点検ブログ

  • 【お客様のメンテナンス】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市O邸)

    住まわれて約5年。何も手を掛けなければ、5年目の場合、雨垂れで手の付けようの無い状態になっていると思われます。でも、年数が経過しているとは思えない美しさでした。
    何かの折に、お客様が高圧洗浄機等を使って丁寧に雨垂れを落としている姿を想像すると、お客様の心配りにはスタッフ一同脱帽です。
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  • 【外壁の塗り替え】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市O邸)

    Q 外壁の塗り替えはいつぐらいにすれば良いのか?
    A 塗り壁の場合、コーキングが経年変化等で切れてくることで、ジョイント部分の塗装面にヒビ割れが発生する事がありますが、漏水の心配はありません。ヒビ割れした箇所には、その上から再度色を塗る方法となりますが、周囲との調色が難しくもあります。
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    南面や西日が差す面は、劣化が他の面よりも早いと言われています。その他にも様々な要因がありますが、コーキングが硬くなってしまう10年目が目安と思われます。ただし、全体的に塗り直す場合、足場費用も必要となります。詳しく知りたい方はお気軽に弊社までご連絡くださいね。

  • 【屋根点検】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    屋根に上って瓦の点検を実施。屋根雪が集中する「谷」の部分を中心に検査。特に異常はありませんでした。屋根瓦の状態をデジカメで撮影し、お客様に画像を確認して頂きました。
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    正面側の瓦の表面にコケが付着していました。こすると取れる程度です。北側で日当りが悪いのが原因と思われます。また、雨樋に溜まった土等は雨水に流されて雨水枡に流れ出ますが、排水管や雨樋の詰まりを防ぐことを考えると、気が付いた時に掃除して頂くようにお願いしました。
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  • 【外壁塗装のヒビ割れ】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q ヒビ割れはやっぱり出てくるものなのか?
    A 湿度変化によるサイディングの下地材が伸縮することで、自然環境(紫外線等)によるジョイント部分のコーキング(弾力性はあるが)が経年変化(劣化等)で切れが発生し、その上の塗装面にヒビ割れが発生しやすくなります。ヒビが入っても下地で防水処理が施してありますので、漏水の心配は無いのですが、景観上で気になると思われます。
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    お客様がDIYで補修するに当たって、塗料をお譲りする事も考えられましたが、お客様宅の外壁は、塗料に砂を混ぜて吹き付けし、その表面を手塗り感覚で平らにしている2層塗りの施工です。
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    部分的に補修する場合は、新たな塗装で周囲に合わせる調色(※1)が難しくもあります。

    ※1 調色は、外壁の塗装面は太陽の紫外線や風雨、ホコリ等によって経年変化等が進んでいる(新築時から比較すると)状態に合わせる事を言います。

  • 【汚水枡】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    汚水枡の蓋を順番に開けて現状を確認。ここで、周囲にある円形の蓋について説明。流し台等から排水が流れる時には、空気も一緒に入ってきます。下水の本管までに流れる途中の段階でこの空気を抜かないと排水が逆流する事もあります。そこで、ダブルトラップ(※2)という仕組みで異臭を除去させながら空気を抜いています。
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    ※2 一般家庭の流し台や洗面所等の排水設備配管の途中には、S字型の排水トラップがありますね。下水道の悪臭やガス等が屋内へ侵入するのを防いでいます。また、害虫やネズミ等が入らないようにトラップとしての役割もあります。
    トラップには様々な型があるようで、機会のある時に改めて調べてみたいと思います。

    また、排水枡の深さは下水管に近づくにつれて深くなって、勾配をつけています。
    お客様は「排水の流れ」の仕組みに納得されました。

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  • 【トイレの床】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    床材は無垢の単層フローリングで木製。木製の場合は、耐水性のあるワックスが有効です。便器は梅雨頃から夏場にかけても(冬もそうですが)結露しやすく、結露水が便器底部と床の間に溜まり、床が黒ずむ事例がある事をお伝えすると、お客様はニッコリと聞いておられました。
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    また、換気扇の役割は、臭いを排出すると同時に水蒸気(湿気)も外に出し、湿気対策にもなります。

  • 【開き戸】10月20日(月) 定期点検5年目(富山市Y邸)

    Q ノブが戻らなくなる時がある。
    A 現状を確認。内部のバネの構造が経年変化(使用頻度や使い勝手等)によって、磨耗していると思われます。ノブが正常に戻らなくても、きちんと戻す事が大事。バネが伸びた(ノブを引いた)状態のままにすると戻らなくなってしまう事もあります。
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    戻らない場合、交換が必要となりますが、交換費用を考えると使えるうちは使ったほうが良いですね☆
    なお、費用は、ノブを2基変える必要があり、約1万円になります。
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    Q 季節によって、ドアが引っ掛かる時がある。今は大丈夫であるが・・・
    A 現状を確認。お洒落な輸入ドアです。内部にガラスが入っている仕様の場合、重みでドアの底部が下がってくる事例です。戸先と床とが擦れると考えられる位置を調査。
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    今は乾燥気味の気候。木部に含まれる水分が放出される事でやや縮んでいる時期。底部を目視すると床との間がほとんどない状態でもありました。
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    床は無垢のフローリング。無垢材の特徴として、自然な色合いや感触が魅力的ですが、室内の湿度変化によって伸縮を繰り返し、隙間等が発生します。
    施工では、伸縮を考えて床材の間隔は葉書1枚程度の広さを取っていますが、それぞれの床材ごとに性質も少し違っています。双方が膨張した場合、少し床が浮き上がる事もあります。
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    このドアは3次元丁番のように前後に動かせるタイプではなく、2次元丁番ですので、上下にのみ調整が可能となっています。現状を改善すべく丁番のビスの増し締めを実施。
    今後はDIYでも直せるよう、今回の現象の仕組みと対処方法を丁寧にお伝えしました。
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    左が戸先の部分、右が軸の部分です。