トイレ手洗いの水流・水圧を確認。給水バルブの調節は必要ありませんでした。
[1階トイレ]
暖房器具はエアコンや石油ファンヒーターです。リビングでは特に結露跡は見受けられませんでした。
[リビング/南側]
2階居室の小窓の枠周辺が結露化していました。1階の暖かく湿った空気が2階に移動(空気・温度の対流)し、冷たい部分に当たって結露化したものと思われます。
[2階居室]
エアコンは除湿効果がありますが、加湿器や石油ファンヒーターによって室内に水蒸気を放出させていることで湿度が上昇します。ただし、ご家族のお体の健康を考えると、ある程度の湿度は必要です。
今の季節は洗濯物が非常に乾きにくい時期。暖かなLDKで室内干しされるお客様は大勢いらっしゃいます。乾くことで室内水蒸気量が増加(洗濯済みの濡れている衣類から室内に水蒸気が移動)し、室温の低下とともに結露化します。起こり得る現象をあらかじめ知って頂き、定期的な拭き掃除等で将来的なカビ発生を抑えて頂くよう助言。
2013年12月12日(木)お家の点検2年目(富山市Y邸)
所要時間 9:54~11:12 雪
スタッフ 横窪、渡辺
【Y邸の紹介】
1年目に引き続き、2年目(2回目)の公式訪問(定期点検)になります。同じお家・ご家族などに関する記事を書くとなると・・・難しいのですが、とにかく色んな切り口を見つけて書き続けます(笑)
これは洗面脱衣室に貼ってあるエコカラット、そして間接照明で照らされた優しい雰囲気です。住み始めて2年が経過すると、どこのご家庭も毎日の慌ただしい生活の中でふと気に留めることも少なくなってくるのかもしれませんが、この記事を様々な方が読まれて、改めてご自宅の様子を思い起こして頂ければ幸いです。
壁の間接照明を見ていると、オシャレなホールの間接照明でムーディな雰囲気が感じられます。
「明かり」計画。不特定多数の方々が宿泊する大きな施設ではなく、ご家族専用のお家の中でどんな風に光景を移植・縮尺・変換するのか、設計者の腕の見せ所ですね。
階段の踏み桁には滑り止め防止のマット。その中でも無造作に置いてあるマットを発見。お客様に聞いてみると、愛らしいワンちゃんが滑らないように・・・との心配りだったそうです。元気に駆け上がるワンちゃんを見ていると、「なるほど」と頷いちゃいます♪
[雨水枡]
1年目点検後のフォローではお客様からの「カーポートにある雨水枡の周囲(コンクリート)にギザギザな箇所がある」とのご指摘で枠内を削った経緯がありました。今回は車の真下で蓋を開けて内部の検査が出来なかったのですが、外から見る限りですが補正した跡が見受けられました。
[建物正面/南側]
[1年目]
[汚水枡]
汚水枡の点検を実施。白い油脂等が溜まっていました。
[建物右面/東側/キッチン]
そこでホースをお借りして水流で洗浄することになりました。
キッチンのシンク等の排水から油汚れを含んだ洗剤排水が配管を流れる時、温度的・電子的に油分を再放出することで油脂等が溜まる現象があります。外は雪降りで非常に寒かったのですが、起こり得る現象をお客様の目で見て頂いて、今回のような洗浄による定期的なメンテナンスをお願いしました。
Q クロスに隙間がある。
A 現状を確認。色違いのクロスの間が剥がれてきたようです。
[階段口/寝室前]
コークボンドを剥がれた箇所に再度充填、ローラーで均してタオルで拭き仕上げ。
2階ホールから寝室への短い階段は曲がっているので、脚立をバランスよく置くことができません。そこで、脚立の脚の3点は階段桁に置いて、残りの1点は足の甲にしました。非常に痛かったのですが、安全第一ということで・・・(汗)
[2階居室]
コークボンド充填とタオル拭き取り
手際よくコークボンドやタオルを使って目立たないように補修しています。
[クロスのヒビ割れ]
Q 天井のクロスに白い線が出てきた。指で擦ると少しは取れるが、ヒビ割れなのか?
[寝室天井]
現状を確認。下地ボードのジョイント部分(クロスが左右に引っ張られている)であり、タオルで擦るとクロスのヒビ割れが分かる様子。コークボンドで調色しながら補修(一般的にはクリアかホワイトのコークボンド)という方法もありますが、補修跡が逆に目立ってしまうこともあります。お客様との協議の結果、このままの状態を理解して頂きました。
[2階ホールの天井]
[コークボンド充填] [タオルで拭き均し]
[スポンジで拭き仕上げ]