点検ブログ

  • 【室内の過乾燥とクロスの変化】3月14日(土) 定期点検5年目(氷見市M邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機(蓄暖)をつけていると、すごく乾燥して目が痛くてしょうがないので、加湿器を使っている。
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    Q 乾燥していたからだと思うが、この間(冬の時期)は和室のクロスが数ミリ開いていた。
    でも、補修を依頼して来てもらう時分になると元通りになっている(笑)・・・とお客様。
    A 現状を確認。室内湿度の変化にともなう、クロス(ビニール製)と下地材(木製)との伸縮の差であると思われます。
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    蓄暖の仕様や使われる時間等によって起こり得る現象は様々ですが、石油ファンヒーター(灯油が燃焼することで水分が発生)のように水蒸気が発生しないのが特徴の一つです。

  • 【クロスの補修】3月14日(土) 定期点検5年目(氷見市M邸)

    下地ボードのジョイント部分のクロスに隙間(室内湿度の変化等による)がありました。
    DIYで対処する場合は、ホームセンター等で市販されている水性アクリル系のコークボンドを使い、該当箇所へ注入して目立たないようにする補修方法となります。
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    接着面を平らにする為には専用ローラーでゴロゴロと押さえつけます。もし手元に無い場合は、コップの側面やラップの芯でも代用できますね。
    (参考/2008年12月18日富山市T邸5年目点検、クロスの剥がれ)

    ここで、似たような事例がありましたので取り上げたいと思います。
    まずは、クロスの専門業者の方です。
    (参考/2006年4月21日富山市婦中町M邸1年目点検、クロス補修より抜粋)

    隙間の部分を指で少しめくります。
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    クロスの裏側にコークボンドを注入し、指で押さえます。
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    患部の表面にコークボンドを指で塗り、スポンジで押さえます。
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    仕上げをローラーで押さえます。
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    補修完了です。
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    次は、弊社の点検スタッフ(砂田)です。
    (参考/2007年10月23日富山市S邸2年目点検、クロス補修より抜粋)

    コーナーに沿って、カッターで切れ目を入れています。
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    切れ目にコークボンドを注入し、タオルで余計に付いたボンドを拭き取ります。
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    職人さんのような手つきが光っています☆

  • 【太陽光発電】3月14日(土) 定期点検5年目(氷見市M邸)

    お客様宅は、屋根全体にソーラーパネルが施してあるお家。
    Q 太陽光発電は月にどれくらいの発電量があるのですか?
    A 4月~11月は月に7|||000円から10|||000円程度の発電量です。ただ、雪が積もると発電量は0円。冬の発電量は4|||000円ぐらい。また、黄砂が降ると、発電量が落ちてしまう(困)
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    太陽光発電では瞬間的な発電に対して、現時点で使っている電気を補って余った場合は電力会社に販売。
    料金明細では「売った分と日常使っている分」とが別々にくるそうですね。
    ただ、発電した電気を貯めておける仕組みが無いので、売り買いする電気単価を比べると・・・
    現在は「使う電気の単価」>「発電する電気の単価」となっているようです。
    初期費用で、約240万円。月1万円の収入の単純計算で約20年。これに節電効果を考慮すると・・・
    専門的に計算しないと難しいですね。

    でも、今後はこの相場が変わっていくようです。
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    2009年2月、経済産業省は初期投資を10年程度で回収できる助成策の導入を発表。具体的には2009年1月から条件付きで1kWp(キロワットピーク:太陽光発電装置の定格出力単位)あたり7万円の補助金を開始。さらに同年2月、固定価格買い取り制度の導入を決定。電力会社が余剰電力を現在の約2倍の価格で10年程度買い取りする事を義務付け。
    (参考/ウィキペディア 太陽光発電http://ja.wikipedia.orgより抜粋)
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    お客様が太陽光発電システムを導入されたのは、約5年前。当時はメンテナンスを考えていなかったので、自分で点検や掃除ができるように階段をつければ良かった、とお客様。
    また、太陽光発電パネルは半永久的に使えますが、配線部分は建物の立地や周辺環境、気候等による経年変化等もありますので、約10年を点検の目安として交換や補修する必要もあるそうですね。

  • 【終わりに・・・】3月14日(土) 定期点検5年目(氷見市M邸)

    今回の点検では、お客様に教わることも多かったような感じでした。地球温暖化対策の一環である太陽光発電。
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    コストの相場は、他の電源の数倍と言われているそうです。でも、世界的には2012年頃になると系統電力よりも安価になるようですね。
    本日も良い勉強になったひと時でした。今後とも弊社、中田工務店を宜しくお願い致します。

  • 3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)
    所要時間 10:32~11:58 曇り
    スタッフ 砂田、永原、長澤、渡辺
    協力業者 同行なし

    【U邸の紹介】
    時の経過を感じさせない、華やかなデザインのU邸。お客様は当時、弊社の「グレースティ展示場をモデルにしたい」と強いご要望。まるでロミオとジュリエットの舞台を彷彿させるような建物です☆
    外構に敷いてある瓦チップ。防犯やエコにも気を配られているご様子。
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    お掃除とメンテナンス。「美しさをいつまでも・・・」とお家に手をかける、西洋スタイルのお客様。
    お家の随所に感じました。

  • 【屋根点検】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    今回の点検では、屋根勾配が高かったので、サンルームからの目視点検を実施。
    屋根材は洋瓦(写っていませんが・汗)と一部AT葺(※1)。特に異常はありませんでした。
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    ※1 葺き上がりラインがソフトで美しく、重厚な雰囲気が特徴です。仕様では、1段式や2段式、3段式とがあります。

  • 【ヒビ割れ】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    基礎の表面に施してある厚さ5mm程度の化粧モルタルにヒビ割れを発見。
    [建物西側]
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    [建物南側]
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    季節の温度変化によるヒビ割れであると思われます。構造的には全く影響がありませんが、美観上、気になる箇所。後日、目立たないように補修する事をお約束。

  • 【雨垂れ】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    破風板の雨垂れ。様々な点検現場で見受けられる現象です。空気中に含まれる汚れ成分(※1)と雨水が混ざって外壁を伝って下に落ちます。外壁の色と比べると破風板の色が白いので、逆に目立っていると思われます。
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    ※1 排気ガスや煤煙等に含まれる油性成分、コーキング材(外壁同士の間に施工)から溶け出す可塑剤(施工後に硬化しても柔軟性を保つ役割)に含まれるシリコン油等々が雨水に混じって外壁に付着。油分で表面が撥水性となり、その表面に空気中の汚れ(ホコリ等)が混ざって、雨垂れが目立ちやすくなるようですね。
    (参考/㈱バイオメンテックhttp://www.bio-mentech.com/html/chemicera.htmlより抜粋)

  • 【ドアストッパー】3月13日(金) 定期点検2年目(入善町U邸)

    Q 風が強い日、ドアが最大(目一杯・めいっぱい)に開いて壁とぶつかり、取っ手にキズがついてしまった。
    A 現状を確認。
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    日常の開閉ではドアクローザーが開閉軌道の半分でいったん止めてくれる仕様となっています。でも、風が強い場合は、風圧の影響でクローザーが効かなくなっていると思われます。
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    後日、床付けのドアストッパーを取り付けして再発防止。取っ手には部分的な塗装を施す事をお約束。