点検ブログ

  • 【トイレの床材】2月18日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    床材は木製の複合フローリング。木製の場合は水に強いビニール製のクッションフロアとは異なり、特にメンテナンスが必要です。便器の周囲には結露防止シートが貼ってありましたが、床材の状態を見ると隙間が黒く変色していました。お客様は後悔されているご様子。
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    このような事態を未然に防ぐ方法として、「結露の時期(冬と梅雨~夏)や仕組み、知識、ワックス(耐水性)の役割等々」をお客様が事前に知っておく事が必要、って改めて実感しました。
    (参考/2008年3月26日富山市婦中町Y邸2年目点検、メンテナンス)

  • 【クロス】2月18日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    約3年前(2年目点検)でのコークボンド補修跡です。各部屋の空気(気温や湿度等)の流れによって、経年変化に差があります。
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    クロスは室内湿度の変化等で伸縮します。少し剥がれた場合は、該当箇所をもう少し余計に剥がして、糊付けするほうが良いと思われます。素材はビニールなので、剥がれたまま放置すると元に戻らなくなることもありますので、注意が必要です。
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    仮に隙間が見えてきても景観上の問題で、隙間風が入ってくることはありません。クロスは経年変化等があり半永久的ではないので、模様替え的な感覚で対処することになります。
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  • 【襖】2月18日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    太鼓貼り(縁のない)の襖です。デザインはとても良いのですが、湿度等の変化による木部の伸縮への対応(機能性)が難しい仕様でもあります。
    (参考/2008年11月17日富山市K邸5年目点検、引き戸(襖)の開閉)
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    左側はリビング、右側は和室となっています。部屋毎の湿度差による反りが少し見られました。
    開閉の不具合等は特にありませんでした。
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    (参考/2008年6月4日富山市婦中町T邸1年目点検、和室の引き戸)
    (参考/2008年11月17日富山市K邸5年目点検、引き戸(襖)の開閉)

  • 【薪ストーブその①】2月16日(月) 定期点検1年目(富山市Y邸)

    お客様の念願だった薪ストーブ。燃料となる薪は、お客様ご自身で買いに行ったり、取り寄せしたりされているそうですね。
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    「薪ストーブ」から連想するのは「揺れる炎を見ながら、ロッキングチェア(揺れる椅子)でユラリユラリと編み物や家族が楽しく団らん」や「ワンちゃんと子供さんのお昼寝」等が連想されますね。
    ちょっと西洋かぶれみたいですが・・・(汗)
    遠赤外線や輻射熱が体の芯まであっためてくれそう。

    薪ストーブは本体の中で薪が燃焼するので、室内に水蒸気が発生しない(結露の心配が不要)特徴がありますが、蓄熱式電気暖房機(蓄暖)同様、空気が乾燥(過乾燥?)するので、ご家族の健康を考えると適度な加湿が必要となります。
    また、床材(無垢材)等を事前に選ばれる際には、隙間や反りが発生する事もありますので、注意して下さいね。

  • 【薪ストーブその②】2月16日(月) 定期点検1年目(富山市Y邸)

    薪ストーブの施工では様々な方法があるようです。
    今回ご紹介しますのは関連会社の導入事例で、「V・キャスティングのアンコール(ミドルクラス)」、「2階床抜き煙突」での施工です。お家の真ん中に薪ストーブを置いて、中心的な存在になっています。

    薪ストーブと煙突(1階天井)の納まりの様子。
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    一般的に薪ストーブの煙突設置については「真っすぐ」、「高く」、「棟の近く」がベストと言われているようです。

    2階の床から2階の天井へ突き抜けている様子。煙突は断熱仕様になっています。
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    天井の納まりの様子。
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    炎が見える位置には遠赤外線、本体(鋳物仕様)には燃焼による熱が蓄熱されて、輻射熱(赤外線)が室内へ放射、空気の対流でお家全体が暖まる仕組みになっています。
    熱の伝わり方には「対流」、「伝導」、「輻射(放射)」があります。
    (参考/2008年8月30日富山市I邸2年目点検、蓄熱式電気暖房機の設置)

    また、薪ストーブのほかに巷で話題になっている暖房機としてペレットストーブも人気があるようです。
    機会がありましたら、次回は施工事例等の特集を組んでみたいと思います。
    (参考/2008年10月21日砺波市N邸5年目点検、ペレットストーブ)

  • 【24時間換気システム】2月16日(月) 定期点検1年目(富山市Y邸)

    天井取り付け型の換気システムです。1階、2階ともにONの状態。
    Q お掃除したことはありますか?
    A まだ一度もない・・・ランプが点滅した事があったので、いったんOFFにして再度ONにしたら元に戻った(笑)
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    お客様はリセットされたご様子。ランプの点滅は「お掃除サイン」なので、次回からはお掃除時期のお知らせとして確認されるようにお願いしました。

  • 【コーキングの隙間】2月14日(土) 定期点検2年目(富山市A邸)

    Q 蓄熱式電気暖房機(蓄暖)の上棚と壁面との間のコーキングに隙間がある。
    A 現状を確認。温風による過乾燥の影響で隙間がありました。他の現場での事例も多いことを説明するとお客様はご納得。今回は2年目点検。室内の全ての箇所を検査し、保証対象として補修する事をお約束。補修の時期は蓄暖をつけなくなる春頃になりました。
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    2年目以降に発生する同じ現象には、ホームセンター等でコークボンド(水性アクリル系)を購入して、DIYで補修する事になります。このコークボンドは水に弱いので、水廻りのコーキングについては、防水性の高いものを選んで下さいね。

  • 【引き戸】2月14日(土) 定期点検2年目(富山市A邸)

    リビングと和室を仕切っている引き戸。リビングで蓄暖をつけて閉め切っていた場合、湿度差により木部の反りや傾き等が発生し、開閉しにくくなることもあります。
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    そこで、枠と引き戸の間に隙間が発生した場合は、下部に調整できるネジがあり、回す方向によって引き戸の傾き等が変わることで開閉の不具合は改善できます。
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    実際に調整している状況を過去の資料から見つけました。
    (2007年2月28日富山市T邸2年目点検、引き戸より抜粋)
    Q 和室とリビングの間の引き戸で、閉めた時に隙間が開いている。
    A 現状を確認。ドライバーで調整ネジを回して調整しました。
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    既製の引き戸は、ドライバーで上下・左右に傾きを調整出来るような仕様になっています。お客様へ説明すると納得されました。
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