点検ブログ

  • 【仕切り扉のロック】2011年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市八尾町K邸)

    Q 扉が開けにくくなることがあった。キッチンと仕切り扉の間にはモノを置いてしまったので、通路が塞がってしまった。収納棚に移動する時は「キッチン→リビング→廊下→キッチン→収納」という道順で遠回りしている(笑)
    A 現状を確認。まずは仕切り扉を端っこ(スタート位置)に収納しました。
    05_KK1_仕切り扉のロック_01.jpg05_KK1_仕切り扉のロック_02.jpg

    次に扉が正常に機能(開く)するかどうかを確認しましたが、特に異常はありませんでした。日常的な生活・家事動線は間取り上では考慮されているのですが、途中に障害物(お客様が置いた)があることによって仕切り扉の機能に不思議な点が出てきたようです。
    05_KK1_仕切り扉のロック_03.jpg05_KK1_仕切り扉のロック_04.jpg

    そこで、レールの始点と終点を調べると、始点にはロックできるように金物が取り付けてありました。お客様が知らず知らずのうちに扉を始点にピッタリくっつけることでロックがかかっていた事があるようです。この不思議さ?を改善(ロック用の金物を取り外す)するかどうかの協議では、金物はいつでも取り外せるので、このままの状態で良いことになりました。
    05_KK1_仕切り扉のロック_05.jpg05_KK1_仕切り扉のロック_06.jpg

  • 【お家に住まわれるお客様によるDIYとご感想】2011年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市八尾町K邸)

    今回の点検は1年目。「気づきと早期対処」によって、お客様が取説を見ながら・試行錯誤しながら(DIY)ドアの高さ等を見事に改善(ドアが床に擦る現象の回避)された事例がありました。
    14_KK1_お客様DIY_01.jpg14_KK1_お客様DIY_02.jpg

    今回のドアはリビングドアであり、日常的に何度も開閉している箇所。床を傷つけまいとするお客様の強い気持ちがメンテナンスという行動に踏み切れたのだと思います。
    ドアを閉めた状態で右側にある丁番のキャップを外してドライバーで回すと、ドアが少しずつ上に動きます。イキナリ上がる訳ではないので、ドアの底部に左手の指をちょっと入れて指先感覚で右手に持っているドライバーを回すやり方が良いと思われます。
    14_KK1_お客様DIY_03.jpg14_KK1_お客様DIY_04.jpg

    また、換気計画についてお客様からの指摘がありました。外気を取り込む給気口(各部屋に設置)から空気を入れる為、階段口の上のほうに(換気計画によって設置場所が違う場合もある)換気扇(室内の空気を排出)が常時動いています。
    14_KK1_お客様DIY_05.jpg14_KK1_お客様DIY_06.jpg

    その換気扇のお掃除をする場合、階段の踊り場に脚の長い脚立を置かなければ換気扇に届かないと思われます・・・(汗)でも、頻繁にお掃除することはないので、気になった時は弊社スタッフに問い合わせて頂くようお願いしました。
    14_KK1_お客様DIY_07.jpg14_KK1_お客様DIY_08.jpg14_KK1_お客様DIY_09.jpg

    これは違う場所(2階書斎)の開き戸を調整している様子です。
    14_KK1_お客様DIY_10.jpg14_KK1_お客様DIY_11.jpg

    これは引き戸を調整している様子。引き戸の側面(下のほう)にある穴が開いている箇所が扉の傾きと高さを調整できる部分で、ドライバーを差し込んで回転させます。
    14_KK1_お客様DIY_12.jpg14_KK1_お客様DIY_13.jpg

    以上が開き戸や引き戸の調整方法です。今回のお客様DIYはリビングドアからのスタートでした。今回の開閉調整をキッカケにして、日常的に使われる他の箇所のメンテナンスが少しでも習慣化すれば良いなぁと、陰ながら見守り続ける点検スタッフでした。

  • 【サッシの開錠】2011年10月6日(木)お家の点検5年目(富山市I邸)

    Q 定期点検の案内葉書の返信欄に「キッチン横の小窓が開かない」とメッセージがありました。
    A 現状を確認。
    05_HI5_サッシの開錠_01.jpg05_HI5_サッシの開錠_02.jpg

    砂田の開ける順序は「クレセントを回してロックを外し、窓枠の下部にある防犯ロックを外す」を踏んでいました。いつも通りの開け方なので、知らず知らずのうちに習慣化していますが、お客様は「防犯ロックを外す」ことをウッカリ忘れていたようです。
    05_HI5_サッシの開錠_03.jpg05_HI5_サッシの開錠_04.jpg

    そこで、リビングの窓を例にとって改めて説明。一般的なサッシは「クレセントとサッシ枠の下部に防犯用でロックができる箇所」があり、場所を改めて指差し確認しました。
    05_HI5_サッシの開錠_05.jpg05_HI5_サッシの開錠_06.jpg

    [クレセント]       [防犯ロック] 
    05_HI5_サッシの開錠_07.jpg05_HI5_サッシの開錠_08.jpg

    クレセントは、窓の密閉度を高めて断熱性や防音性を高める目的があります。

  • 【クロスの隙間等】2011年9月15日(木)お家の点検2年目(富山市M邸)

    Q クロスの膨らみやヨレ、隙間等がある。
    A 現状を確認。「下地の木部が湿度変化により伸縮し、それにともなってボードも動くこと。クロスの膨らみは下地がクロスを左右に引っ張った後に縮むこと(クロスの糊が剥がれる)で発生する現象」と説明。後日、クロス補修を実施する事をお約束。
    [リビング/膨らみ]
    06_YM2_クロスの隙間_01.jpg06_YM2_クロスの隙間_02.jpg

    [2階居室他/膨らみ・隙間等]
    06_YM2_クロスの隙間_03.jpg06_YM2_クロスの隙間_04.jpg

    クロスが引っ張られる(下地材に追随)ことで起こる現象です。
    [リビング/隙間]
    06_YM2_クロスの隙間_05.jpg06_YM2_クロスの隙間_06.jpg

    クロスの色や柄を見ると、色付きで模様があるので、コークボンドで目立たないように隙間に充填しても逆に目立ってしまう可能性があります。5年目点検時のクロスの状態を見て判断する事をお約束。
    06_YM2_クロスの隙間_07.jpg06_YM2_クロスの隙間_08.jpg

    クロスの下地であるボード同士の間隔が広がったり狭くなったりしてクロスが追随できずに隙間となって現れてきます。ボードの寸法等をジェスチャーで分かりやすく説明。
    06_YM2_クロスの隙間_09.jpg06_YM2_クロスの隙間_10.jpg

  • 【換気システム】2011年9月15日(木)お家の点検2年目(富山市M邸)

    室内の給気口は全て「開く」の状態。
    [リビング]        [2階居室]
    07_YM2_換気システム_01.jpg07_YM2_換気システム_02.jpg

    換気扇は常時運転の状態です。
    [洗面脱衣室]       [2階ホール]
    07_YM2_換気システム_03.jpg07_YM2_換気システム_04.jpg

    換気システムが常時動いていても大きな空気の流れではないので、窓を開けたりする換気は必要となります。押入れ等は空気が滞留し、よどんでいる状態。普段使わない部屋では少し窓を開けたりして換気する習慣があれば良いと思います。空気がよどんで湿度が上昇すると、劣化が進むようですね。

  • 【床のきしみ】2011年9月15日(木)お家の点検2年目(富山市M邸)

    Q キッチンのほうでミシミシと音がする。
    A 床下点検と合わせて床下で床等を支えている鋼製束を調整し、床鳴り現象が改善されるかを調査することとなりました。
    [キッチン]
    09_YM2_床のきしみ_01.jpg

    点検を実施。床下点検口は和室の畳の下にあります。お客様は床下を始めて見られるご様子で、興味深そうです☆
    09_YM2_床のきしみ_02.jpg09_YM2_床のきしみ_03.jpg09_YM2_床のきしみ_04.jpg

    床下をコロコロに乗って移動中の砂田。
    09_YM2_床のきしみ_05.jpg09_YM2_床のきしみ_06.jpg

    床下の鋼製束を調整(増し締め)しましたが、きしみ現象は改善されませんでした。原因は床の基材やフロアの重なりによる音、または床下を走っている大引等がありますが、床下構造上、鋼製束で支えられない箇所もあります。お客様と協議の結果、現象を理解して頂きました。
    09_YM2_床のきしみ_07.jpg09_YM2_床のきしみ_08.jpg

    Q 床が鳴っている。
    A 現状を確認。1階の場合は床下からの調整も可能ですが、2階の場合は床上から細い釘を打って、ボンド剤を注入する方法となります。補修跡が目立つこともあるので、お客様の理解が必要となります。
    [2階寝室]
    09_YM2_床のきしみ_09.jpg09_YM2_床のきしみ_10.jpg

  • 【リビング階段】2011年9月15日(木)お家の点検2年目(富山市M邸)

    Q 夏の暑い時期はリビングでエアコンを点けているが、なかなか効かないし、冬は2階から冷気がリビングに入ってきて寒い。やっぱり扉があって仕切れる間取りにすれば良かったのか?
    A リビング階段は「オープンで開放的な」間取りです。扉で仕切ってしまうと、閉塞感もあるので、これについてはお客様の好みや感性になると思います。
    10_YM2_リビング階段_01.jpg10_YM2_リビング階段_02.jpg

    手摺りから天井にかけての開きスペースは暖気や冷気が逃げないような工夫をされているご様子。

  • 【結露】2011年9月15日(木)お家の点検2年目(富山市M邸)

    お客様宅での暖房器具はエアコンと電気ストーブ。結露についてお聞きすると、特に無いそうです。サッシ枠の結露跡を検査しても小さなカビは見受けられませんでした。
    14_YM2_結露_01.jpg14_YM2_結露_02.jpg

    また、石油ファンヒーターの場合は「灯油が1ℓ燃焼すると、水分が1ℓ発生すること」を説明し、蓄暖に切り替えられた事例もご紹介。
    石油ファンヒーターは手軽で安価ですが、使用される場合は結露に注意し、結露跡は丁寧にタオルで拭き取って頂くよう(カビ発生の防止)お願いしました。
    14_YM2_結露_03.jpg14_YM2_結露_04.jpg