点検ブログ

  • 【玄関ドア】9月22日(月) 定期点検5年目(砺波市M邸)

    Q ドアノブが緩んでいる。
    A 現状を確認。質感のある輸入木製ドアです。ドライバーで調整してみましたが、改善されませんでした。
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    次にドアノブを外して、構造を再確認。
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    構造を理解し、ビスを上手に調整。
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    Q 鍵が抜けなくなることもある。
    A 現状を確認。鉛筆の芯(黒鉛/2008年2月16日、富山市K邸2年目点検)を鍵に添えて、鍵を鍵穴に抜き差ししながら、激しく十数回前後に動かして現状を改善。
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    ここで、お客様へ鍵を濡らさないようにお願いしました。濡れたままの鍵を使った場合、鍵の内部構造が錆びる可能性があります。
    また、滑りを良くする為にスプレーを用いる方法もありますが、油分にホコリが付着して、鍵が詰まる原因にもなります。
    丁番に少し異音があったので、スプレーを注入して滑りを良くしました。
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    そして、丁番とラッチ受けをドライバーで調整。
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    最後にドアクローザーを調整して完了です。油圧式ですので、ちょっとした回し方でも大きく変わってしまいます。数ミリ単位での調整となります。
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    実は、最初に3~4ミリ回しました。すると・・・「バタ~ン!!」と大音量で強く閉まりました(笑)

  • 【開き戸】9月20日(土) 定期点検5年目(富山市M邸)

    リビングの開き戸。お客様宅のリビングドアは、中にガラスが入っている仕様です。通常のドアとは違い、使用頻度等によって、ガラスの重みでドアが下がることがあります。
    下がった場合、ドアの底部と床とが擦れて、開閉の軌道上の床に傷が付く事例もあるようです。
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    そこで、メンテナンスの方法を説明。下がった場合は、丁番のカバーを外し、左手の指をドアの底部に入れて、指先感覚で上下を確認しながら右手のドライバーで丁番のネジを回してドアの高さを再調整して固定します。(参考2008年6月4日、富山市T邸)
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  • 【結露】9月20日(土) 定期点検5年目(富山市M邸)

    Q 結露が発生していた。以前に原因は石油ファンヒーターと聞いていたので、暖房機器はエアコンに切り替えると、以前よりは良くなった。
    A 現状を確認。アルミ枠の複層(ペア)ガラスです。サッシ枠には、結露吸収テープが貼ってありました。石油ファンヒーターは、灯油を1ℓ使うと約1ℓの水分が発生する為、室内水蒸気の量を増やしてしまいます。
      他に「ヒトの呼吸や調理等」によっても水蒸気が発生しますが、その点、エアコンは除湿もするので、室内の水蒸気量は減少し、結露発生への改善ができます。
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    また、お客様宅は、調理機器はガスとなっていますので、燃焼による水分の発生もあります。

  • 【ベンドキャップ】9月17日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    多くの点検現場を回っているとベンドキャップからの汚れ(※1)も発見されます。
    でも、軒下とかに設置してある場合は、目立たないようですね。たぶん、雨水が当たらない等の理由だと思われます。
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    機械を使って換気する仕組みのお家では、ベンドキッャプに給気口と排気口があると思います。
    給気口は、外の新鮮な空気を室内に取り組む役割。排気口は室内の汚れた空気(ハウスダスト等)を室内の圧力(機械等で給気口から空気が入ることによる)で押し出す口となっています。

    掃除する場合は、室内側(写真はありませんが・・・汗)からになります。脚立を使ってお部屋にある排気口のカバーを外し、排気口のネットをお掃除すると良いそうです。結構、ホコリが溜まっているみたいですよ☆
    もし、外からのお掃除の場合は、2階等は足場が悪いので気をつけてください。また、弊社でも承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。

    ※1 外壁等の汚れの約70%は複合的な都市型汚れだそうです。その多くは、雨水が関係しており、空気中のホコリや排気ガス等の汚れ成分や壁面に溜まった汚れを雨水が巻き込んで壁を伝って流れ出るようです。

  • 【開き戸】9月17日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    Q トイレの窓の鍵がかからない。
    A 現状を確認。ドアの下部にある「スライドするつまみ」が左右に動くのが正常です。
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    ドア全体を調査した結果、つまみだけが不具合であると判明。ドアの仕様を調べて後日、砂田が直す事をお約束。
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  • 【網戸のかたがり】9月17日(水) 定期点検5年目(富山市K邸)

    網戸がかたがって開閉しにくい現状を確認。南側の面に位置してるので、太陽光(直射日光の熱)によるアルミの膨張等が原因と思われます。過去にも富山市K邸の事例がありました。
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    アルミ等の固体は、熱を加えると分子間の距離が増大して膨張するようですね。

    また、網戸の網の素材である塩化ビニル製のネット糸は、線膨張率(参考/2008年4月28日、富山市J邸)が大きいので、季候や太陽等の熱や冷たさで、伸縮率が大きくなり、伸びて緩みやすいようです。

    私の実家は築○十年のお家ですが、網戸が溶けたようにダラ~となったり、近くに果樹園があって、散布される消毒液の付着(化学変化?)や太陽の紫外線でボロボロになったりもしています(泣)

  • 【塗り壁】9月14日(日) 定期点検1年目(富山市婦中町W邸)

    Q 塗り壁ってカラダに良いお家ですか?
    A お客様宅は、全て漆喰をベースに作り上げたロンシャンミュールの塗り壁(物入れを除く)になっています。珪藻土のように樹脂接着剤を含まないので、本当の意味での自然素材。有害性がなく、ビニール製のクロスと違って、「調湿性」「保温性」「吸着性(室内の有害物質)」「遮音性」等々の特徴があります。また、汚れも目立ちにくいようですね。
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