点検ブログ

  • 【点検枡】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    [雨水枡]
    雨水枡の点検を実施。
    [建物前面/北西側]    [建物後面/南西側]
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    底部には泥が溜まっていたので定期的に掃除して頂くようお願いしました。今回の10年目点検までは雨水枡に関するメンテ指導等が無かったそうで当時の点検スタッフの配慮が足りなかったようです。
    [建物後面/南東側]
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    [汚水枡]
    点検を実施。白い油脂等が溜まっている状態でした。
    [建物前面/北側/浴室]
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    油脂等が溜まるのは一般家庭で起こり得る現象となっています。
    [建物前面/北側/キッチン等]
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    そこで、お手入れ方法として、塩ビ製の棒とホースを使って効率よく油脂等を流す方法を紹介。お客様は「初めて聞いた」とのことであり、記録を読み返してみると、前回の5年目点検時は積雪のある2月だったことが紹介できなかった原因だと思われます。
    [建物後面/北側/浴室]
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    また、パイプフィニッシュ等の薬剤・洗浄剤は排水口からN字型排水管までの貫通・清掃なので、今回の汚水枡内のお手入れはこのように蓋を開けて手で作業しないとイケナイ・出来ないことを説明、理解して頂きました。
    [建物前面/北側/キッチン等]
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  • 【屋根点検】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    屋根点検を実施。
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    強風等の自然現象によって瓦を留めているスクリュー釘が少し浮いている状態。
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    棟瓦やコーナー瓦をハンマーで増し打ちを実施。スクリュー釘が1ヶ所抜けているところもありました。
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    谷の部分では瓦が1枚割れていました。瓦の取替えとスクリュー釘の新たな施工を提案。後日、見積書を提示することをお約束。
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  • 【外壁のヒビ割れ・動き】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    外壁のジョイント部分に施されている塗装にヒビ割れが発生していました。
    [建物右面/西側]
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    ヒビ割れの周囲がにじんでいる跡がありましたが、透明なシーリング剤を上塗りしたものと思われます。
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    ジョイント部分でのヒビ割れは起こり得る現象のひとつ。外壁材の下地は大きな一枚ものではなく、何枚もつなぎ合わせた施工となっており、湿度変化等で木造住宅である木製の下地が伸縮、同時に外壁材も動くことによって表面の塗り壁調の塗料にも変化が起こってきます。
    [建物後面/南側]
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  • 【床材の色落ち】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    Q 太陽の直射日光が原因なのか、色が白っぽく剥げてきた。
    A 現状を確認。この方角は南側であり、直射日光(紫外線)を遮る建物は少し遠くに立地。日当たり良好な反面、このような弊害もあると思われます。
    [LDK/南側]
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    このような現象は今から改善できるものでもありませんが、お客様からの質問口調から予想すると「どうすれば良かったのか?」と事前に助言が欲しかったものと思われます。これまでの点検スタッフの配慮不足・経験的知識不足に申し訳なく感じました。
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  • 【便座の色が変化】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    Q 便座の色が変わってきたような気がする。
    A 現状を確認。便座には一般にABS樹脂という、一部の洗剤に弱いプラスチックを使用している場合が多く、洗剤の種類によっては便座に影響を与えることがあるそうです。表示の用途に「便座」と明記されている洗剤が良いとのこと。
    [1階トイレ]
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    参考/http://www.kao.com/jp/kajinavi/bathtoilet_03_04.html/花王

  • 【換気システムの運転停止】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    天井取付型の換気システムが停止している状態。機械の運転はお客様の任意ですが、経済性を考えると機械は24時間運転を前提にしている設計であり、一般的な排気だけを目的とした換気扇のように電気代が特別に高くなる訳でもありません。
    [1階]          [2階]
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    機械の運転を止めることで天井にあるダクト内で結露が発生した場合は、ダクトの向きや勾配によっては機械内部から水滴が落ちる事例もありますので、気をつけて頂くようお願いしました。

  • 【お家の10年目点検に感謝】2014年6月21日(土)お家の点検10年目(砺波市N邸)

    わざわざ遠くから来て頂いてありがとうございます。と、お客様から貴重なお礼の言葉を頂きました。
    「あれから10年」・・・1年目、2年目、5年目の定期点検報告書というお客様カルテがあって今がある・・・。お子様が初心者マークを付けて運転されていました。そう考えると、10年という歳月は長いようで短くも感じられます。
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    定期点検が始まる10年以上昔の話。お客様からの苦情・クレームは「現場で現象を見て説明してきなさい!」ということが主流?一般的で対処療法的な発想だったのかもしれません。
    「クレーム」という言い方ではなく、弊社の説明責任を果たしていない・定期的な訪問が無かったことにより(引き渡し時の説明は受けたが)諸問題・不具合等が発生、現場で検証すると使い方・住まい方を誤っていたのが判明したり、知らなかったという事実があったりすること等々、昔々はお家の訪問検査が無いことによってお客様からの不具合等に関する申し出が殺到する事態になっていたと考えられます。
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    また、新築住宅を建築・販売するのは大得意であるが、メンテナンス指導についてはかなりの口下手?であったのかもしれません。説明するタイミングは一体いつなのか?いつだったのか?
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    住まい方に関するお客様への助言があれば防げた?事前に聞いていればそうしなかった?そうした?
    今ではお引渡し時はもちろん、定期点検の場が起こり得る現象を説明するタイミングとなっています。
    部材等が壊れる前のメンテナンス・・・安全運転とは事故の悲惨さを知っているから・・・という例えにも似ていますね。