点検ブログ

  • 【クロスの糊】6月20日(金) 定期点検1年目(富山市八尾町I邸)

    クロスを貼る時の糊が乾ききってオブラートのように垂れ下がっているのを発見。クロスの施工時に付着したと思われます。引渡し時には念入りに確認していますが、分かりにくいのが現状です。
    住んで半年ぐらいの時期になると白く浮き出てくるそうです。乾拭き雑巾等で簡単に落とせますよ。
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  • 【クロス】6月20日(金) 定期点検1年目(富山市八尾町I邸)

    【クロス】
    下地のジョイント部分での浮き等が目立っていました。クロスの変化では建築後の約2年間は木部の伸縮が大きく、ジョイント部分は特に湿度による下地材(木製)とクロス(ビニール製)との伸縮率の差が目立つ箇所です。伸縮度合いが小さくなる2年目点検でクロスを補修する事をお約束。
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  • 【IHクッキングヒーターの仕様説明】6月20日(金) 定期点検1年目(富山市八尾町I邸)

    Q せっかくグレードが高めの器機を購入したのに使われてないのですか?
    A ガスの時分、魚を焼くとギラギラになって掃除するのが大変だったからね(笑)
    IHも・・・って思っているから、魚を焼くと油汚れが染み付いたり、ニオイがロースター内にこもるのが嫌なので、魚焼器を使っています。

    そこで橋爪より器機の説明をさせて頂きました。
    これがご存知の魚を焼く金網と受け皿。この器機は金網と受け皿が取り出せる仕様なのです。
    そして魚を焼くと上部の網の部分から排気されます。
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    焼いた後は、この排気口の中にある通気用の部品と金網、受け皿の3つだけ洗えば良いのです。
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    もし、内部のニオイとか気にされるのでしたら、ここに熱洗浄(ニオイ取り)の機能もあります。
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  • 【暖房機のお掃除】6月20日(金) 定期点検1年目(富山市八尾町I邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機の後ろはどうやって掃除すれば良いのか?例えば、タンスとか冷蔵庫の後ろにはホコリが溜まりやすいよね?箒(ほうき)が入るスペースがあれば良いが・・・
    A 現状を確認。確かに狭い空間です。メーカーからは「省スペースと安全性」が謳われていますが、掃除がしやすいと比較すると難しい課題かもしれませんね。
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    暖房機は間隔が狭くても安全性が保たれています。最近、トラッキング現象(※3)の事例が話題になっていますが、電気暖房機の電源はプラグの抜き差しではなく、専用線で接続されてそうなので安心ですね。
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    ※3 トラッキング現象とは長時間差し込んだままのコンセントやプラグ部分にホコリが積もり、湿気を含むと電気が流れて発熱。更には発火し、火事にもつながる可能性もあります。
       また、虫の死骸も原因になりますので、電気プラグ周りの掃除には特に気を付けましょう。

  • 【お客様の生活スタイル】6月20日(金) 定期点検1年目(富山市八尾町I邸)

    寒い時分の暖房機器は蓄熱式電気暖房機や電気ストーブ、コタツを利用。
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    調理器機はIH。また洗濯物はリビングではなく、サンルームで干しておられます。
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    リビングにて結露跡を確認。サッシの仕様はアルミサッシ。枠のゴム部分に斑点状の黒カビを発見。若干の結露はあったものと思われます。お客様の生活スタイルにもとなう湿度の関係ですね。
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  • 【終わりに・・・】6月20日(金) 定期点検1年目(富山市八尾町I邸)

    食洗機の使用状況を確認したところ、「食器の乾燥だけに使っている。二人だけの生活だし(笑)」と。
    皿洗いは昔ながらのシンクで・・・の感覚。スタッフとの問答では住み始めてからの疑問点等を改めて確認されているご様子でした。
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    建替えの場合、今まで住んでおられた家とを比較するという「お客様の常識」があるようです。
    点検現場での様々な事例を勉強の機会と捉え、もっともっとお客様が満足される、頼りになる工務店、そして点検になるように・・・と強く感じました。本日はお茶をご馳走して頂き、ありがとうございました。
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  • 6月4日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町T邸)

    6月4日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町T邸)
    所要時間 10:00~10:37 晴れ
    スタッフ 石丸、常務、岩見、渡辺
    協力業者 同行なし

    【T邸の特徴】
    大通りから1本はずれた所に建っているT邸。注文住宅で、色んな箇所にこだわりがあります。
    隠れた所にある勝手口は遊び心をくすぐりますし、吹き抜けのリビングには心地良い開放感が漂っていました。

    【お誕生日】
    引越しされて1年目のお誕生日のお花です~♪でも・・・1年目点検の時期が遅くなったので正確には・・・1年ちょっとです(笑)
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    【ポーチの隙間】
    Q 隙間が開いてきました。
    A 現状を確認。「宿命」とも言われている、コンクリートの気温による膨張や伸縮による隙間です。
    強度には全く影響無いのですが、見栄えが気になるご様子。目立たないように補修する事をお約束。
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    【虫】
    お家の後ろ側での出来事。
    Q 虫が多いですね。こんな風に・・・
    A 現状を確認。たくさんの蚊の死骸が網戸に引っ掛かっていました。周囲を見渡すと近くに農業用水、お隣は空き地。小さな虫が発生しやすい環境ですね。
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    【クロスの隙間】
    玄関吹き抜けのクロスの状況を確認。外壁側のコーナー部分に隙間がありました。外壁側は特に木部の伸縮が大きいので起こりやすい現象です。後日、目立たないようにコークボンドで補修する事をお約束。
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    全室のクロスの施工は、天井目透かし仕様となっています。天井と壁との間がキレイに見えますね。
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    【和室の引き戸】
    Q 一時期、両手でも開きにくい頃があった。
    A 現状を確認。
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    リビング(下図の左側)と和室の湿度の違いで起こる木部の伸縮現象であると思われます。お客様宅では冬の間は暖房効率を考えて閉めておられます。リビング側は蓄熱式電気暖房機とエアコンで湿度が低くなり、引き戸の木部が乾燥して縮むことで起こる「反り」、逆に和室側は湿度が高いことによる「伸び」となり、当時は開閉しにくくなったものと考えられます。
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    今回、引き戸の調整を提案しましたが、四季での室内湿度(生活スタイル)の変化が原因である為、みんなで協議。開閉に支障がない今の状態を調整すると、再度不具合が発生する可能性もありますので、2年目点検まで様子を見る事になりました。

    【床鳴り】
    Q ソファの下で床鳴りがします。
    A 現状を確認。四季の湿度の変化が原因で木部とそれを支える床下の鋼製束に若干の隙間が出てきたものと思われます。後日、床下に潜って調整(増し締め)する事をお約束。
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    【トイレドア】
    Q ドアのロックが掛かりにくい。
    A 現状を確認。
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    ラッチ部分を調整しましたが、改善されませんでした。
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    丁番を調整。湿度の変化や使い勝手等でドアが若干傾いていた事が原因でした。ドライバーで調整すると同時に奥様へ改善後の状況確認と簡単なメンテの仕方を説明しました。
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    丁番のキャップを外すと調整できるネジがあります。
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    丁番の傾き調整での注意点。右手でドライバーを使いながら、左手の指をドアの下部の隙間に入れて指先の感触で調整具合を確認すると良いですよ。
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    【キッチンタイル】
    Q キッチンの床はタイルですが、足元は冷たくないですか?
    A 平気です。キッチンって水仕事の場所ですから床に水が落ちますよね?タイル仕様は水を弾いてくれるので、日頃のメンテ(拭き掃除)には重宝していますよ(笑)
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    【換気システムのメンテ】
    取り外す際に内部のバネに注意。
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    フィルターを支えているバネを外し、汚れたフィルターを取り出す。
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    汚れているフィルターを今回は水洗い。他には予備との交換や掃除機で吸い取る方法もあります。
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    濡れた雑巾で内側の汚れを落とし、水洗いしたフィルターと支えのバネを取り付け。
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    【生活スタイルって一体・・・】
    「生活スタイル」という言葉。私なりにちょっと考えてみました。
    室外環境・・・四季の湿度変化で、季節により気温と湿度が変わります。立地にも関係します。特に熱い日はドアが開けにくいとかもありますね。
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    室内環境・・・季節に応じてヒトの手によって気温や湿度を変えています。暑さ・寒さには冷暖房をつけますね。使用する機器の種類(石油ストーブ、エアコン、電気暖房機等)やサッシの断熱性能(アルミ、樹脂、木製)等によっても異なりますが、これらが木部の伸縮を引き起こします。
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    また、毎日の生活習慣では調理機器(ガス、IH)ですね。それと忘れてはならないのは、家族が生活している事です。ヒトは呼吸で水蒸気を放出しています。家族数にもよりますが、一日でペットボトル数本分の水分量になるそうです。びっくりですね。
    あとは・・・ドアを開け閉めする度に室内空気が動いているって事。たまにありますよね。めったに開けない部屋は空気が重い(湿度が高い?)っていうか、ジトッとしている時とか・・・。
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    私も少しはメンテ博士に近づいたかも~♪(笑)