点検を実施。キッチンからの排水が通る箇所です。白くラード状に固まった油脂が配管の底に溜まっていました。
そこで、お客様にも現状を見て頂き、ホースの水流で早めに取り除いて(洗浄して)頂くようお願いしました。
ネットで詳しい原理を少し調べてみました。
一般的な台所用洗剤は「洗剤分子が油の固まりが大きい(高分子)状態のまま除去(界面活性剤が油を包み込む)する」ようです。これらが排水されると電子化作用が起こり、洗剤の脂肪酸に包まれた油(洗い物で分解された油)の保護皮膜が裂けて、少しずつ管内にくっついていくそうですね。
参考/BY・FAR Z(バイファーゼット)/http://www.osumi.or.jp/filton/by.farz/by.farz1.htm
そう言えば、中華料理屋さんにアルバイトしていた友人から聞いた話を思い出しました。油汚れが多いお皿を毎日洗っていたそうで、食器類は洗剤でピカピカになるのですが・・・。その洗った後の水(汚水)は排水口を通って大きな枡に一時的に溜まります。蓋を開けると、その枡の中には白いラード状の大きな油の固まりが異臭をともなって浮いている状態。その中を月に一回程度、素手ですくって掃除するのが何ともキツ~イお仕事だったようですね(大汗)