  • 【床下収納庫】11月16日(日) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q 取っ手の金具が壊れてしまった。
    A 現状を確認。後日、取り替える事をお約束。
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    Q 収納庫の蓋が開かなくなってきた。
    A 現状を確認。無垢の単層フローリングです。よく見ると蓋の周囲の金具同士に隙間がほとんど無い状態。床材は、床下の湿度(外気/当日は雨)と室内の湿度変化により伸縮を繰り返しています。
    今回の事例では、無垢材が膨張し過ぎていると思われます。後日、金具の内側を削る等を施して改善する事をお約束。
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    無垢材は自然な色合いや感触が魅力的です。お引渡し後、5年が経過していますが、とっても肌触りが良いですね。

    日は変わって後日(11月29日(土))、大工さんと一緒に現場の下見に伺いました。本日は晴れ。
    点検当日の雨天時とは違って湿度が低いせいか、開閉に支障はありませんでした。
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    床下収納庫の蓋を取り出して、改善策の検討中です。無垢の床材同士がぶつかっていますね。
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    当初の予定通り、蓋の周囲の金具を外して、床材の周りを少しずつ削ることになりました。