点検ブログ

  • 【和室の障子戸】3月18日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町S邸)

    障子戸を閉めた状態で隙間が開いていました。これは業界用語で「チリが合わない」というそうです。
    季節や室内外の湿度変化等による木部の伸縮が原因と思われます。
    07_S_和室の障子戸_0107_S_和室の障子戸_02

    この障子戸は木部の伸縮等による傾きに対して調整できる仕様です。そこで、同行された光陽トーヨー住器㈱さんに調整して頂きました。ありがとうございます。
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  • 【脱衣室】3月18日(水) 定期点検1年目(富山市婦中町S邸)

    この床模様は大衆浴場でよく使われるようで、お風呂場の雰囲気があります。壁は木材をあしらった模様の一般的なクロス、床はクッションフロア仕様です。
    08_S_脱衣室_0108_S_脱衣室_02

    温泉等の雰囲気を大事にする場所では、本物の籐(とう)を使うようですが、そうなってくると維持管理が大変みたいですね。

  • 【紫外線の強さ】3月17日(火) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)

    以前、お客様からの苦情で、水溜りになっている部分のレンガを取り替えた経緯があります。
    原因は水勾配の施工が悪かったものと思われます。
    新しくレンガを並び替えた箇所は、レンガ自身の色が鮮明ですね。色が薄くなっているのは、1年前に施工した部分。太陽の紫外線による変化、お家の様々な箇所に見受けられます。
    03_Y_紫外線_01

    紫外線というのは、とても強力だと見せられた一面です。

  • 【床鳴り】3月17日(火) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)

    Q 床鳴りがする。
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    A 現状を確認すべく、床下に入って床を支えている鋼製束の増し締めを行ないました。
    04_Y_床鳴り_0304_Y_床鳴り_04

    該当箇所の鋼製束を増し締めしましたが、状況は改善されませんでした。
    お客様宅の床材は無垢。蓄熱式電気暖房機(蓄暖)による過乾燥が原因で収縮しているものと思われます。お客様も蓄暖を使い始めた頃から床鳴りが気になるようになったとおっしゃっていました。
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    そこで、蓄暖の使わなくなる時期まで待って、まだ床鳴りがするようでしたら、連絡して頂くことになりました。
    (参考/2009年3月13日入善町U邸2年目点検、床のきしみ)
    (参考/2009年2月12日富山市婦中町I邸1年目点検、床材の隙間、床鳴り)

  • 【建具の調整】3月17日(火) 定期点検2年目(富山市婦中町Y邸)

    Q 以前より重くなったような気がする。
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    A 現状を確認。スタッフの力加減では、重く感じなかったのですが、女性の力ではやや重いようです。そこで、ドライバーで調整ビスを回して少し軽くしました。
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    この木製建具は、室内湿度の変化で伸縮する現象に対応した仕様。調整ネジの役割を説明しました。

  • 【引き戸】3月15日(日) 定期点検2年目(富山市N邸)

    Q 扉の閉まり具合が違うような感じがする。調整して欲しい。
    A 現状を確認。日常の使い勝手や使用頻度等によって、枠の金物のビスが緩んでしまっていました。そこで、インパクトドライバー(※1)を使ってビスの増し締めをして現状を改善。
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    ※1 締め付け用の電動工具。ヘッドの部分でプラスやマイナスを選択して取り付けできる代物。機能は締め付けをしながら内蔵されているハンマーで鉛直方向に力を加えます。
    鉛直とは、重りを糸で吊り下げた時の糸が示す、重力(水平に対して垂直)の方向です。

  • 【室内の過乾燥とクロスの変化】3月14日(土) 定期点検5年目(氷見市M邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機(蓄暖)をつけていると、すごく乾燥して目が痛くてしょうがないので、加湿器を使っている。
    01_M_過乾燥_0101_M_過乾燥_02

    Q 乾燥していたからだと思うが、この間(冬の時期)は和室のクロスが数ミリ開いていた。
    でも、補修を依頼して来てもらう時分になると元通りになっている(笑)・・・とお客様。
    A 現状を確認。室内湿度の変化にともなう、クロス(ビニール製)と下地材(木製)との伸縮の差であると思われます。
    01_M_過乾燥_0301_M_過乾燥_04

    蓄暖の仕様や使われる時間等によって起こり得る現象は様々ですが、石油ファンヒーター(灯油が燃焼することで水分が発生)のように水蒸気が発生しないのが特徴の一つです。

  • 【クロスの補修】3月14日(土) 定期点検5年目(氷見市M邸)

    下地ボードのジョイント部分のクロスに隙間(室内湿度の変化等による)がありました。
    DIYで対処する場合は、ホームセンター等で市販されている水性アクリル系のコークボンドを使い、該当箇所へ注入して目立たないようにする補修方法となります。
    02_M_クロス_0102_M_クロス_02

    接着面を平らにする為には専用ローラーでゴロゴロと押さえつけます。もし手元に無い場合は、コップの側面やラップの芯でも代用できますね。
    (参考/2008年12月18日富山市T邸5年目点検、クロスの剥がれ)

    ここで、似たような事例がありましたので取り上げたいと思います。
    まずは、クロスの専門業者の方です。
    (参考/2006年4月21日富山市婦中町M邸1年目点検、クロス補修より抜粋)

    隙間の部分を指で少しめくります。
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    クロスの裏側にコークボンドを注入し、指で押さえます。
    03_M_クロス_0303_M_クロス_04

    患部の表面にコークボンドを指で塗り、スポンジで押さえます。
    03_M_クロス_0503_M_クロス_06

    仕上げをローラーで押さえます。
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    補修完了です。
    03_M_クロス_0903_M_クロス_10

    次は、弊社の点検スタッフ(砂田)です。
    (参考/2007年10月23日富山市S邸2年目点検、クロス補修より抜粋)

    コーナーに沿って、カッターで切れ目を入れています。
    04_M_クロス_0104_M_クロス_02

    切れ目にコークボンドを注入し、タオルで余計に付いたボンドを拭き取ります。
    04_M_クロス_0304_M_クロス_04

    職人さんのような手つきが光っています☆