Q 基礎の表面にヒビ割れがある。構造は大丈夫なのか?
A 現状を確認。手でコンコンとノックするように叩いて検査しています。音から判断すると、基礎の表面に塗ってある厚さ数ミリの化粧モルタルのヒビ割れでした。
季節や季候の温度変化によって化粧モルタルにヒビ割れが発生したと思われます。構造上は全く問題ないのですが、見た目が気になるご様子。次の2年目点検の際に目立たないように補修する事をお約束。
お客様宅のリビングは「ガイナ(※1)」という珪藻土のような健康に良い素材が使われています。
下地材の湿度変化による伸縮(動き)によって、塗面が動き、隙間が発生したものと思われます。
補修している様子。一般的な内装壁紙のクロス(ビニール製)と違って、コークボンドを充填することで対処は出来ないので、一斗缶(ガンガン、業務用の醤油などが入った大型の缶)に入った塗料(ガイナ)でタッチアップ補修となります。コーナーだけを限定して塗れるようにあらかじめテープを貼っています。
※1 特殊セラミックが配合されている断熱塗料です。一般的な塗料に比べて割高ではありますが、住まわれてからの光熱費が軽減されます。夏の遮熱効果や冬の断熱効果、空気洗浄効果、防音効果、消臭効果(マイナスイオン)、通常塗料よりも2~3倍長持ち(セラミックが含まれることにより、紫外線や自然劣化に強い)等々、様々なメリットがあるようですね。
また、宇宙へ打ち上げるロケットの人工衛星を格納するフェアリングにもこのガイナが使われています。
(参考/ガイナとは/http://www.ecology-com.co.jp/gaina/gaina.htmlやhttp://gaina.ecocoro.biz/)