Q ドアの底部が床を擦っている感じがする。
A 現状を確認。ドアの内部にガラスが入っている仕様です。丁番を調整し、ドアの傾きを改善。
お客様へドアの構造や調整方法、そして使用頻度や使い勝手等でガラスが入っている仕様の場合、重みで底部が床に擦れる事もあると説明し、お客様はご納得。
住み始めて5年目。補修が必要な箇所が必ず出てきます。何もしておられなければ、機能的には問題ないのですが、見栄えが悪くなったりもします。
今回の点検現場では、お客様も一緒に現象の検証や補修に立ち会い・参加して頂いて、テラスを掃除したり、ドアの調整方法では、実際にドライバーを持って体験したり、とっても有意義な時間でした。
お家を長持ちさせるには、どうしてもお客様は受身になる傾向が強いですが、勇気を出して参加される事が私達点検スタッフの励ましにもなったりして、今後の「一緒にDIYを考える」気持ちが生まれるのかな、って勝手に考えたりしています。
本日は、約2時間と長かったのですが、お客様の貴重な時間を割いて、最後まで点検現場に参加して頂き、誠にありがとうございました。
10月20日(月) 定期点検5年目(富山市Y邸)
所要時間 9:15~10:50 晴れ
スタッフ 砂田、成瀬、渡辺
協力業者 同行なし
【Y邸の特徴】
結婚式場のような印象を与えるY邸。カーポートにも他にはない仕様にされていて、コダワリを幾つも見つけました。
インテリアも輸入部材をふんだんに使われていたり、スイッチもオシャレなプレートに替えてあったり、外装、内装、インテリア共に総合的にプロデュースされたステキなお家でした☆
Q ヒビ割れはやっぱり出てくるものなのか?
A 湿度変化によるサイディングの下地材が伸縮することで、自然環境(紫外線等)によるジョイント部分のコーキング(弾力性はあるが)が経年変化(劣化等)で切れが発生し、その上の塗装面にヒビ割れが発生しやすくなります。ヒビが入っても下地で防水処理が施してありますので、漏水の心配は無いのですが、景観上で気になると思われます。
お客様がDIYで補修するに当たって、塗料をお譲りする事も考えられましたが、お客様宅の外壁は、塗料に砂を混ぜて吹き付けし、その表面を手塗り感覚で平らにしている2層塗りの施工です。
部分的に補修する場合は、新たな塗装で周囲に合わせる調色(※1)が難しくもあります。
※1 調色は、外壁の塗装面は太陽の紫外線や風雨、ホコリ等によって経年変化等が進んでいる(新築時から比較すると)状態に合わせる事を言います。