Q この隙間は埋められないのか?
A 現状を確認。気候・天候による湿度変化等によって木部が伸縮し、隙間が開いたり閉じたりすることもありますが、現段階ではそれほど開いていませんでした。
[2階ホール]
自然現象に対して「気になる・気にならない」というのは感性によって異なっていますが、お客様と協議の結果、次の2年目点検で改めて検査して判断して頂くことになりました。
Q お風呂をキレイに掃除しても隅っこはどうしてもカビが発生する。何か良い方法はないのか?カビキラーも使っているが・・・
A お風呂上りの簡単な掃除や水での洗浄、タオル拭き等の方法を紹介。基本的には風呂場はカビが発生しやすい環境なので、いかに発生を抑えるかがポイントになると思われます。
[浴室]
(参考/http://www.ienakama.com/tips/page/?tid=338/お風呂のカビ予防とカビ掃除の方法)
※ カビは空中を舞っている胞子が水分を吸収して発芽、有機物の汚れをエサにして糸状になり、菌糸を伸ばしながら枝分かれして成長します。
【カビ発生の理由】
室温が20~30℃、湿度が80~100%、石鹸や人の垢等のカビの栄養源となるたんぱく質が豊富。
【カビ予防】
A 低温にする
B 乾燥させる
C 栄養源を絶つ
【具体例】
①洗い場や壁に付着しているシャンプーやボディーソープ等を洗面器等で流す ・・・ C
②シャワーで水を壁や床にかける ・・・ A、C
③窓を開けて換気扇(点けっ放しが理想)をつける ・・・ B
④天井や壁、床の水分を拭き取り ・・・ B、C
【予防薬剤等】
①「消毒用エタノール」をスプレーボトル等に入れて、壁面や天井などのカビが発生しやすい場所に
スプレー処理。
②タイルの目地にロウを塗る。撥水効果でカビ発生の予防。
2014年6月24日(火)お家の点検1年目(富山市婦中町M邸)
所要時間 16:55~18:15 晴れ
スタッフ 砂田、中田、中谷、渡辺
【M邸の紹介】
木のぬくもり。木部あらわしのお家仕様。デッキの再生材を除き、外部には無垢材が使われています。
内部の様子。屋根の形を上手に天井に反映させて無垢材を至る所に使われており、住まわれるご家族へ癒し効果バツグンです。完全な「木のお家」にすると、湿気の多い北陸の場合は腐蝕する傾向が強く、メンテナンスにも費用がかかるので、外部は内部と違って木部あらわしの範囲が限定されてきます。
本物の木を室内ではなく屋外に使うことは太陽の紫外線や風雨等の影響による経年劣化等を考えると、お手入れが必要になってくるので少し勇気がいることかもしれません。「木部表し」の経年劣化に対してお客様DIYで安価に抑えるか、費用をかけてでも専門業者に依頼するのか、定期点検というアフター現場を数多く体験していると、「ステキ♪」という直感的な感想よりも「どうやって現状を維持させようか?」という現実味のあることを考えてしまいます・・・(汗)
テラスの板が浮いてしまっている。伸縮等の影響が少ない素材を選んだと思ったが・・・。
[建物後面/南側]
現状を確認。横から見てみると反っている様子が分かります。施工当時の話を聞くと、朝晩の板材の伸縮(反り)が激しかったようでしたが、樹脂木(木材・プラスチック再生複合材)は「木の特徴である調湿機能(反り)」が起こりにくいという特徴があって素材選びをしたキッカケだったようです。
ネジのタイプの違いによって打ち込み固定の強度も異なってくるのか、後日、釘の打つ位置を変えて
改めて固定することをお約束。
(参考/http://www.1128.jp/wood_deck/jyushideck/樹脂木(木材・プラスチック再生複合材)とは)
※ 樹脂と木粉を混ぜて成型した部材です。見た目は木材に似ていますが、半分は樹脂なので耐腐朽性、耐候性に優れています。