点検ブログ

  • 3月27日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町Y邸)

    3月27日(木) 定期点検1年目(富山市婦中町Y邸)
    所要時間 14:00~15:00 晴れ
    スタッフ 石丸、橋爪、長澤、川上
    協力業者 同行なし

    【Y邸の特徴】
    洋風の注文住宅のY邸。お客様のこだわりが随所に見られて、とっても素敵。小さいお子さんがいるのに上手く収納とディスプレイをされていらっしゃいました。また、こだわりの床材も年を経るにつれて味が出ており、これからまた伺う楽しみが増えました。

    【水溜り】
    Q 玄関前に水溜りができて、晴れの日でも渇きにくいのは何故?
    A 現状を確認。コンクリートの気温による膨張や収縮で若干の段差が発生したものと思われます。後日、対応する事をお約束。
    01_Y_水溜り_0101_Y_水溜り_02

    【塗り壁のひび割れ】
    Q 外壁の塗装にひび割れを発見。家に雨水が入らないのなら良いのだが・・・
    A 現状を確認。塗装材料と下地材の伸縮率の差によるものと思われます。雨水浸入等の防水等の機能的には全く問題はありませんが、見栄えの面で気になる箇所です。後日、目立たないように補修する事をお約束。
    02_Y_塗り壁のヒビ_0102_Y_塗り壁のヒビ_02

    【天然の床材】
    無垢の床材です。1年が経過して、適度に日に焼けて、優しい色合いになっていました。やっぱり天然の素材は良いですね。奥様も嬉しそうでした♪
    03_Y_無垢材_0103_Y_無垢材_02

    【床のキズ】
    奥様曰く「引越し当初は、子供が床にキズをつけるんじゃないかと、とっても心配でした」との事。でも今となってみれば「キズつけないように」から「仕方がない」に変わると回想(笑)
    富山市婦中町のF邸やT邸もそうでした。元気なお子様の笑顔、かわいいですね♪
    04_Y_床のキズ_01

    【特徴1】
    R型の腰壁は職人泣かせの施工みたいです(笑)
    05_Y_施工の特徴_0105_Y_施工の特徴_02

    【特徴2】
    室内の雰囲気(左下は施工中の現場)です。柔らかさが漂ってきます。
    06_Y_室内の特徴_0106_Y_室内の特徴_02

    【内部の窓】
    Q 窓が開けにくい。
    A 現状を確認。木部の伸縮と金物との摩擦等が原因と思われます。ドライバーで調整しました。
    07_Y_内部の窓_0107_Y_内部の窓_02

    【住み心地アンケート】
    Q その後いかがですか?
    A 訪れる知人にはリビングのヒノキの床や珪藻土の塗り壁が褒められますね。
    08_Y_住み心地A_01

    A リビングは明るくてとても良いけれど、玄関が少し暗く感じます。
    08_Y_住み心地A_0208_Y_住み心地A_03

    【終わりに・・・】
    随所に奥様のこだわりが伝わってきました。やっぱり、使う材料が一つ違っても、室内の空間が結構違うんだなぁ~って感じです☆
    09_Y_終わりに_01

    最後に奥様から質問。
    Q 大きな絵を飾りたいのだけれど、ドコに飾れば良いですか?
    A 30cm毎に5cm幅の下地が入っています。下地のある場所にビスを打てば良いのですが、無い箇所に打つと大きな絵の場合、外れてくる可能性があるので危ないです。
    現場監督は「下地探し」の道具(ホームセンターに売っています)を使いますが、持っていない場合、壁を叩いて調べるようですね。う~ん・・・私にも出来るかしら・・・?(笑)
    09_Y_終わりに_0209_Y_終わりに_03

  • 3月26日(水) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)

    3月26日(水) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)
    所要時間 10:00~11:05 曇り
    スタッフ 砂田、橋爪、渡辺
    協力業者 光陽トーヨー住器㈱

    【Y邸の特徴】
    輸入部材をふんだんに使ってあるY邸。とっても欧風の雰囲気が漂っています。ご主人が施工された花壇、デッキ、色々とご家族で「Y様らしさ♪」を追及していらっしゃるようでした。

    【外壁のキズ】
    外壁にキズを発見。キズ跡と汚れを見るとお客様が何か鉄製の物をぶつけて、残った鉄分が自然環境で酸化したものと思われます。
    01_Y_外壁_0101_Y_外壁_02

    下図は、外壁に打ち込んである釘です。釘の頭にも塗装が施してあり、自然環境による酸化を防いでいます。
    01_Y_外壁_03

    ご主人がDIY(Do It Yourself)でデッキを製作しておられました。「完成はいつになることやら?」と奥様のつぶやきが冗談めいていて、とっても楽しいご夫婦♪
    02_Y_外構_01

    お客様が施工された花壇。ステキです!私にはこのようなセンスは無いのですが・・・(恥)
    季節の花々が私達スタッフの心を癒してくれました。花壇の周りには瓦チップ。普通の砂利とは全く異なる独特の雰囲気が醸し出されていますね。
    02_Y_外構_0202_Y_外構_03

    【小屋裏点検】
    弊社の点検項目となっている断熱材の再敷き詰め、金物のレンチでの増し締めを実施しました。
    03_Y_小屋裏_0103_Y_小屋裏_02

    【床鳴り】
    Q 現在は、床鳴り(床暖房による)がありますか?
    A 今はないですよ。床暖房は経済性を考えて使わず、石油ファンヒーターを利用しています。
    04_Y_床鳴り

    【結露1】
    暖房機器は石油ファンヒーター(※1)、調理器機はIHで5人家族。サッシ素材は樹脂(※2)です。特に結露跡は無かったように思われます。
    05_Y_結露_0105_Y_結露_02

    ※1 灯油1ℓを燃焼した場合、1ℓの水分が発散(結露の原因)します。室内の加湿の必要性はありませんが、多量の酸素を消費するので、十分な換気には注意しましょう。
    ※2 樹脂の熱伝導率はアルミの約1/1000です。熱伝導率の高い金属製のアルミの場合は、外気温が低くなれば、室内側のアルミ(但し製品仕様により異なる)も冷たくなりますが、熱伝導率が低い樹脂は極端には冷たくなったりせず、結露の発生も低くなっています。

    【結露2】
    今回の点検は2年目。一般的に結露の発生は冬特有と考え気味ですが、夏にも起こる現象みたいです。
    冬の場合は、知っての通り、家の中は暖かくて外が低温の状態。断熱性の低い窓や暖房していない部屋の壁に暖房の暖かくて多湿な空気がぶつかって結露します。
    05_Y_結露_0305_Y_結露_04

    夏(梅雨も含む)の場合、高温で多湿な状態。この空気が家の中の冷たい部分に触れれば結露します。
    冷えた飲み物を飲む際にグラスの表面に水分が付着する事がありますね。これが結露です。

    【メンテナンス】
    ほかに室内で冷たい場所と考えると・・・トイレになります。便器の素材は陶器なので表面は非常に冷たく結露が発生し易い箇所です。
    特に便器の底の丸みをおびた部分と床の隙間は、拭き掃除が難しい場所。この隙間に結露水が溜まる可能性が高く、トイレカーペット(仕様により異なる)を敷くと通気性を損ねる原因にもなります。
    また、日常の拭き掃除(メンテナンス)の副作用(水分の付着/結露と同じ状態)もあります。
    06_Y_メンテ_0106_Y_メンテ_02

    今回の事例は、木製の床材。換気扇を回す事は、臭いを排出する目的もありますが、結露防止にも役立っています。
    トイレの床材により、メンテナンス方法が異なってきます。ビニール製の床材(クッションフロア)でしたら水分に強いので変色の心配はないのですが、木製の床材の場合は特に水分への配慮が必要です。
    水やアンモニアによる木材の黒変を防止する方法として、DIYでウレタン塗料がお勧めです。
    06_Y_メンテ_03

    速乾性(乾燥時間は気温25度で1時間)があり、キズにも強い商品。価格は1500円程度です。

    【終わりに・・・】
    新築の感激・感動をいつまでも・・・。建てた後が「本当のおつきあい」の始まりである工務店。
    住まいのドクターとして、予防医学のようなメンテ指導を、定期点検を通じてお客様と一緒(DIY)に考えていきたいです。
    07_Y_終わりに_0107_Y_終わりに_02

  • 2月3日(日) 定期点検2年目(富山市S邸)

    2月3日(日) 定期点検2年目(富山市S邸)
    所要時間 15:00~15:54 雨
    スタッフ 石丸、坪島、長澤、渡辺
    協力業者 同行なし

    【S邸の特徴】
    赤みを帯びた茶色の落ち着いた雰囲気が漂うSさま邸。お子様も伸び伸びと育っておられるご様子。
    ご家族の健康も考えて、湿度計で湿度をチェックされていらっしゃる所は、実は家にも優しいのです。
    また、家のメンテナンスもご主人がある程度のことはされるという、家にも家族にも優しい家庭です。

    【タイルの割れ】
    タイルの割れが1箇所ありました。グレーチング(鋼材を格子状に組んだ溝蓋)を持ち上げて状態を詳細に確認。車のタイヤがタイルのアンバランスな箇所に踏み込んだ圧力で割れたものと思われます。
    グレーチングの底には厚さ3mmのゴムパッキンが施してはありますが、後日、原因を追究し、再発防止に努める事をお約束。
    01_S_タイル101_S_タイル2

    【目地の埋め】
    1年目点検の際に指摘のあった目地の隙間。当時は、外で対応できる補修作業であった為、ご主人が補修現場に立ち会えていなかったという話。そこで、補修後の状態をお客様と一緒に確認しました。
    02_S_目地

    【基礎の表面】
    車庫の基礎部分の表面(厚さ5㎜)の仕上げモルタル部分にクラック(ヒビ割れ)を発見。お客様は雨の浸入を心配されていましたが、仕上げ部分だけというスタッフの説明に理解・納得、そして安堵されたご様子。後日、補修に伺います。
    03_S_基礎

    【リビングの床鳴り】
    Q 以前、床鳴りがあった。
    A 状況を確認。今回は床鳴りの現象が見受けられませんでした。季節(湿度)の変化によるものと説明し、後日、大工と一緒に訪問、床下の床を支える鋼製束の一通りの増し締めを実施する事をお約束。
    04_S_床鳴り

    【引戸の開閉】
    Q 引戸の閉まりが悪いのですが。
    A ドライバーで調整を実施。お客様は自分でメンテ出来る箇所はご自身で試しておられるご様子。
      調整箇所と回し方、引戸の仕組みを説明したところ、熱心に聞き入っておられました。
    05_S_引戸105_S_引戸2

    【クロスのキレ等】
    1階リビングや2階居室で壁クロスのキレ等を発見。お客様は、冬場は大型の天井エアコンをつけておられ、木製の下地材が過乾燥(エアコンの除湿)により、収縮度が強くなっていると思われます。
    後日、専門業者とともに目立たないように補修する事をお約束。
    06_S_クロス106_S_クロス2

    【床鳴り】
    2階の居室でキシミを確認。
    Q 2階の床のキシミ補修はどのような方法で行なうのですか?
    A 1階のように床下に潜って、調整する事は出来ない為、表面から細くて目立たない釘を打ち込む施工となります。この部屋の素材は無垢であり、一般的な床材よりも素材自身の伸縮が季節の湿度の影響で大きくなる性質もあります。
      床材の間も乾燥による収縮が目立っていましたが、自然素材ならでは特徴である事をお客様も知っておられ、部屋の用途が子供部屋でもあり、このままで良いと納得されました。
    07_S_床鳴り107_S_床鳴り2

    【換気システム】
    Q 定期的に掃除をされていますか?
    A 今までに3~4回程度、実際に蓋を外してフィルターも掃除しています。
      掃除の際にOFFにしたまま、ONにする事を忘れていた時があり、でも空気清浄機が空気のよどみを感知したようです。住まわれる方には空気の流れは実感できませんが、機械はちゃんと見ているのですね(笑)
    08_S_換気システム

    【感想等】
    お客様の施工によるロールスクリーン。リビング階段の要望が多いなか、階段口からの冷暖房の逃げが気になることもしばし。他の事例では、階段口にカーテンや引戸を施される方もいらっしゃいます。
    お客様の工夫が光る場所ですね。
    09_S_感想

  • 12月19日(水) 定期点検2年目(富山市T邸)

    12月19日(水) 定期点検2年目(富山市T邸)
    所要時間 13:30~15:00 曇り
    スタッフ 砂田、川上
    協力業者 光陽トーヨー住器㈱

    【T邸の特徴】
    シンプルモダンの「be Living」。お子様がお庭で遊んでいるようで、風船や拾ってきた石等が飾ってありました。至る所に雑誌で掲載されそうな雑貨のディスプレイが同行者の心を奪います。
    とっても可愛いインテリアで素敵な生活を送られているようでした。

    【猫よけ?】
    これは何だろう?何やらデッキの下には金網が張ってありました。不思議だったのでお客様に聞いたところ、野良猫が入ってこないようにしているとの事。お隣さんも近所の野良猫にお困りのようで、外構に砂利を敷いていたのをコンクリートにされたようでした。とてもびっくりです。
    01_T_猫よけ101_T_猫よけ2

    【照明器具のカバー】
    ご主人が単身赴任の為、高所での作業が奥様だけではなかなか難しいご様子。そこで、カバーの外し方を伝授しました。少し回すと簡単に取り外せますね。お手本になって良かったです。
    02_T_照明器具103_T_照明器具

    【白熱灯】
    白熱灯は近いうちに日本では生産しなくなるとラジオから流れていました。
    記事を引用しますと・・・「政府が温暖化対策の一環として、家庭やオフィスの照明で使われる白熱電球について、電力消費が大きくエネルギー利用効率が悪いことから、国内での製造・販売を数年以内に中止する方針を打ち出す見通しとなった」との事。
    白熱灯と蛍光灯の違いと言いますと・・・
    コスト  ・・・ 白熱灯<蛍光灯 ・・・ 蛍光灯のほうが高価。
    寿命   ・・・ 白熱灯<蛍光灯 ・・・ 蛍光灯のほうが長い。
    消費電力 ・・・ 白熱灯>蛍光灯 ・・・ 蛍光灯のほうが経済的。
    03_T_照明器具

    【床鳴り】
    リビングに床鳴りの現象がありました。フロアの下地材がつなぎ目で擦れあっている音であったので、支持材で補強する事となりました。
    04_T_床鳴り

    【カウンターの擦れ】
    Q カウンターの表面の色が剥がれてきた。どうやって補修すれば良いですか?
    A 現状を確認。床の補修材としてホームセンター等で販売されている「かくれんぼ」もありますが、補修跡の艶の良し悪しもある為、気をつけて使ってくださいね。
    05_T_カウンター

    【壁クロス】
    Q 何か汚れている。クロスの内側から出てきたものですか?
    A 現状を確認。クロスの内側のボードからのアク等のシミではなく、単なる汚れである事が判明。
      先ずは消しゴムで擦ってみて、消えないようでしたら、局所的に中性洗剤を使用して下さい。
      キレイに汚れが落ちるようでしたら全体で拭き取ってみて下さい。
    06_T_クロス

    【クロス】
    クロスにキレ等があるのを確認。お客様宅では蓄熱式電気暖房機が採用されています。洗濯物が室内で干せるほどの乾燥と暖かさであり、クロスの下地材の収縮(木部の含水率が低下)が大きくなることが原因と思われます。後日、クロスの隙間等を目立たなくするよう補修する事をお約束。
    07_T_クロス

    【換気システム】
    Q 24時間換気システムの掃除はしていますか?
    A 確か・・・1年前に掃除しました(笑)
    08_T_換気システム1

    それでは、一緒に掃除をしてみましょう。先ずは、蓋を取り外してフィルターを出します。
    08_T_換気システム208_T_換気システム3

    手前のフィルター、そして奥のフィルターを順序良く取り出します。フィルターは、新しい予備のものに交換したり、掃除機で吸い取ったり、水洗いして乾かしても良いのです。
    奥様は掃除機で吸い取っただけでは気がすまなかったらしく、外に出て、黒板消しのようにパンパンと棒でホコリを叩いて落としておられました。
    08_T_換気システム408_T_換気システム5

    【網戸の調整】
    戸車が引っ込んでいたので、調整を施しました。
    09_T_網戸109_T_網戸2

    【デッキ材】
    Q ビスが切れてフカフカになってきた。
    A 現状を確認。デッキ材が強すぎてデッキ材の浮力にビスが負けてしまっていました。再度、ビスを打ち直しました。お子様がこのデッキでよく遊ばれるらしく、風船の割れた残骸が落ちていました。
    10_T_デッキ110_T_デッキ2

    【感想等】
    本当に素敵なお宅。家を大切にし、家族を大事にする心が伝わってきました。私の心が洗われました。
    本日はありがとうございました。
    11_T_感想

  • 12月15日(土) 定期点検1年目(富山市T邸)

    12月15日(土) 定期点検1年目(富山市T邸)
    所要時間 14:00~14:40 雨
    スタッフ 大矢、坪島、長澤、渡辺
    協力業者 同行なし

    【T邸の特徴】
    外観は、弊社のシンプル・モダンで代表される「be Living」の変形型。オール電化のお家で蓄熱式電気暖房機を採用しておられます。冬場でも室内で洗濯物が干せるほど乾燥して良いのですが、小さなお子様がおられ、健康上、過乾燥は良くない事もあり、湿度計を見ながら、加湿器を点けておられました。
    01_T_特徴

    【お客様の施工】
    お引渡し当時は、一面が柵で仕切ってありましたが、やっぱり出入りをしたいとのことでお客様ご自身で出入り口を作っておられ、ちゃ~んと内鍵まで取り付けてあり、お客様の器用さにびっくりしました。
    02_T_お客様施工

    【換気扇の異音】
    お客様から指摘があり、脱衣室にある換気扇を点けると「キュイ~ン」と異音(モーター音?)。
    他の換気扇と比較しましたが、やっぱり他とは異なる音がしました。後日、取替えする事になりました。
    03_T_換気扇

    【クロスの隙間】
    室内の壁クロスの状態を確認。隙間等が数箇所ありました。木製である壁の下地材は季節の湿度変化で伸縮しますが、ビニール製のクロスは変化しない為、双方の動きの差で起こってしまう現象です。
    後日、目立たなくする為にコークボンドで補修する事になりました。
    04_T_クロス104_T_クロス2

    【床鳴り・1階リビング】
    Q 床鳴りがしていた時があった。
    A 今回の点検では、床鳴りの現象が確認されませんでした。床鳴りには、床を踏み込んだ際の音の違いで対処方法が異なってきます。
      お客様のお話と他の点検現場での事例も合わせて考えると、季節や天候での湿度変化が床材(木部)の伸縮を引き起こし、床を支える床下の鋼製束との間に若干の隙間が発生したものと思われます。後日、床鳴りの現象が確認されたら、再度伺う事になりました。
    05_T_床鳴り1

    【床鳴り・2階居室】
    2階の点検の際に入口付近で床鳴りを確認。補修方法は1階のように床下に潜ることができないので、表面から目立たない細い釘を打ち込む事となります。
    05_T_床鳴り2

    【食洗機の異常】
    Q 洗浄中に停止する事があった。エラー表示は特に無し。
    A 現状を確認。洗浄中の機械の停止は開閉ロックを感知しない場合に起こり得る現象であると考えられます。後日、メーカーのサービスに状況を説明し、対処する事にしました。
    06_T_食洗機

    【感想等】
    Q 知人等に自慢する・褒められるところはありますか?
    A リビング階段の引戸です。お洒落で保温効果もありますね。
    07_T_感想

  • 12月1日(土) 定期点検1年目(富山市K邸)

    12月1日(土) 定期点検1年目(富山市K邸)
    所要時間 10:30~11:30 曇り
    スタッフ 大矢、永原、川上
    協力業者 同行なし

    【K邸の特徴】
    弊社の規格住宅の一つ「カスタムハウス」で、ブリックが施してあるものです。広い敷地で、お家を建てられてもまだキャッチボールが出来る位の土地があります。
    奥様の趣味のかわいらしいインテリア、ご主人のお手製のデッキや花壇・・・。工夫して居心地の良い生活空間を創っていらっしゃいました。

    【ドアの調整】
    リビングドアの開閉に若干の支障が感じられました。季節の湿度の変化や使用頻度等に因るものと思われます。丁番をドライバーで調整し、開閉をスムーズにしました。
    01_K_ドア調整101_K_ドア調整2

    ラッチ受けの部分も調整。
    01_K_ドア調整3

    【リビング長戸】
    開閉しにくかったので、ドライバーで調整しました。アルミサッシの場合、陽が良く当たる箇所では膨張が起こりやすくなります。各素材には伸縮・膨張率があるそうで、季節によっては摩擦も発生するようです。
    02_K_リビング長戸102_K_リビング長戸2

    【換気システム】
    換気システムの機械がOFFの状態でした。これから寒い時期に入ります。換気システムが動いていると肌寒く感じる事もありますが、OFFの場合、ダクト内で結露する可能性が高まります。
    暖かい室内空気がダクト内で外気に触れる(一定の湿度を保った空気が急激に冷やされる)と、水滴が生じ、その水滴が溜まって、換気システムから室内に落ちてくる可能性も考えられます。
    お客様には、常に電源をONにして頂くようお願いしました。
    03_K_換気システム1

    【床の傷】
    Q 床に出来た傷を補修する場合、どうすれば良いですか?
    A ホームセンター等で床補修用のかくれんぼを購入し、ご自身で補修する方法があります。または専門業者に補修依頼をされる際には、傷の数(補修箇所)ではなく、補修に要した時間で計算されます。したがって、多くなった頃を見計らって、専門業者へ依頼したほうが効果的・経済的です。
    04_K_床の傷104_K_床の傷2

    【電気スイッチ】
    スイッチプレートの浮きを確認。漏電する可能性もある為、再度固定する事にしました。
    05_K_スイッチ105_K_スイッチ2

    【クロス】
    壁クロスの隙間やキレを発見。持参したコークボンドとローラーで目立たないように補修。
    06_K_クロス106_K_クロス2

    【感想等】
    点検現場で感じる事。お客様は住宅のメンテ方法や用語を知らないのが当然。でもやっぱり、スタッフは、用語を使ってしまい気味。聞いてもよく分からないですよね。
    現在、お客様の立場になって点検を実施していますが、聞いて頂く言葉にも注意しなきゃイケナイって改めて実感しました。本当にごめんなさい。今後は気をつけていきます。
    07_K_感想1

  • 11月27日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)

    11月27日(土) 定期点検2年目(富山市K邸)
    所要時間 10:00~11:20 曇り
    スタッフ 岡野、坪島、長澤、渡辺
    協力業者 同行なし

    【K邸の特徴】
    @home(アットホーム)にも掲載されたこともある、外観にこだわったスタイリッシュなお家。
    玄関前の白く輝くタイルが更に建物を映えさせていました。
    01_K_特徴

    【大型エアコンのメンテ】
    Q エアコンの表示で「フィルター掃除」のメッセージが出ている。掃除の方法を教えて欲しい。
    A お客様と一緒に実演。まずはフィルターの取り外し。
    02_K_エアコン102_K_エアコン2

    掃除機で吸い取り開始。黒い部分が元のフィルターの色。
    02_K_エアコン3

    【クロスの浮き】
    浮きが発生していました。季節の湿度の変化で木製の下地材が伸縮し、ビニール製の壁クロスが追随できない事で起こる現象です。
    この場でローラー等を使って浮きを潰す方法もありましたが、クロスの模様もダメになる可能性があり、1年目点検同様、専門業者を通じて補修する事としました。
    03_K_クロス

    【あの頃の思い出】
    弊社が毎年、その年にお引渡ししたお客様を招待する謝恩会に出席されたお子様へのサンタからのプレゼントが封を開けずにありました。無邪気な子供心にスタッフもホンワカ気分。
    04_K_思い出

    【脱衣室の床】
    Q タイルが汚れているが、これは何ですか?
    A 目視では分からない為、爪で擦ってみると汚れが取れました。原因は分かりませんが、洗剤等をつけて洗う際に下に落ちて、ホコリが付着し、乾燥したものと思われます。
    05_K_脱衣室

    【換気システムのメンテ】
    今回は、汚れたフィルターを洗って乾かす時間が無かったので、予備と交換しました。
    06_K_換気システム106_K_換気システム2

    【トイレの床材】
    木製の床材の場合、耐久性・見栄えはありますが、水には弱いのが欠点です。トイレ内の湿気により、結露が発生し、便器の丸みの部分との間に水滴が溜まり、これが木部を腐食させることもあります。
    また、ビニール製のクッションフロアの場合、水には強いのですが、メンテをしないとカビが付着し、取りにくくなることもありますので、採用される仕様とその後のメンテには注意をしましょう。
    07_K_トイレ

  • 11月21日(水) 定期点検2年目(富山市K邸)

    11月21日(水) 定期点検2年目(富山市K邸)
    所要時間 16:00~16:45 雨
    スタッフ 大矢、坪島、岩見、川上
    協力業者 同行なし

    【K邸の特徴】
    とっても可愛らしいインテリアで、家の中だけではなく、外側にも気を配っていらっしゃいました。
    植栽から何もかもが、さり気なく光っていました。淡いイエローの外壁にブリックが貼ってある「カスタムハウス」。外壁の色や仕様で、同じカスタムでも印象が全く異なります。

    【フェンスの土台】
    Q これはヒビですか?
    A この箇所は、水が流れるように意図的に作られた切れ目なんですよ。ですから、心配しないで下さいね。この言葉で奥様も安心されたご様子。
    01_K_フェンス

    【リビングドア】
    Q ドアがぴったりとくっついていないかも?
    A 現状を確認。お引渡しの頃は、ピッタリと閉まっていたと思います。この現象は、季節の湿度の変化でドアの木部が伸縮した結果、若干隙間が開いたものと思われます。
    02_K_リビングドア102_K_リビングドア2

    ドライバーで調整を実施。
    02_K_リビングドア3

    【換気システム】
    スイッチがOFFの状態であった為、常時ONにしてもらうよう指導。高気密化された住宅で、閉め切った状態であっても換気してくれる仕組みであると説明。
    04_K_換気システム104_K_換気システム2

    【感想】
    お家。一日の生活の拠点。点検現場ではお客様の暖かい家族の姿、そして雰囲気が感じられます。
    お家を大切に考えていらっしゃるのは誰もが一緒。私たちスタッフも同じです。
    これからも、今の状態が長く続くよう、お客様と一緒にメンテナンスを考えていきたいと思います。
    05_K_感想105_K_感想2

  • 11月19日(月) 定期点検1年目(富山市M邸)

    11月19日(月) 定期点検1年目(富山市M邸)
    所要時間 18:00~18:40 晴れ
    スタッフ 石丸、永原、長澤、渡辺
    協力業者 同行なし

    【M邸の特徴】
    外観は六角形のトンガリ屋根でお城みたいなお家。室内に入ると壁はレンガ調をあしらい、2階に上がると青空に白い雲の天井。思わず、中世の世界遺産を巡っているような趣でした。
    外観の色使いでは、弊社の室内や外観が大画面で実体験できる3Dプレゼン(バーチャルハウス)が良かったそうです。

    【巾木の隙間】
    リビングでは、濃い色の巾木にちょっとした隙間がありました。やっぱり木製である為、季節の湿度の変化により伸縮してきます。
    「カッターで塗装の一部を削り落として、マジック等で塗り込むことで目立たなくすることができますよ。」とアドバイス。誰にでもできるプロの技かもしれませんね(笑)
    01_M_巾木

    【脱衣室の引戸】
    開けにくかった為、上部のビスを調整しようとしましたが、
    奥様は「小さな子供が入らないようにわざとビスを調整してあるんです(笑)」
    さすがですね。ちゃ~んとお子様の行動を考えておられますね(笑)
    02_M_引戸

    【虫の侵入】
    Q 虫が入ってくるのはどうしてですか?
    A お家が高気密化されるにつれて、計画換気である外気の通り道(吸排気口や換気扇)を作る必要性が出てきました。風の通り道が虫の侵入経路にもなるのです。
      隣地は空き地で草が生えていますので、予防として、防虫剤を家の近辺に撒くことも必要ですね。
    03_M_虫

    【換気システム】
    Q 換気システムをONにしていると夏場は良いのですが、冬が近づくにつれて廊下が余計に寒く感じ  ます。今も電源はONにしているのですが・・・
    A 寒いからOFFにされるお客様もいらっしゃいます。でも、外の寒気と中の暖気がダクト内で混ざると結露し、これが溜まって機械から水滴となって落ちる(雨漏りと間違われる)可能性もあります。寒いかもしれませんが、ONにしておいて下さいね。
    04_M_換気システム

    【換気システムのメンテ】
    なかなか手の届かない天井に設置してある換気システム。メンテ方法を実演しました。
    取り出してみると・・・フィルターは白くなっており、ホコリが溜まっている様子がよく分かります。
    掃除した後と比較すると一目瞭然ですね。あとは、閉め方のコツを伝授。
    05_M_換気システムメンテ105_M_換気システムメンテ2

    05_M_換気システムメンテ3