Q 引き戸の開閉が重く感じる。
A 現状を確認。室内湿度による木部の伸縮や使用頻度等で開閉時の摩擦が大きくなったものと思われます。
そこで、調整ネジでドアの傾きや戸車の上下を調整し、現状を改善。
また、バタンと強く閉まらないようにブレーキ部分も調整。いったん部材の左右のビスを緩め、可動状態にして、再度目盛りを合わせて微調整をしました。
Q シーリングファンが汚れている。掃除はどのようにすれば良いのか?
A 現状を確認。キッチンのあるお部屋に施工されている為、調理時に浮遊しているミスト状の油がホコリと結合してできた汚れであると思われます。
お掃除するにはかなりの高さがあるので、日常的なお掃除は非常に難しく、2階の吹き抜け窓からの掃除も考えましたが・・・
2階の吹き抜け窓を開けると、プロペラ部分が油汚れで表面が覆われている状態が分かりました。
手の届く範囲ではなく、本体をたぐり寄せる事も難しく、長いハシゴを上手にかけるか、足場を作る方法が考えられます。
吹き抜けは開放感があり、お客様も魅了される設計です。でも、お掃除が非常に難しくもあり、メンテナンスを考えるとスタッフのフォローが必要な箇所だと思われます。
2月28日現在までの点検現場のご報告です。
1年目点検が164件、2年目点検が140件、5年目点検46件、その他の点検が8件。
思い起こせば2005年7月9日が最初の点検でした。現在は4年と8ヶ月が経過しています。
現場の挨拶を実況中継すると・・・
「こんにちは、中田工務店です」
「今日は5年目点検です。(点検表をお見せしながら)まずは外部から点検をして、次にお家の内部に入ります。日頃、不都合に感じている事や不具合な箇所があれば聞かせてくださいね。」
・・・という感じです。
「これで、今回の5年目点検は終わります」
「今日の点検では(点検表をお見せしながら)玄関の開閉や引き戸の不具合等を調整しました」等々。
「これからの注意事項としては、外壁や屋根等々・・(以下省略)」
・・・とお客様へメンテナンスについて促しています。
最後は・・・
「これはお家のメンテナンスの教科書みたいな冊子で、住まいの管理手帳と言います。あれ?と感じた箇所、困った時に一通り読んで頂ければ対処できると思います。これはプレゼントです。」等々。
中田工務店のお家の定期点検。これからもお客様と一緒にお家の維持管理に努めたいと思います。