Q 寝室の壁に「壁掛けテレビ」を取り付けることは可能か?
A 現状を確認。壁の中には30cm間隔で下地が入っています。下地探し器で下地材がある(ビスが打てる)箇所を探し当てて、取り付け金具を打って頂くようお願いしました。
現在、リビングにあるテレビは20インチ。お子様がテレビに近すぎ(近眼)にならないかと心配されていました。新しく大画面のテレビを購入し、既存のテレビをこの場所に取り付けたいとのご希望です。
ひと通りの点検が終了。本日の点検内容を説明して、お客様からの確認の署名をいただいています。
実際にお住まいになられての率直な感想(住み心地アンケート)を質問形式で砂田が代筆しました。
[こうすれば良かった]
テレビの置く場所が決まっている。リビングのテレビが夏場は逆光で見にくい時(時間帯)があった。
「逆光の影響を軽減」する目的で、上の窓はすりガラスで小さめに取り付けてあることを改めてお伝えして、逆光の時はカーテンを閉めて室内照明をつける等で対処して頂くようお願いしました。
キッチン側のコンセントを減らして、リビング側にもう少し付けたら良かった。
[キッチン側6個]
これまでのお客様アンケートの中で多くの声があるコンセントの数と位置。プラン・工事中はお客様のご希望(家電製品では、既存と購入予定を考慮)に沿った設計士からの提案がありますが、実際に住まわれた後からも購入されることも。どのように配置を分けるのか、難しいところでもあります。
奥のほう(中央)のコンロはあまり使わない。鍋が焦げたから・・・(汗)
ラジエントヒーター※1になっている仕様で、焼き海苔などをあぶる際に使う箇所になっています。今はひと昔前と違ってIH用の土鍋もあり、IHクッキングヒーターの普及につれてIH対応のキッチンツールが数多く販売されています。お料理に関する成功談・失敗談に花が咲きました。
※1 参照(振り鍋可能、パンも焼ける・・・進化した「IHクッキングヒーター」の選び方/http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20090319/1024751/?P=2)
・・・と話が進むうちに、どこかで見覚えのある物を発見。これは平成21年度に開催された弊社の謝恩会(新築や増改築されたお客様をご招待)での記念品でした。
よく見ると、ちょっと違和感。奥様曰く「子供が遊んでいて、その日のうちに支えの部分が折れた(笑)」とのこと。お子様に怪我がなくて良かったとスタッフ一同、胸を撫で下ろしました。
でも、こうして大事に取っておいて頂けると、とっても嬉しさがこみ上げてきますよね~♪
Q 1階のリビングで床鳴りがある。
A 現状を確認。床鳴りの音から判断すると、床下の鋼製束が緩んで鳴っている金属音であると判明。
そこで、床鳴り対処も含めて床下点検を実施。床鳴りの該当箇所とその周辺の鋼製束を増し締めして床鳴り現象を改善しました。
鋼製束は車を持ち上げるジャッキのような役割です。鋼製束が支えている木部は季節や天候での湿度の変化によって伸縮します。空気が乾燥している時には木部に含まれている水分が放出され、収縮(木のヤセ)して鋼製束との間に少し隙間ができます。そこで、増し締めという対処をしています。
過乾燥により、ヒビ割れが生じることもありますが、お家を支える柱等には構造用の集成材が使われているので、全く問題無いと思われます。