点検ブログ

  • 【コンクリートのヒビ割れ】2011年12月10日(土)お家の点検5年目(富山市T邸)

    ヒビ割れは「コンクリートは圧縮に強く、引っ張りに弱い」特徴があります。お家の基礎の場合は鋼材によって引っ張り側を補強しています。
    以下の画像は基礎本体ではなく、後から施工された土間コンクリートです。
    [建物東側]
    04_TT5_コンクリートのヒビ割れ_01.jpg04_TT5_コンクリートのヒビ割れ_02.jpg

    [建物南側]
    04_TT5_コンクリートのヒビ割れ_03.jpg04_TT5_コンクリートのヒビ割れ_04.jpg

    [開口部周辺]
    04_TT5_コンクリートのヒビ割れ_05.jpg04_TT5_コンクリートのヒビ割れ_06.jpg

    ヒビ割れの原因には「収縮」や「温度」、「複雑性(自己収縮、乾燥収縮、温度応力の複合+・・・)と、ネットで調べると、専門的な言葉が数多く見られ、複雑な要素がいっぱいあるようです(汗)
    自己収縮・・・セメントの水和反応の進行→体積が減少して収縮
    乾燥収縮・・・コンクリート中の水分の蒸発→体積が減少して収縮
    ヒビ割れの可能性(発生確率)を下げることは可能なようですが、ゼロにすることは難しいそうです。

  • 【土間コンのヒビ割れ】2011年11月12日(土)お家の点検1年目(富山市婦中町N邸)

    お家の南側で土間コンが少しヒビ割れしている状態を発見。ポーチ柱の土台と土間の接続箇所(土台を通す穴が開けられている)から外側に向かって小さなヒビ割れが伸びていました。この現象は温度変化によりコンクリートが圧縮・膨張して表面がヒビ割れしたものと思われます。景観上で気になる箇所ですが、構造上の問題はありません。
    お客様との協議の結果、粒子の細かなモルタルを上塗りすると補修跡が目立つこともあり、そのままの状態で良いとのこととなりました。
    04_TN1_土間コンのヒビ割れ_01.jpg04_TN1_土間コンのヒビ割れ_02.jpg

    これは目隠しフェンスを支えているコンクリートの土台。以前、お客様からの指摘があって、小さなヒビ割れ箇所に粒子の細かなモルタルを上塗りした経緯があります。
    04_TN1_土間コンのヒビ割れ_03.jpg04_TN1_土間コンのヒビ割れ_04.jpg

    また、コンクリートの表面にクモの巣のような模様が現れてくることもありますが、今回は特に割れている状態でもないので、起こり得る事例の説明です。
    04_TN1_土間コンのヒビ割れ_05.jpg04_TN1_土間コンのヒビ割れ_06.jpg

  • 【基礎のヒビ割れ】2011年11月3日(祝/木)お家の点検1年目(高岡市M邸)

    お家の南側の面で基礎の表面に施してある化粧モルタルに小さなヒビ割れを発見。この化粧モルタルは厚さ数ミリで基礎の地肌を隠すために塗られているだけなので、構造上は全く問題ありません。
    03_TM1_基礎のヒビ割れ_01.jpg03_TM1_基礎のヒビ割れ_02.jpg03_TM1_基礎のヒビ割れ_03.jpg

    お客様との協議の結果、粒子の細かなモルタルを上塗りしてヒビ割れ箇所を隠すことになりました。後からの施工になるので、逆に補修跡が目立ってしまう事例もありますが、お客様に理解して頂きました。

  • 【コーキング(シーリング)の経年変化】2011年10月18日(火)お家の点検5年目(富山市S邸)

    外壁材同士の間に施工されているコーキングの経年変化です。下地材の木部が湿度変化によって伸縮することで外壁材も追随して動きます。この動きによって外壁材同士の間に隙間が出来ますが、弾力性のある(弾性)コーキングが伸縮して隙間が発生しないようにしています。
    06_KS5_コーキングの経年変化_01.jpg06_KS5_コーキングの経年変化_02.jpg

    太陽の紫外線等の影響で弾性コーキングが次第に劣化(硬化)していくと、ヒビ割れ現象が発生します。その箇所から雨水が進入してきますが、下地には防水シートがあるので直接的には雨漏りにはなりません。ただし、防水シートは紫外線に弱いので早めの改修計画も考える必要があると思われます。
    06_KS5_コーキングの経年変化_03.jpg06_KS5_コーキングの経年変化_04.jpg

  • 【基礎のヒビ割れ】2011年10月16日(日)お家の点検1年目(高岡市福岡町T邸)

    基礎の表面に施されている化粧モルタルに小さなヒビ割れ(ヘアークラック)を発見。この化粧モルタルは厚さ数ミリで基礎の地肌を隠す(キレイに見えるように)ために塗られているだけなので、構造上は全く問題ありません。
    03_ST1_基礎のヒビ割れ_01.jpg03_ST1_基礎のヒビ割れ_02.jpg

    このヒビ割れを隠すのにハイモルタルという粒子の細かな材料で塗ることもあるのですが、施工時期が違っていると補修跡が逆に目立ってしまう事例もあります。お客様との協議の結果、そのままで良いことになりました。

  • 【コンクリートのヒビ割れ】2011年10月16日(日)お家の点検1年目(高岡市福岡町T邸)

    Q コンクリートにヒビ割れがある。
    A 現状を確認。コンクリートの表面で外構側(外側)や建物側(内側)から円形の汚水枡に向かって小さなヒビ割れ(ヘアークラック)が発生していました。温度変化によってコンクリートが収縮・膨張して、汚水枡周辺の表面にヒビ割れとなって現れてきたものと思われます。
    04_ST1_コンクリートのヒビ割れ_01.jpg04_ST1_コンクリートのヒビ割れ_02.jpg

    ヒビ割れを防ぐ一般的な施工では「誘発目地」を入れる方法があります。今回の事例ではヒビ割れが全体(真下)まで及ぶのではなく、表面だけとなっています。このヒビ割れを隠すためにモルタルを塗って補修しても施工時期が違うので逆に目立ってしまう事例を紹介。お客様との協議の結果、そのままで良いことになりました。
    04_ST1_コンクリートのヒビ割れ_03.jpg

  • 【基礎表面のヒビ割れ】2011年10月13日(木)お家の点検1年目(富山市八尾町K邸)

    お家の西側。基礎の表面に施してある厚さ数ミリの化粧モルタルに小さなヒビ割れを発見。
    03_KK1_基礎のヒビ割れ_01.jpg03_KK1_基礎のヒビ割れ_02.jpg

    お客様にも見て頂きました。温度変化による化粧モルタルのヒビ割れ(よく見ないと分からない髪の毛のような細さでヘアークラックと言う)です。構造上には全く問題はありません。目立たないようにハイモルタル(粒子の細かな材料)を上塗り補修すると逆に目立ってしまうこともあるので、お客様との協議の結果、そのままにすることになりました。
    03_KK1_基礎のヒビ割れ_03.jpg03_KK1_基礎のヒビ割れ_04.jpg

  • 【雨樋の下がり】2011年10月6日(木)お家の点検5年目(富山市I邸)

    Q 雨樋が屋根雪の影響で下がってきた。
    A 現状を確認。屋根雪の重み(落下する前の落ちるか落ちないかの溜まり)で雨樋が下がってきたようでした。このまま放置すると、壊れた際に左右の正常な箇所も破損する可能性があります。
    03_HI5_雨樋の下がり_01.jpg03_HI5_雨樋の下がり_02.jpg

    ちなみに室外機がかなり上のほうに取り付けてあるのは雪がかなり高い位置まで積るからです。

    後日、見積書を提示する事をお約束。
    03_HI5_雨樋の下がり_03.jpg03_HI5_雨樋の下がり_04.jpg