Q 1階のフローリングの継ぎ目が少し膨らんでいるのでは?
A 現状を確認。季節や天候による湿度変化等によって、湿度が高い時期に膨らんでくる現象です。他の点検現場でも同じような事例がありました。部材の不良ではなく木の調湿機能となります。床材同士はサネ(凹凸)で施工されているので、膨らみによって床材が破損することはないと思われます。
[1階洋室]
キッチン周りでは特に不具合等は無かったようです。前回の1年目定期点検時(住み心地アンケート)では「洗う食器の量が少ないと手洗い」、「大勢で食べた時は食洗機」という具合に使い分けされていました。食器の「洗い&拭く・乾かす」という時間の比較になります。「早く片付けて、その時間を違うことに回したい」という気持ちが優先されるみたいですね。
汚れ防止のIHマットや水はね防止のシンクマットです。「機能性」だけを考えるとシンプルさを選びますが、「見た目」が加わるとアレコレと選んで考えちゃいますね♪
鍋蓋置き。朝のNHKおはようニッポンの「まちかど情報室」のコーナーで便利グッズに出てきそう。これは奥様の味方・キッチンスペース有効利用アイテムかも・・・。合言葉「コレでーす♪」
2013年9月18日(水)お家の点検2年目(射水市M邸)
所要時間 10:04~11:49 晴れ
スタッフ 砂田、渡辺
【M邸の紹介/お客様と設計士のデザイン性のコラボ】
無垢の開き戸、ノブはアイアン仕様。ブリックであつらえたR型のアーチ。テレビの背面壁は人造石でナチュラルなイメージが漂っています。
棚へのアイテムの配置や壁への飾り方など、コダワリがあるそうですね。「隙間」という空間にも美しさを感じたり、ぎゅうぎゅう詰めにして隙間を無くする事で賑やかさを演出したり・・・。今回のデザインは見た目を考えた「美しさがあるディスプレイ」を見ているような感覚です。
収納場所の工夫。これは2階ホールで通路の両サイドが収納スペースになっています。小屋裏収納(左下写真の左側)と階段手摺りの壁面のニッチ棚(左下写真の右側)が収納力を大幅にアップさせています。
[階段から見た] [階段を見た]
Q LDK側の引き戸を開閉すると異音がする。
A 現状を確認。3枚引き戸のうち、右側(LDK側)の扉を開ける途中で擦れる音がしていました。全ての扉は同じ形状なので3枚とも入り替えをしてみましたが、現象は変わりませんでした。
[左側は和室/右側はLDK]
扉の傾きに対して補正できるネジや密閉性を高めているモヘヤの位置(出具合)を調整してみました。異音は以前よりは少し小さくなりましたが、扉が少し反っているので完全には改善できませんでした。
お客様に一連の補正作業を説明。冬の間、LDKは蓄暖を点けているので過乾燥状態となっています。仕切り扉を閉め切っていることで「LDKと和室の湿度違いによる扉の反り」が原因と思われます。現象が起こり得ることを今回の定期点検で理解して頂きました。今後の対策として少し扉を開けておいて、LDKと和室の湿度が同じ程度になるように注意して頂くようお願いしました。